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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2023-09
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「対テロ戦争」という言葉には、踊らされない。・・・終わりのない戦争なんて勝手に始めるな!04

前回03の記事のコメント欄で、こういうやりとりがありました。
■akumanoaijinさん
「様々なテロとそれに対する先進諸国(特にアメリカ)の対応はまさに
イタチごっこって感じがするわね。
お互いがお互いの行動を種に、また新たな暴力の繰り返しって感じがするわ。
これは、一方的にどちらかが悪いという風には決められないようにも思うの。」
■僕(akaboshi)
「おっしゃるようにイタチごっこが展開されてしまっているわけですが
『どちらが悪いか』と考えた時、僕の意見としては
『どちらも悪いけど、アメリカの方がより悪い』と思います。」
・・・まず、お相手してくださっているakumanoaijinさん、ありがとうございます。
僕がどうしてそう思うのか、コメント欄では書ききれなくなりそうなので(笑)
また記事を書いてしまいました・・・。

冷戦が終わったのは良かったのか?

今の世界は、冷戦構造の崩壊により、かつての「資本主義」対「社会主義」というわかりやすい対立が無くなった分、混迷を極めるようになった・・・という風によく語られる。かつては米・ソが強大な軍事力を競い合うからこそ、かえって均衡が保てていたのだと。

たしかにそういう見方も出来るのかもしれない。ベルリンの壁の崩壊やソビエト連邦の分裂が起こるまでは、人々が想定する最悪のシナリオは、米・ソの直接戦争による核戦争が起こり、人類が滅亡するというものだった。いくら強国といえども、はっきり「滅亡」だとわかっているシナリオには手を付けたくないから、回避しようと懸命に「バランス感覚」を研ぎ澄ませる。そういう時代だったとも言えるのだ。

ところが今は、強者はアメリカ一国である。
アメリカ政府の軍事力に力で均衡できる存在が無くなった。
アメリカ政府は圧倒的な「強さ」を手にしてしまったのである。

現代における「最悪のシナリオ」はアメリカの暴走

現代の我々が想定する最悪のシナリオは、これ以上アメリカが強大になることではないだろうか。
つまり、イラク攻撃で行われたように、アメリカ的価値観に合わない国や勢力を、情報操作によって悪魔呼ばわりし、勝手な大義名分をつけて攻撃が繰り返されること。
これは今のアメリカなら、簡単に実行できてしまう。「人権思想」という伝家の宝刀を振りかざせば悪魔だと名づけて断罪できる材料は、世界中のあちこちに転がっている。その中から、出来るだけアメリカ政府の国益や繁栄につながるものを選び出して攻撃すればいいのである。
力を持つ者がやりたい放題に振る舞える環境。これほど危険なものはないのではなかろうか。

しかし、いくら攻撃をしても悪魔を完全に壊滅させることはできない。それどころか憎悪の種を撒き散らし、報復の嵐を呼び起こす。核兵器など持たなくとも、弱者でもその気になれば大量の人間を殺傷できるということは、すでに9・11で証明されてしまっているのである。

強者がいくら警戒しても、残念ながら弱者の報復を完全に防ぐ手立ては持ちようがない。
それにも関わらずアメリカ政府は、防ぎようのない敵に対して宣戦布告をしてしまった。日本を含む西欧先進国との同盟を強め、対決姿勢を鮮明にしてしまった。
血で血を洗う「最悪のシナリオ」は、すでに紐解かれてしまったのである。

ベトナムから学ぶつもりのないアメリカ。学ぶ必要がないから。

かつてアメリカは、ベトナムに枯葉剤を蒔いてベトコンを絶滅させようとした。しかしできなかった。この失敗から、どうしてアメリカ政府は学ばないのだろう。学ぶつもりがないから、学ばないのではないだろうか。
要するに、戦争を引き起こして兵器を消費することで利益を得る勢力が、アメリカ政府と密接な関係を保ち続けているからだ。それらの勢力はさらに、世界中の電力・エネルギーの源である油田を巡る利権構造を手にしたがっている。最高の「金脈」だからだ。アラブの石油成金にこのまま金脈握らせておくのではなく、直接我が物として自由に扱いたいのだろう。
イラクは世界第二位の石油産油国。9・11後、突然フセイン政権を「敵」に見立てた理由はそこにある。長年の欲望を満たすチャンスだったのだ。

