フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2017-11
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パフ★シネマ●『ココデナイドコカ』反響「今ごろゲイ映画?と思ったけど、すごく良かった。この映画には、当事者が見たくなくて目を背けているものが映ってる」



 12月11日(土)にパフスペースで開催された『ココデナイドコカ』上映会。御来場くださった皆さんありがとうございました。上映後には監督の中川あゆみさんと、出演者のリョウさんとのトークを行い、映画が撮影されてから8年後の「今」の視点から振り返ったり、後日談を伺ったりしました。

 僕としては、この映画は観る度に胸に「ずし~ん」と響いてくるものがあるのを感じます。

 トーク終了後の食事会で、お客さんが「今ごろゲイ映画?と思ったけど、すごく良かった。この映画には、当事者が見たくなくて目を背けているものが映ってる」と言ってたのですが、まさにその通り。

 「もうセクシュアル・マイノリティへの差別は(日本では)なくなった」とか、「息苦しさなんて気のせいでしょ?」と言われる度に「そうかもなぁ・・・」と思ったりもするのですが、同時に「じゃあ、僕が毎日生きていて、実際に感じているこの『チクチクした感じ』は無いものにされてしまうのだろうか?。どう説明すれば、伝えることが出来るんだろう」と思うことが多いです。その、『チクチクした感じ』とか『モヤモヤした感じ』が、見事に映像から感じ取ることが出来る。そんな稀有な映画だと思います。

 今回、ご覧になれなかった皆さんも、機会がありましたらぜひぜひ、観てみることをオススメします。

 当事者には「ずし~ん」。そして、そうでない方々には「当事者が口に出したくても出せないでいること」が、読み取っていただける可能性のある映画。そんな気がします。

『ココデナイドコカ』12月11日上映アンケート
(「公開可」と明記されたもののみ。ネタばれ注意)


●事実(ドキュメント)とは本当にドラマ以上にドラマティックなのだな・・・と感じながら見ていました。学生時代の終わりから、就職、家族、友人、恋人(元カレ込みで)との交流や関係性までが、ていねいにまとめられていました。セクシュアリティの悩み、精神的な辛い部分について、もっと深く見てみたい気がしましたが、そこは実姉である中川監督のスタンスだったのでしょうか。これからのリョウさん自身を撮っていただけると楽しみ・・・と思う一方、今回を機に様々なセクマイの方を題材にして頂けるとうれしいです。

●最初の恋人とのやりとりが、なんか泣いちゃいました。本当、2人だけだと絶対、煮詰まることはあるし、そーゆー時に周囲に話せる人がどれだけいるかが大事なんだろうなぁと。あと、「いとことかが寄り付かなくなった」のあたりも心が痛みました。そんな奴こっちから願い下げだ!と思える時もあるけど、切ないですね・・・。
 結婚して、子供が生まれてっていうだけじゃない、ゲイとしてのライフコースとか、ロールモデルがもっと可視化される必要が、まだまだあるなと思いました。だって昔からゲイはずっといたわけだし。若い人がゲイとして誇りを持って年をとっていけるようになるといいなと。

●母親が「うちの子、女かもしれないんです」と医師に話したというシーンで、同性愛とGIDを混同している人は多そうだな、と感じた。「人生は、先はどうなるか分からない」に共感した。私も、子供の頃は普通に男性と結婚するのかな、と思っていたから。

●はじめの数十分は、リョウさんの「ゲイとしての」生きづらさというよりも、一人の青年としての生きづらさを追っているように感じた。むしろ、リョウさんを通じて、パートナーであるS君やI君の口から「ゲイとしての」生きづらさが語られていた。「家族との関係性の築き方」という、多くのセクシュアルマイノリティ当事者にとって、ひとつの壁であろう問題が、そこでは語られていた。
 リョウさんの「ゲイとしての」生きづらさは、映画の終盤で語られていた「先が見えない」ということ。タイトルの『ココデナイドコカ』ともつながってくる。「ぼくたちはどこに向かって生きていけばいいのか」という一言が、とても印象的だった。

●自分も、映画の主人公と同じような悩みをかかえていたので、このイベントに参加しました。 個人的には『ココデナイドコカ』の結論が出なくて残念でした。主人公がその後、どうなって行ったのか、とても気になります。

