フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2008-10
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LGBT可視化に向けて070●LGBTの家族と友人をつなぐ会・東京ミーティング



 今年の1月、大阪へ行った際にお世話になった「LGBTの家族と友人をつなぐ会」。
その時の記事はこちら。

 今思うと、あの時の僕はまだまだセンシティブだったんだなぁと思います。なんとなく心が寒々しくて尖っていて、だからこそ「LGBTであることを受け入れてくれる親」というものに、とても温かさを感じました。メンバーの方々が見つめてくれる目がすごく優しくて温かくて気持ちが和みました。そして、「ゲイである自分」のことを、いつか自分の両親もこんな風に見つめてくれる日が来るんだろうか。そのことを希求する気持ちが強くなるきっかけをくれた会でした。

 あれから3ヶ月。まだ僕は次のステップに進まないままなのですが、「LGBTの家族と友人をつなぐ会」の東京ミーティングがaktaで行われると聞いても、自分の問題として「どうしても出席したい」というものではなくなっていることに気が付きました。他の用事が重なっていたということだけが理由ではありません。どこか、自分の内面に変化が生じてきています。3ヶ月前よりも、何かを開き直り始めたかのような・・・。aktaで行われた会の後半を見させてもらっても、その「輪」の中に積極的に入るよりも「外から眺めていよう」と思っている自分がいました。

 その輪の中には、かつての僕のような切実な思いを胸に秘めつつ、表向きには平静さを保ちながら参加しているであろう若者たちがいました。そして、そんな若者を優しく包み込む、あの「お母さん達」がいました。それでいい。それだけで本当に素敵なことなんだ。そう思いました。

 ここで思いを吐き出すことで、なにかが整理される。そして次の行動に繋がっていく。どんな方向に繋がって行くにせよ、ここからまた、若者達は旅立って行く。「お母さん達」はその後押しをするだけでいい。そしてまた、新たな若者が「お母さん達」を求めてやってくるのです。

 この場は「お母さん達」にとっても、自分の娘や息子の思春期に「してあげられなかったこと」を取り戻す場にもなっている。そのことに情熱を燃やすことのできる場になっている。人はこうして学び、成長し、自分に出来ることを求めて集まり繋がり、そして未来を創っていくんです。

 そうしたことが起こっているこの場。今後ますます全国的な規模で発展し、一人でも多くの迷える若者と、迷える父・母が羽根を休めることの出来る場として存在してほしいです。

★会の出席者は17人でした。写真は会の終了後に、顔出し&写真に映ることが可能な方のみで撮影させていただいたものです。

 久しぶりにお会いした清水さんと尾辻さんは、すっかり「会の取り仕切り役」としての貫禄が増し、生き生きと活動なさっていました。僕が言うのも変ですが、そんなお二人の姿が、とても頼もしく感じられました。

●LGBTの家族と友人をつなぐ会・東京ミーティング●清水尚美さん・尾辻孝子さんメッセージ
  

 清水さんと尾辻さんの撮影後、「ブログを読んでます」と話しかけてくれた方がいました。静岡からこの会に出席するために出かけて来たという彼は、高校時代に全校生徒の前でカミングアウトを行った経験があるそうです。彼の表情から、強烈な表現欲求があふれ出しているのを感じたので撮影させてもらいました。YouTube公開も躊躇なくOKしてくださいました。

  

 コミュニティーに接するようになり、仲間が出来て楽しい居場所が出来始めるとつい忘れがちなのですが、社会の根強い偏見の中ではまだまだ孤立感を抱えて一人で悩む人は、たくさんいます。そして当事者だけではなく親や友人たちも、社会の偏見だけではなく自己の内面に巣食った偏見によって精神的に孤立しやすいのです。

 たとえ自分の問題が解消されつつあるからと言って、こうした社会の構造をそのままにしておいていいものでしょうか。今日も何処かで「かつての自分のような人」が、同じ問題に直面して苦しんでいるというのに。この会に集う人々に接すると、いつもそう思います。
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コメント