いわばビジネスの世界で言う「多国籍企業」の国家版が、アメリカ政府である。
アメリカ政府は、世界をビジネスの感覚で捉え、市場を拡大したがっているのだ。
アメリカ政府の最終目的とは・・・世界中の人々にマクドナルドを食べさせ、コカコーラを飲ませ、ディズニーランドで遊ばせること。これに尽きるだろう。

現代の対立は、宗教ではなく「文化の対立」

現代の対立は、キリスト教VSイスラム教という枠組みでは語れなくなってきている。神という概念は、芸術や哲学の分野では20世紀ですでに死んだからだ。各宗派の急進派や既得勢力は健在であり続けているが、そうした人々は保守派・守旧派だと言っていい。
大量殺戮の世紀であった20世紀を経て、もう人類は神を信じるほど素朴ではなくなった。解釈不能な出来事をたくさん引き起こし「絶滅すること」さえ選択できるようになった人類。
「核のボタン」を手にしてしまった以上、神の領域に踏み込んでしまったのだ。
神亡き時代を我々は生きている。そう解釈する人は確実に増えている。

では、なんの対立なのだろう。
・・・文化の対立なのではないだろうか。
「アメリカ文化を受け入れられる人々」(アメリカ市場化された国々)
VS
「アメリカ文化を受け入れられない文化を持つ人々」
(アメリカ市場化されていない国々)

文化というものは「暮らし方」である。
風土や気候によって世界中さまざまな種類があり、その土地独自の世界観を醸成してきた。
それが自然な姿であり人類の歴史の豊かさだろう。
そこに優劣はない。多様であることこそ、本来あるべき状態である。

しかしアメリカは政府は「アメリカ文化」で世界中を染め上げようとしている。
資本主義的価値観でケバケバに着飾った、歴史の浅い薄っぺらい文化で。
「エンターテインメント」という甘い衣で装いながら。

なぜなら、そうしないと市場が拡大できないからだ。
その欲望を満たすために、たくさんの人々が「暮らし方」から変えられようとしている。
土足で、まったく違う価値観を強制されようとしている。
それって、「善意の押し付け」「おせっかい」というものなんじゃないのか?
アメリカ政府は、「世界の警察官」を装った偽善者である。
僕はそう思う。

だから、僕はアメリカの方が「より悪い」というふうに考える。
世界を一色(ひといろ)に染め上げるということは、そこに染まりたくない者は排斥されるということだ。
「暮らし方」において、「アメリカ文化」にほぼ染められてしまったこの日本にいると、そうではない人々の思いが想像しにくいのかもしれないが、想像するべきだと思う。

だからといって、抗議の方法として暴力を用いることには反対である。
しかし、その暴力に「圧倒的な軍事力」という暴力で報復しようということには、さらに反対だ。
そしてさらに・・・そうしたことをやる国に無批判でくっついている日本政府を、情けなく思う。
日本には日本にしかできない役割があるはず。
いかなる戦争にも反対している、理想主義的な憲法を持っているのだから。
世界で一国くらい、「理想」を強くアピールする国があってもいいと思う。
それが「バランス」だと思う。
日本は、それが出来るはずなのだ。

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コメント

この記事へのコメント

同感です。良く書けていて真剣さが伝わる記事だと感じます。
こうやってよ~く時間をかけて主張するところにとても意味があると
思います。
アメリカ与党派の言葉の操りなど、金と力があるからできて、
ほかの国ではできない圧力もたくさん。
比べ物にならないほどの力があるから日本も舎弟状態。ハ~・・・
横に見える映画のペパーミント・キャンディー。大好きです。感動でした。薔薇の蔡列はフライヤー持ってるのですが見逃したのでDVD購入しました。