●リョウさんが口にしていた「先行きの不安」という言葉が印象に残っています。リョウさんだけでなく、多くのゲイ、レズビアン、その他「自分は普通じゃない」と感じている人たちが直面するものだと思います。何が彼、彼女らを不安にさせているのか。「個人の意識の持ち方」だけが解決策(改善?)ではないでしょう。「普通」を求める社会や、他者によって抑圧されている部分が多いと思います。少しでも生きやすい社会になりますように。そのためにできることを考えて、少しずつ動き出そうと思います。

●27歳というのにひかれて観に来ました。この後リョウさんはどうされているのかが、すごく気になりました。このドキュメンタリーは2002年頃と見受けられましたが、現在は当時の悩みと比べていかがなのでしょうか・・・。(感想より疑問になってしまいました・・・)

●自分のことをスクリーンの向こうで見ているようで、辛く、淡々と見ていた自分がいた。恋愛が長続きしない、とリョウくんは言っていたけど、恋愛すらしたこともない僕には、うらやましい悩みでした。将来の不安、現実の辛さ・・・薬だけでは救われない。僕も同じだからそう思います。やはり、人は人にしか癒されず、温もりを得ること、共有することはできないように生まれているようです。
 僕も日々、逃げるように現実社会から離れようとする考えから離れられません。ただ1つだけ、死ぬ前に、うれしかったこと1つでも思い出せたら。これが今の僕の夢です。(ちと暗くなりました。ごめんなさい)

●「生きづらさ」を強く感じた。リョウさんを始めとする出演者の方々から感じた「生きづらさ」は、セクシュアルマイノリティが社会で生きていくうえでの生きづらさだけでなく、親との関係や恋人との関係でも感じた。全体的に重い印象を受ける映画だった。社会の中で生きている人が、社会のなかで生きている人を撮った映画の印象が「重さ」だったので、この「重さ」はいまの社会を表しているのかもしれないと思った。

●映画の中のリョウさんとトークをしているリョウさんを比べて、今のリョウさんが、つきものが取れたようにさっぱりとしていることが印象的だった。

Q.イベント全体へのご意見・ご感想をお書きください。

○監督ご本人が居られてお話を伺えるのが、映画の行間がみえるようでとても興味深かったです。でも一番のサプライズはお母さんの登場でした!!。お母さんの言葉には、本当に感動しました。また参加させて頂ければと思っています。

○お姉さんの愛を感じた。

○とてもおもしろかったです。中川さんやリョウさんの話が聴けたのも、楽しかったです。

○出演者の話が聴けたり、手作り感があって、すごくあったかい場所だなと思いました。他のゲイ映画も観てみたいです。

○1人じゃないよ、って言ってほしくて、いつも大都会・東京に来ています。べつに相方がいるわけじゃないのに、温もりを感じるのです。東京の街に。いろんな人がいろんな生き方して、否定しない生き方を大事にしてくれる東京、僕の憧れの街です。

○定期開催して頂けるとありがたいです。

 『ココデナイドコカ』上映後トークは準備が出来ましたらYouTubeで公開予定です。


次回パフ★シネマは2011年1月10日
『しみじみと歩いてる』上映会


1月10日(祝)13:00上映(トーク付き1200円)
会場:パフスペース
監督:島田暁/2010年制作 77分
制作:akaboshi企画

 『関西レインボーパレード』で出会ったレズビアン、ゲイ、MtFトランスジェンダー、FtMトランスジェンダーそれぞれの日常生活、それぞれの違い、家族へのカミングアウト、仕事場や人間関係における葛藤や喜びを描いたドキュメンタリー。ゲイである監督の視点からまとめました。上映後には1年ぶりに大阪から綾さんが上京して「Ronとakaboshiの直撃トーク005」を開催します。お楽しみに!FC2 同性愛 Blog Ranking

パフ★シネマ●『ココデナイドコカ』監督と打ち合わせをしました。上映は12月11日(土)19時~パフスペースにて


 今日は、パフ★シネマで12月11日(土)に上映する『ココデナイドコカ』監督の中川あゆみさんと打ち合わせを新宿で行いました。

 この企画を提案してくださった方と3人で気付けば1時間45分も喋っていたという(笑)。中川さんは、テレビの世界でずっとノンフィクションの制作に携わって来られた方なのですが、自主制作という形で映画を作ったのは初めてということ。試写用のDVDを観させていただいているのですが、当事者的感覚では結構、感覚的に「ずし~ん」とした余韻に浸りたくなる映画です。