この記事へのコメント

それだけで

「切実な思いを胸に秘めつつ、表向きには平静さを保ちながら参加している」
僕がこの会に参加し始めた頃はまさにそうだったと思います。自分のことを誰にも話すことができずにすべてのことに立ち止まっていました。ありのままの自分でいられること、そしてそれを何も言わずに温かく見守ってくれるお母さんたちの存在、本当にそれだけで良いんです。
僕は最近、兄にカミングアウトしたんですがこの会に出会わなければ自分を受け入れることも、カミングアウトすることもなかったと思います。もちろんこのブログに出会ったことも僕が前に進むきっかけを与えてくれた大切な存在です。

●enqvistさん。

「自分のことを誰にも話すことができずにすべてのことに立ち止まっていた」

・・・enqvistさんが書いてくださったこの言葉、すごくわかります。
僕も同じような思いを感じて、虚無感に打ちひしがれた時期があります。

「インターネットが普及して、ゲイは仲間にすぐ出会えるようになった」と
分析的に語られたりしますが、だからといって
自分の内面を深く語り合える相手にすぐ出会えるかと言ったらそうでもない。
単なるエッチ目的の一過性の出会いを繰り返してると神経が荒んでくる。

だから、「出会い」とか「エッチ」とか、そういう「下心」とは関係ないところで
無条件に存在を受け入れてくれる場が存在することって、とても大事なことだと思う。

本当は「家庭」がそういう場であるべきなんだけど、社会の偏見が強いままでは
まだまだそういうケースは少ないと思う。だから、こういう会の存在はすごく大切。

深くかんがえます・・・

私は、家族にも仕事仲間にもカミングアウトをしています。
今月、ゲイリーマンさん主催の松山で行われたレインボーてぃ〜さろんに参加してきました。はじめて、LGBTの集まりに参加したのです。
最初は、知らない人ばかりだから凄く緊張してたの・・・でも、ゲイリーマンさんが前日に来て、観光しようって言ってくださったので緊張が解れて、みなさんとも仲良くなれて、話たいことをたくさん話せてよかったです。
大阪から参加しました。
今まで、ゲイリーマンさんに出会うまで、こんなのがある事事態知りませんでした。
カミングアウトはしてても、自分の心の闇というか傷みたいなものまでは、中々話せなかったので、松山まで行ってみて本当によかった。
これからも、見に来ていいですか?女ですけど・・・

●kayoさん。

このブログ、いろんな方に開かれたものでありたいと思っていますので
「女ですけど・・・」と思われる必要、まったくないですよ。
これからも遠慮なく見に来てください。よろしくお願いします。

kayoさんの場合、家族にも言えているというのが、
「まだ」である僕からすると「すごいなぁ〜」と思います。

ゲイリーマンさんの集まりに参加なさったんですね。しかも大阪から!
なかなか普段、他人に話せないようなことも
「同じような苦しみを知っている人たち」の中では話せるんですよね。たとえ初対面でも。
反発するのではなく、まず「受け止めてくれる」から。否定される心配がないから。

僕らは自分らの本音や本当の姿を「反発されるんじゃないか」とつい警戒してしまう
「心の癖」を身につけてしまいがちなのですが、
そこからいかに自由になれるかが、けっこう大事なのではないかと思います。
・・・僕もまだまだその途上です。
大丈夫になってきたかな〜と思いつつ、たまに大きな揺り戻しが起きて
ふさぎこんでしまったり(笑)。

でも、周りにいる頑張っている人たちを見ていると、そういうことからも自然と解放されます。
そういう「前向きな影響」を与えられたいから、僕はこうして動いているのかもしれません。

ありがとう!

akaboshiさんの お話がとても分かります。私は、セクシャルマイノリティーの部分ではかなり
前向きに考えるようになりましたが、クウォーターの私は、何人なんだろう?華僑、ロシア、
日本・・・瞳はグレーだし、でも肌は日本人だし、だからずっと黒のコンタクトをしていた。
でもするのを、やめました。華僑の方に凄い差別発言をされて、開き直りました。開き直ると、不思議なもので怖いものが無くなったような気がする。

●kayoさん。

僕の場合、開き直るまでには、
たくさんの人たちと現実の中で出会って同じ時間を過ごす中で
少しずつ、そのままの自分を受け入れて行ったような気がします。
閉じこもって自分の世界に安住していたとしたら、
こういう気持ちにはなれなかったと思います。
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