●flowfreeさん。
いろんな情報が入ってきて、その中で取捨選択して物事を解釈しなくては
自分の考えってまとまらない。
ブログって、こうやって「公開する」という意識が持てるから
関心のあることについて、以前よりも真剣に考えるようになりました。
こうした文章も、自分が共感した人の考えだったり意見だったりの
寄せ集めを再構築したものではあるのですが・・・。
無理やりにでも書いてみると、書くことによって意見が形成されるんだなぁと
発見しました。
これを書いた結果、僕は「憲法第九条」を持っているという日本の特色こそ
日本が打ち出すべきであって
「国の最高法規である憲法を尊重する」という意味での「普通の国」に
なるべきだと思いました。
「軍事行使が出来るようになる」という意味での「普通の国」になることは、
日本でなくても出来ることです。
日本がするべきことは・・・
こっぱずかしいくらいに「戦争の放棄」という理想を主張し続けること。
世界で一つくらい、そういう意味で浮いてる国があってもいい。
現時点ではそう思っています。
日本よ、どんどん浮きましょう。

通りがかりの者ですが、一連の記事に感銘を受けてコメントさせていただきます。
結局アメリカは、歴史と文化コンプレックスがあるからこんな行動をしてしまうんでしょうか?
と思ってしまうほど、近年のアメリカの行動は異常ですよね。
実際アメリカ文化に染まりきった「生粋アメリカ人」には、そんな在り方に疑問を持って
チベット仏教にに走ったりする「文化難民」も少なくないのにw
日本の憲法第9条は僕も素晴らしいと思います。が、あの草案は
アメリカが書いたものだというのもまた皮肉ですよね・・・

akaboshiさん。
ぼくも日本文化は潜在的に他文化が追随すべきものを多々持っていると思うけど、「他から浮いてしまうことを避けたがる」傾向および「他にあわせて自己を修正してしまう」傾向が強いので、「主張者」にはなれない。そこをどういう風に変えていけるか、が問題。
同時に「変化にしりごみする」傾向もあるしなあ。(嘆息)

そうそう、書くの忘れましたが現在その憲法第9条を
書き換えるという運動が起きているのご存知でしょうか。
自衛隊派遣などの書き方がはっきりしていない、ということで
もっと戦争に加担できそうな内容に変更されるそうで。。。
現在9条の会、など色々な学者、著名人などが
集まって一般の方達と話し合う場を設けています。
アメリカが作ったこの9条を日本人が作り直すところに
政治的関係の変化も伺えるし将来の政治的予想もできるような気が・・・

●nastyさん。
アメリカのコンプレックス。
なるほど、あるのかもしれません。
先住民の土地を奪って「開拓」したわけですからね。
しかも長い歴史から見てみたらつい最近のこと。
「フロンティア・スピリット」も、行き過ぎたら迷惑なだけです。
世界中を「開拓」しないと気が済まないのでしょうか・・・。
ただ、気をつけなければならないのは、そうした集団的無意識を作り出している
ほとんどの市民は、善良な人達だということです。
「アメリカ」という一言で片付けてしまわないように・・・とも思います。
少なくとも日本政府もその一翼を担っているわけですし。
僕も「日本国籍」の人間ですから。

● nicoさn。
「浮く」って、素敵なことなのにね。
日本文化の優柔不断さや吸収力の良さは、
反面、そうした「自己主張できない」弱さにも通じているんですね。
長所は短所。短所は長所。
でもこれからは、自己主張の方向にシフトするべきだと思います。

● flowfreeさん。
憲法第9条に関しては、誰が作ったかということは
たいした問題ではないと思います。
第二次世界大戦のショックとトラウマが生々しい頃に生み出された
時代の産物でもあるわけですから、奇跡の産物でもあります。
あとちょっと起草が遅れていたら朝鮮戦争が勃発して
あれほど理想主義的なものは生まれなかったかもしれないのですから。
問題は「親」が誰かなのではなく、生れ落ちた子ども(憲法)が
自分でどう人生を切り拓いて行くかだと思います。
親が誰であるかによって子どものアイデンティティーが
決定付けられるわけではありません。子どもは子どもの人生を歩むのです。
また、「親」が誰であるからといって、その子どものことを判断することも
それこそ「単純なレッテル貼り」なのではないでしょうか。
好戦主義者たちによるレトリックに騙されてはいけないと思います。
幸い、これまで日本が主だった紛争に出兵しないで済んできているのは
理想の効力があったからです。
僕は、日本がこの理想を捨てることは、
人類全体が進むべき理想を捨て去ることだと危惧しています。