 言葉で直截的に語られている以上の、映像ならではの表現の豊かさに溢れた多義的な映像が満載の映画でもあります。ぜひぜひ、この機会に御覧になってみてくださいね。

 当日のゲストには、中川監督と、映画の主人公であるリョウさんも来てくださいます。映画の後日談等も今日、チラッと伺ったのですが「えっ!」と思うような変化が起きており、現実に「今」を生きている人を描くドキュメンタリーの面白さを、ますます感じました。

 トークで新鮮さを保っておきたいということもあり、今日は自分として「いちばん聞きたいこと」は言わず。当日まで取っておこうと思います。パフスペース独特の和やかな雰囲気の中、トークの方もお客さんを交えて盛り上がりそうですので、ぜひお楽しみに。

パフ★シネマ『ココデナイドコカ』上映会
2010年12月11日(土)開場18:30/開映19:00


会費:1200円 ※予約は不要。お気軽にお越しください。
会場:パフスペース
http://www.pafspace.com/
…東京メトロ東西線早稲田駅下車、馬場下口(2or3b)より2分。
馬場下町交差点を文学部の方向(左)に曲がり3軒目のビル。
ドコモショップ横の階段を上がり3階。
■地図はこちら。
http://www.pafspace.com/riyou/riyou-3.html
TEL&FAX:03-5991-6117(浜田)

■映画『ココデナイドコカ』とは

 ここでない職場、ここでない住処・・・。「ここでないどこか」を探してさまよう、リョウ27歳。ごく普通のゲイの男の子の悩みと恋を描いたドキュメンタリー。

 同棲していた恋人との別れ、ファッションデザイナーを夢見ての卒業制作と就職、母との確執、新しい恋人との出会いと別れ、ゲイパレードやクラブイベントなど、日常の出来事の中で揺れる主人公を1年に渡って追った。

 今の日本社会の中で、セクシュアル・マイノリティの若者が、どんな葛藤を抱えて生きているのか考えるきっかけになる作品。

2010年 64分(日本)日本語
監督:中川あゆみ

【予告編】http://www.youtube.com/watch?v=GHs9mjUJyKc&feature=player_embedded
 

■上映歴:2010年

7月4日 福岡アジア映画祭
8月8日 東京@Cafe★Lavanderia(カフェ ラバンデリア)
9月11日 関西クイア映画祭
10月10日 香川レインボー映画祭

■監督:中川あゆみさんプロフィール

 主人公リョウの実姉。弟のカミングアウトを機にカメラを回し始め、進学のために上京して以来、疎遠になっていた弟のことを理解しようと、作品にまとめた。普段はテレビのドキュメンタリーを中心に制作。旅するロマの家族楽団、中国の農民芸人や移動養蜂家など、社会からはみ出して生きざるを得ない人たちを主に追いかけてきた。

受賞歴:宇宙船地球号「奇跡の海 オホーツク」科学映像技術祭文部科学大臣賞、NHKハイビジョン特集「天山蜜に挑む」ATPドキュメンタリー部門優秀賞。

■上映後トーク出演

中川あゆみ監督、リョウさん
司会:akaboshi

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Ronとakaboshiの直撃トーク 004
「ジャンジさんに聞く!パフォーマンスとHIV/AIDS」


 女性のドラァグ・クイーンとして数々のパフォーマンスや映画等に出演し、新宿二丁目のcommunity center aktaでHIV/AIDSに関する活動をしているマダムボンジュール・ジャンジさんをゲストに迎え、Ronとakaboshiがパフォーマンスの秘密とHIV/AIDSの現状について直撃トーク!
■12月18日(土)13:30開場/14:00開始
パフスペースにて。
詳細はこちら。

パフ★シネマ●『ココデナイドコカ』上映会、12月11日(土)開催!ごく普通のゲイの男の子の悩みと恋を描いたドキュメンタリー



 映画を観た方からの熱心な推薦を受け、ひさびさにパフ★シネマの開催が決定しました!上映後には監督と出演者をお迎えしてのトークも開催。12月11日(土)夜はぜひ、パフスペースにお越しください!

