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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2023-05
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ユルユルの中のフワフワ ~「No Border」と「デンジャラス・リビング」を観て。



 参院選が公示期間に入りましたね~。これでしばらく「フツーに生きてるGAYの日常」の更新も停止か!?と思われた方、期待を裏切ってスミマセン。ただ単に最近の更新ラッシュの無理がたたり、疲れていただけでございます~(爆)。

 さてさて。せっかくの三連休、台風が見事に日本縦断しようとしてますが、東京の青山スパイラルホールではそんな悪条件にもめげずに「東京国際レズビアン&ゲイ映画祭」が開催中です。この悪天候では当日券が出にくいでしょうから、実行委員の人たちも焦っていることでしょう。皆さん!今後もこの映画祭が継続して行われるように、ぜひ映画祭に積極的に足を運んで貴重なLGBT文化活動への支援を行いましょう!
公式サイトはこちら。

 さて。14日(土)にはウイメンズプラザで「No Border~世界のLGBTからのメッセージ」の上映がありました。もしこのブログの読者で御覧いただけた方がいらっしゃいましたら、どうもありがとうございました。こんな地味なドキュメンタリー2本立てなのにも関わらず、思ったよりも客席が埋まっていてホッとしましたよ。

 2本続けて観て驚いたのは、映画祭のプログラミング能力の高さです!最初に上映された「No Border」と、併映の「デンジャラス・リビング」の内容が、とても密接に関連していたんです。いや~。この組み合わせを思い付いた方、かなりスゴイですよ本当に。

 それにしても「日本社会」ってホント、ユルユルなんですね~(爆)。両作品を観客として見てみて、なによりもそのことが印象に残りました。だって世界を見渡せば現代においても、命の危険にさらされながらも国際会議に出席したり、必死な思いを込めて表現活動をしているLGBT当事者がたくさんいるんですよ。彼らの生命力、そして彼らの発散するエネルギーは本当にスゴイです。スクリーンからは、そのことがビンビンと伝わって来ました。

 しか~し。

 とりあえずLGBTが命の危険には晒されているとは言えない日本社会において、どうして法整備が整っていないのか。どうして日本のLGBTは相変わらず制度上、ほぼ「いないもの」として扱われているのか。どうして当事者たちは、そのことを結果的に「放置」し続けて来たのだろうか・・・。

 つまるところ、日本社会がユルユルだからなんでしょうね~(爆)。

 でもきっと、ユルユルしていられるのは、「危機」を経験していないからなんだと思います。それはある意味では幸せなことなのですが、別の意味では「危機の可能性を放置し続けている状態」だと言う事もできます。自分の身や、自分の愛する人の身に、LGBTであるがゆえの「危機」が起きるリスクを、常に抱えているのが今の状態。だって法律が僕らのライフスタイルを守る仕組みには、なっていないわけですから。

 ユルユルした社会状況に身を任せてフワフワしている日本のLGBT。それって実は、ものすごく危機的な状態なのではないかと改めて感じた映画鑑賞でした。
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コメント

この記事へのコメント

暴動がおきない日本

LGBT映画祭ですが、前売り券まで買ったのに突然予定が入ってしまい
行かれませんでした。残念。来年こそは!

ユルユル日本。
イギリス人の友人が「国家から年金詐欺にあっているのに、
デモも暴動も起きないのは世界で日本だけじゃない?」
確かに住民税値上げ問題も以前からマスコミで取り上げられていたのに、
給与明細を見てから大騒ぎですし。
日本人はすべてのことに対してユルユルなのかもしれません。

 熱いお湯にカエルを入れると瞬間的に飛び出すくせに,ぬるま湯からじわじわ煮ていくと逃げ出すきっかけを失ってそのまま煮え死にしてしまうというのと,似てますね・・・

見ましたよ

すごくいい組み合わせの2本でしたね。
映画を見て、今必要なのは想像力と共感力だろうという話を彼女としました。
私たちは、生まれる時代も国も選ぶことはできない。今、別に問題なくても、いつまでもその状況が続くとは限らない。そこで困っている誰かは、自分であってもおかしくない。そう思うと動かずにはいられないのです。

ユルユル

そう、確かに日本のLGBTには目の前にある危機ってものがない。
だからこそ、適当に過ごしていてもいい・・・・と思う人が多いんでしょうね。
それは単に「見えていない」だけっていう気もするんだよなあ。

実は、3連休は大阪に行ってまいりまして。遅まきながら「堂山デビュー」しました。
いえ、そんなに大そうなもんじゃないんだけど、初めてお店に行ったので。
お店の人としゃべったり、通りを歩いたり、それだけでちょっとカルチャーショックでしたよ。
だってみんな、コソコソしないで肩を組んだり、手を繋いだり、話したり。
とにかく自然体でそこにいたから。そして自分も自然体でいられた。
単に楽しいとかじゃなくて、本来の自分の姿が見えたような、不思議な気分でした。

って、まわりくどくなっちゃったけど、今のLGBTをとりまく状況って切迫的な危機に瀕しているわけでもなく、
欧米に比べればヘイトクライムも少なく(でも、ないわけじゃない、これ大事。本当に少ないとも限らない)、
適当にやってても何とか生きていける状況なんですよね。
だから、別にこれからどうこうしようっていう気にならないのも仕方のない話で。
・・・・・なんだけど、本当に自分が満足しているのか、当事者自身がわかっていない。
そういった無関心・・・・っていうよりは「見えなさ」が何かを滅ぼしてるのかな・・・・とか柄にもなく考えました。
長々とすいません。

HIV感染拡大はもう数年前から危機的状況なのに、
温床である発展場が一向に減らないのも、ユルユルですよね。
LGBTの一般化を謳うリブゲイの皆さんも、
「一般」にはとてもお見せできない実情の発展場の存在には目を瞑り、
それどころか発展場含むゲイ産業と癒着してる人ばかりですからね。ほんとユルユルです(笑。

そうですね。このままいくと、いったいいつになったら法整備がされるんだろうと思います。しかし、自分自身活動をしていないので、反省しています。
なかなかLGBT活動ができていませんが、昨日選挙の期日前投票に行ってきました。う~ん、これが第一歩になるといいのですが・・・
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