●鍵コメさん。
僕の上記のコメントで大事な一言が抜けていたために、僕が意図していたものとは
まったく逆の、大きな誤解を招いてしまったようです。すみません。
見解の相違どころか、僕はあなたとほぼ同じ見解を持っています。
「幸い、これまで日本が主だった紛争に出兵しないで済んできている」と書いたのを
「幸い、『戦後の』日本が主だった紛争に出兵しないで済んできている」に
訂正させてください。
本来、この意味で僕としては書いたつもりだったのですが、読み返してみたら
「戦後の」という言葉が抜け落ちてしまったため、
そのような誤解をされる可能性もあることに気がつきました。大変失礼しました。
僕は、日本軍がかつて行った軍事行動に対しては非常に強い憤りを覚えています。
日本に住むものとして、そのことを連想できない(忘れている)人間を
僕はいちばん軽蔑します。決して忘れてはならないことだと思っています。
渋谷のユーロスペースで上映していた「映画 日本国憲法」は先週見に行き
とても感銘を受けました。この一連の文章を書くために見ておきたかったのです。

(続き)
一言書き忘れたために僕が思っていることとまったく逆の誤解をされたことがショックです。
こうした問題については言葉を慎重に使うべきなのだと学ばせていただきました。
「奇跡の産物」というのは、憲法の草案が議論された1946年という時期は
日本軍の犯した罪や第二次大戦の傷跡について生々しく人々の記憶にあったので
「二度と繰り返さないために」という人々の強い意志が働いたから
第九条という理想が明文化されたという意味で使っている言葉です。
あと少し遅れていたら朝鮮戦争がはじまり冷戦の兆しが色濃くなり
日本もその枠組みに組み込まれ、共産主義への防壁として利用されるわけですから。
あのわずかな時期だからこそ生まれることができたという意味でも「奇跡」です。

(続き)
当時はアメリカ人だけではなく、日本の市民も多くの団体が新憲法の草案を作り
自分たちの未来について真剣に考えました。
結果として、日本人はやはり「天皇主権」という発想から抜け出しきれず「主権在民」という発想を出したのはアメリカの人たちでした。
でも、それを「理想的な憲法だ」として晴れ晴れとした気持ちで歓迎し
受け入れたのは日本人です。
だから『戦後は』出兵せずに済んでいるんです。
憲法をアメリカの人たちが「作った」のは2週間ですが、
「使ってきた歳月」は60年です。
もう、誰が作ったという問題を持ち出すこと自体僕にはナンセンスに思えるのです。
僕は、そう言った意味で書いたのです。おわかりいただけますでしょうか。
いくらなんでも、日本の過去の出兵や無謀な軍事行動について
無視したり美化するような人間が
こうした記事を何回も書くわけがないじゃないですか。
思ってもいなかった誤解だったので正直驚きました。
すみませんでした。

(続き)
あなたに指摘されるまでは、その一言が抜けると意味が変わることに
気づかなかったのでその点は感謝します。
ただ、ちょっと誤解の仕方がひどいな、と正直思いました。腹が立ちました(笑)。
また、最近の憲法改正の動きに対して行動する方法としては僕が思うのは・・・
意見が異なる人たちの攻撃を恐れて自己規制するのではなく
こうした場でもいいから発言をすることが必要なんだと思っています。
なぜなら、タブーは、たいてい自己規制から生まれるからです。
エキサイトブログの「鍵コメ」を、僕はあまり好きではありません。
他人のブログで見かけると、いい気持ちがしないからです。
右の人も左の人も、自分のBlogなりホームページで過激に自分の意見を
発表していますよ。
たいていの場合は賛同者が読者になっていて「村社会」を形成しているようですが。
僕としては、このBlogはいろんな人たちがいろんな意見を遠慮なく
ぶつけ合う場であってほしいと思っています。