パフ★シネマ、2010年ラストを飾るのは・・・
ドキュメンタリー映画『ココデナイドコカ』上映会&トーク

セクシュアルマイノリティである主人公の日常を
その姉が丁寧に撮影しながら制作された
日本のドキュメンタリー映画の上映と、
監督の中川あゆみさん、主人公のリョウさんを
お迎えしてトークを開催いたします。

パフ★シネマ『ココデナイドコカ』上映会
2010年12月11日(土)開場18:30/開映19:00


会費:1200円 ※予約は不要。お気軽にお越しください。
会場:パフスペース
http://www.pafspace.com/
…東京メトロ東西線早稲田駅下車、馬場下口(2or3b)より2分。
馬場下町交差点を文学部の方向(左)に曲がり3軒目のビル。
ドコモショップ横の階段を上がり3階。
■地図はこちら。
http://www.pafspace.com/riyou/riyou-3.html
TEL&FAX:03-5991-6117(浜田)

■映画『ココデナイドコカ』とは

 ここでない職場、ここでない住処・・・。「ここでないどこか」を探してさまよう、リョウ27歳。ごく普通のゲイの男の子の悩みと恋を描いたドキュメンタリー。

 同棲していた恋人との別れ、ファッションデザイナーを夢見ての卒業制作と就職、母との確執、新しい恋人との出会いと別れ、ゲイパレードやクラブイベントなど、日常の出来事の中で揺れる主人公を1年に渡って追った。

 今の日本社会の中で、セクシュアル・マイノリティの若者が、どんな葛藤を抱えて生きているのか考えるきっかけになる作品。

2010年 64分(日本)日本語
監督:中川あゆみ

【予告編】http://www.youtube.com/watch?v=GHs9mjUJyKc&feature=player_embedded
 

■上映歴:2010年

7月4日 福岡アジア映画祭
8月8日 東京@Cafe★Lavanderia(カフェ ラバンデリア)
9月11日 関西クイア映画祭
10月10日 香川レインボー映画祭

■監督:中川あゆみさんプロフィール

 主人公リョウの実姉。弟のカミングアウトを機にカメラを回し始め、進学のために上京して以来、疎遠になっていた弟のことを理解しようと、作品にまとめた。普段はテレビのドキュメンタリーを中心に制作。旅するロマの家族楽団、中国の農民芸人や移動養蜂家など、社会からはみ出して生きざるを得ない人たちを主に追いかけてきた。

受賞歴:宇宙船地球号「奇跡の海 オホーツク」科学映像技術祭文部科学大臣賞、NHKハイビジョン特集「天山蜜に挑む」ATPドキュメンタリー部門優秀賞。

■上映後トーク出演

中川あゆみ監督、リョウさん
司会:akaboshi

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Ronとakaboshiの直撃トーク 004
「ジャンジさんに聞く!パフォーマンスとHIV/AIDS」


 女性のドラァグ・クイーンとして数々のパフォーマンスや映画等に出演し、新宿二丁目のcommunity center aktaでHIV/AIDSに関する活動をしているマダムボンジュール・ジャンジさんをゲストに迎え、Ronとakaboshiがパフォーマンスの秘密とHIV/AIDSの現状について直撃トーク!
■12月18日(土)13:30開場/14:00開始
パフスペースにて。
詳細はこちら。

パフ★シネマ038●『フリーヘルド』上映後・北丸雄二さん×尾辻かな子さんトーク05●グループを作らずコミュニティを



 このシリーズ、今回が最終回です。質疑応答では、オーストラリアから帰省中だったというゲイの方や、イギリスから帰国されたばかりのヘテロセクシュアルの方などが発言してくださり、今後への示唆になることをたくさん言ってくださいましたよ。

10●「かわいそう」のその先は…?
 

11●Get a Life!
 

12●グループを作らずコミュニティを
 
パフ★シネマ●北丸雄二×尾辻かな子トーク PLAYLIST

 このあと会場では、お茶菓子を食べながら交流会を行い、さらに突っ込んだ話が繰り広げられました。新年早々での開催ではありましたが、足をお運びくださった皆様、本当にどうもありがとうございました!FC2 同性愛 Blog Ranking

パフ★シネマ038●『フリーヘルド』上映後・北丸雄二さん×尾辻かな子さんトーク05●マイノリティは優秀じゃなきゃ?



 ちょっと刺激的なタイトルを付けてみましたが、今回から質疑応答の紹介になります。

 映画『フリーヘルド』の主人公として描かれるレズビアンのローレルさんは、警察官として職場の同僚や上司たちから尊敬される、いわゆる「人格者」であることが強調されて描き出されています。だからこそ、彼女の窮地を周囲が助けたのではないか?という風にも読み取れる内容になっているわけです。

 そういえば、マイノリティが「マジョリティ側に紹介される」というスタンスで創られる映像や報道においては、よくこの手の「人格者」がピックアップされるケースが多いように思います。「尊敬できるから応援するんだ」とか「人として尊敬できるから、ゲイであろうと(レズビアンであろうと)構わない」だとか・・・。

 その発言の裏には差別意識が潜んでいるということに無自覚な人って結構多いようですし、無自覚なメディア従事者も多いですよね。そのことに関連する質問が尾辻かな子さんに投げかけられました。

09●マイノリティは優秀じゃなきゃ? 
 
パフ★シネマ●北丸雄二×尾辻かな子トーク PLAYLIST

 北丸さんのお話に出てきたように、アメリカの社会運動では主人公が「社会的な人格者」でなくとも、過去の境遇をむしろ逆手にとって「売り」にして、「だからこそ社会を変えたいと思うようになったんだ」と、アピールに活用する戦略だって成功しているわけですね。

 「運動論」で想定される最短距離を辿ることのみが、必ずしも正解では無いようです。人を何かの「鋳型」にはめて属性で判断するよりも、大事なのはパーソナリティ。そして、これまでのパターン通りに物事が進むように単純な世の中では既に無くなっていますから、何事も柔軟に考えて行きたいですね。FC2 同性愛 Blog Ranking

パフ★シネマ037●『フリーヘルド』上映後・北丸雄二さん×尾辻かな子さんトーク04●アメリカでは同性婚はリベラルの踏み絵



 Googleアラートを参考にリスト化しているネットにあふれる★セクマイ言説を載せていて感じるのですが、ここ最近のアメリカでは同性婚に関する一進一退のニュースが毎日のように報じられていたり、レズビアンの市長がヒューストンで誕生したりと、「セクマイ関連のトピック」が社会の中で中心的な論点となっているようです。そんなアメリカの最新事情について北丸雄二さんに伺いました。

07●同性婚はリベラルの踏み絵
 

08●ヒューストンのレズビアン市長
 
パフ★シネマ●北丸雄二×尾辻かな子トーク PLAYLIST

 世のニュースの移り変わりというのは本当に素早いものでして、このトークの時には「通るだろう」と報じられていたニュージャージー州の同性婚合法化法案が否決されるなど、事情は変わってきています。

 また、これまでは「州レベル」での採決に留まっていた同性婚関連法案ですが、サンフランシスコでは遂に史上初めて「連邦裁判所」での審理が始まりました。ただ、そのまま連邦最高裁まで審理が持ち込まれて否決された場合には、その後の控訴などの反論の場が閉ざされる事態にもなりかねないということで、危険な賭けが始まったという見方も出来ますし、「最終決戦」だと報じているメディアもあります。昨年以上に今年のアメリカでのニュース報道は過熱しそうですから、日本にもたくさん報じられてくることでしょう。

 海外からのニュースの波及力って、ちゃんとウチの父親の耳にも入っている位ですから侮れません。日本社会にどのような影響を与えてくるのか、そしてその影響を日本のアクティビズムは活用することは出来るのか?。傍観者的に批判する立場に甘んじるのではなく、状況を動かすことに関与する当事者の一人として「自分には何が出来るのか」を探り続けようと思います。FC2 同性愛 Blog Ranking

パフ★シネマ036●『フリーヘルド』上映後・北丸雄二さん×尾辻かな子さんトーク03●橋口亮輔「ハッシュ!」を観た父に・・・



 え~っと。話の流れで、最近ホットな(?)我が家のエピソードをトークで喋ってしまいました!(←なにやってんだか。笑)。

 僕は昨年末、母に「ゲイだよ」と告げたわけですが、母は拍子抜けする位にすんなりと受け止めてくれました。

 その後、母の方から父親が図書館からゲイ映画『ハッシュ!』のビデオを借りて来たので一緒に観たという報告をメールでして来たのです。父は僕のことをまだ知らないはずなのに、なぜ?。もしかして気付いてる?その辺が僕としても母としても今、興味津々なのです。

 そこで、正月に帰省した際に、父親に探りを入れてみました。その報告です。

06●橋口亮輔「ハッシュ!」を観た父に・・・
 
パフ★シネマ●北丸雄二×尾辻かな子トーク PLAYLIST
橋口亮輔『ハッシュ!』 [DVD]

 ←父が図書館から借りて来ていたビデオはこれです。小津安二郎『長屋紳士録』とか『折り梅』とか渋い組み合わせの中、『WATER BOYS』があるところにゲイ的にはドキッとしてしまうわけですが。

 ちなみに、この写真をブログ用に撮っている様子を母は横から見てまして、しかも『ハッシュ!』に関する話題を僕が父に切り出しやすいようにと、朝食の時にわざわざビデオのそばに僕の席を設けてくれたりと、至れり尽くせりのサポートをしてくれました・・・(←サバけすぎ。爆)。

 『ハッシュ!』のパッケージにはこのように、STORYのところに「気ままなゲイライフ」と書いてありますが、パッケージ全体のイメージがゲイ映画っぽくないために、よほど意識的にここを読まないと気付かないままに観ることになる可能性があります。

 ちなみに、今のところの母の判断では「お父さんに(ゲイだと)言うのは難しいんじゃない?」とのことですが、今後も少しずつ探りを入れ続けてみたりとか、布石を打ち続けてみようかとは思ってます。

 言わなきゃいけないわけではないから焦る必要は無いけれども、まぁ言えるもんなら言いたいという気持ちもありますし。その際に、必要以上にショックを与えたくはないですからね。今回のように、今後も母と楽しみながら探ってみようと思ってます。FC2 同性愛 Blog Ranking

パフ★シネマ035●『フリーヘルド』上映後・北丸雄二さん×尾辻かな子さんトーク02●同性愛の○×と思想・信条は関係ない!?



 さて今回は尾辻かな子さんが2007年の参院選立候補で民主党から公認を得るときに感じたことと、最近の日常生活で発見したことを語ります。猫の里親になる時のエピソードが驚愕っ!(爆)

05●同性愛○×と思想の関係
 
パフ★シネマ●北丸雄二×尾辻かな子トーク PLAYLIST
映像で言及されている同性結婚式の時の映像はこちら。

 それにしても・・・「お父さん2人」扱いされるって・・・オモシロすぎるぅ~。・・・ゲイカップルの場合は「お母さん2人」に・・・扱われるんでしょうかねぇ。(たぶんそう。苦笑)FC2 同性愛 Blog Ranking

パフ★シネマ034●『フリーヘルド』上映後・北丸雄二さん×尾辻かな子さんトーク01●処世術から世直しへ



 正月3日に誰が観に来るの?と疑心暗鬼で開催したにも関わらず(←おいっ!爆)、多くの方々に御来場いただいたパフ★シネマ『フリーヘルド』上映会(→開催時の予告記事はこちら。)トークの模様を、一部オフレコトークをカットした上で御紹介します。ゲストはNY在住ゲイ・ジャーナリストの北丸雄二さんと、前大阪府議会議員で2007年に民主党全国比例から国政にチャレンジした経験を持つ尾辻かな子さん

 北丸さんはこの直前に、帰省先から羽田空港に着いたばかりというタイミング。客席には他にも、海外在住のゲイの方がちょうど帰国していて観に来ていられたりしましたので、年末年始に開催することによって、かえって観に来ることが出来る人も居るんだなぁという発見がありました。

 アカデミー賞受賞ドキュメンタリー『フリーヘルド』を観た直後のトークだったのですが、映画が同性パートナーの遺族年金受給問題を扱っていたということもあり、日本にはまだない「パートナーシップ法」の必要性を、どのように社会に働きかけて行くのかの「運動論」が語られる場になりました。

01●なにが正義でフェアなのか
 

02●フツーな人々が担う運動
 

03●処世術から世直しへ
 

04●マスメディアの職務怠慢!?
 
パフ★シネマ●北丸雄二×尾辻かな子トーク PLAYLIST

 文化としての「多様性の担保」と、制度の制定を求めるための「運動」とは、時に分けて考えると整理できるのかもしれません。一人の人の中にも「クィア」な部分と「フツー」な部分は同居しています。どんなに人前で特殊で突飛な表現や行動を実践している人でも、夜が来たら歯磨きをして寝て、朝が来たら布団から起き出して顔を洗うなどの日常生活を過ごしています。

 そういう意味での「フツー」な部分=生活に直結する問題で、何かの属性によって明らかに不均衡や不公平が生じていて、実際に困ることが想定されるのならば。世の中の実態に対応できていない古い制度は変えて行くべきではないかと思いますし、そのために、今後も自分に出来る範囲で行動して行こうと思っています。FC2 同性愛 Blog Ranking

パフ★シネマ033●「一緒ネ!」同性カップルと家族04●危機管理?承認欲求?同性パートナーの法的保障を求める動機



 このトークの紹介は最終回。質疑応答における公開可能な場面のみを御紹介します。

 個人的には、2つ目の映像に出てくる「同性婚や同性パートナーシップ制度を求めるのには危機管理的な側面と承認欲求的な側面があると思うが、二人の場合はどちらにウエイトがあるのですか?」という質問が印象的でした。

08●息子がゲイだったら?
 

09●危機管理?承認欲求?
 

10●うらやましい目線
 
パフ★シネマ『一緒ネ!』同性カップルと家族 PLAYLIST

 この『一緒ネ!』は2006年に撮影されたものであり、名取監督はその後も赤杉康伸さんと石坂わたるさんらの取材を続けており、別の作品としてまとめることを計画しているそうです。

 なお、この映画は1月10日(日)に開催されたパフ★シネマアンコールでも上映され、監督も上映に立ち会いました。そして上映後には、パフナイトのゲストとして上京していた綾さんが口火を切ったことをきっかけにして、お客さんから作品に対して鋭い批判も含めた率直な感想が次々と語られ、有意義な時間を過ごすことが出来ました。表現者にとって率直な批判は最大の糧。今後、作品がどのように進化して行くのか楽しみです。FC2 同性愛 Blog Ranking

パフ★シネマ032●「一緒ネ!」同性カップルと家族03●公正証書と入院経験~続柄に「事実婚」!?



 映画『一緒ネ!』に登場している赤杉康伸さんと石坂わたるさんは、同性でパートナー関係にあるということを第三者に対して示す方法として「公正証書」を作っています。なぜ作ろうと思ったのか、実際の効力は?などについて伺いました。

 また、2009年に赤杉さんが2度の入院と手術を経験した際、石坂さんは「同性・事実婚パートナー」として入院・手術手続きを行い、「同性パートナー」として医療従事者と対面する経験をしたそうです。その時のエピソードも語っていただいています。(注:05の映像では、公証役場の具体名は伏せさせていただきました。)

05●公正証書と入院経験
 

06●続柄に「事実婚」!?
 

07●二人が養子縁組をしない理由
 
パフ★シネマ『一緒ネ!』同性カップルと家族 PLAYLIST

赤杉康伸、土屋ゆき、筒井真樹子『同性パートナー―同性婚・DP法を知るために』

 異性同士のパートナーシップの場合、何かがあった時に二人の関係性を第三者に証明するための選択肢は、「結婚」をはじめとしてたくさんありますが、同性同士の関係性を保証したり証明するための法律は全くありません。そこで、当事者の間では養子縁組制度が代替的に利用されていたりするわけですが、映像の中で語られているように様々な問題やリスクがあります。そこで赤杉さんと石坂さんは「公正証書」を作ったわけですが、その効力は非常に「微妙」です。

 こうした法制度上の問題は、「何かがあった時に、どう自分たちの関係性を証明するのか」の問題です。日本の法制度は、現にたくさん生活している「同性同士」のパートナーシップに関しては存在を無視しています。したがって、何かがあった時に困ってしまう状況は、相変わらずそのまま置き去りにされていると言えるでしょう。




★『一緒ネ!』アンコール上映決定!
 1月10日(日)17:30~
 
『新春パフ★シネマアンコール+プリカちゃん』にて。入場料は1000円となります。ぜひ、この機会に足をお運びください!FC2 同性愛 Blog Ranking

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