(続き)
本来、世の中全体がそうでなければならないとも思います。
言論の上でなら、ある程度の喧嘩は意味のあることです。
だから僕は、腹が立ったときには正直に書きますので(笑)
これを読んで腹が立ったならぜひ、反論してください。
・・・しかし、見解は同じだということは確認できたのに、
どうしてこんなに腹が立つのでしょう(笑)。
きっと、自分がいちばん誤解されたくないタイプの人間だと
ちょっとでも思われたことが腹立たしいんですね、
自分の単純なミスが呼び起こしたことなのに・・・(笑)。
すみません、こんな性格で。

akaboshiさん、お時間掛けて一生懸命説明してくれて有難う。
理解できました。物事の表現に誤解は多々あるので
確認という意味でしました。”こう言っているんだ”という憶測は
なかったです。こういう表現だと、こう取れる、としたつもりで、
書いたようにいつもは共感すること多いので説明をお願いすることに
しました。

一部の特定の表現を書いてなければ鍵にはしていませんでした。
実はそういった表現をサイトで書いた当人と書かれた当人両方の
サイトが荒らされて、後の個人の活動にまで多大な迷惑がかかった友人の経験も配慮してそういった可能性の責任をとるという意味と(後の祭より)、公にできる規制された表現より自由な表現をakaboshiさんへはしたいと思ったことへの選択でした。全部鍵にしなくても良かったと感じますが鍵にした行為が選択できて良かったとも思っています。相手や内容によっては表現の仕方を変えるという選択の存在は自分は支持します。
他のレスでも鍵にせず自分の政治的見解はかなり明確に出しているので
それが怖い訳ではないです。ウチでもリスクを負って公に政治的発言をしているのでこの件で鍵にした事を確認なしに問われるのは残念でした。これは見解の違いだと思います。
でもakaboshiさんのご意見は尊重したいのでこれからは鍵はやめようと思います。

akaboshiさん、お返事では全く腹は立ちませんよ(笑)逆に誠実なレスは嬉しいです。
ただ元の記事の足りない表現については悩んだ末(笑)質問する事にしました。
自分は誤解の可能性があるときや見解の違いを表現する時は
メールや電話よりも会ってするのが一番と考えているため
できれば会って話したかったのですが(笑)blogという場だから
交流が始められたという事もあるし避けられない一例なのかな、と
思いました。真剣に取ってくれてありがとうございました。
正直誤解があっても腹が立っても(笑)それを表現してくれる方は好きだし好感持てますでもショックを感じさせてしまったのは申し訳なかったです。なるべく気分を害さないよう時間かけて何度も書き直ししたんですが他の書き方の方が良かったかな。良い気分ではないですもんね。また寄ります

●flowfreeさん。
どうもありがとうございます。
僕は普段、記事をアップする際にはネット上に「保存」されるという意識が働き
わりと何度か読み返して確認するようにしているのですが
コメント欄への返信は、時間がない時にパッと書いてしまうことが多いので
言葉足らずになることも多く、それで起こってしまった誤解だと思います。
お騒がせしました。そして、ありがとうございました。
今後は、書く内容によっては、
改めて時間があるときに落ちついて記事にして書くように気をつけようと思います。

●(続き)
今回のやりとりは、一見瑣末なことのように感じる方もいるかもしれませんが
実はブログというものの持つ便利な側面と、危険な側面について
考えることができる出来事なのではないでしょうか。
コメント欄といえども、ここに書かれたことも
検索エンジンには引っかかってくる場合があります。
内容によっては、あらぬ誤解を招いてしまうこともあるのです。
「公開されるものである」という意識は持つべきだと思いました。
また、鍵コメ(非公開コメント)の件については・・・
flowfreeさんのおっしゃる見解もわかります。
禁止しようとかそういうつもりはありませんので(笑)
今後ももし、そうする必要があると思われる際にはご活用ください。
僕が人のブログを見るときに「非公開コメント」があると気になってしまうのは、
僕の性格的なものかもしれません(笑)。
ちょっと人よりも被害妄想的な部分があり、余計な妄想を抱きがちなもので(笑)。
なんか、「隠される」ということに敏感すぎるんですね。

akaboshiさんとflowfreeさんの真摯なやり取りに敬服しました。
みんながお二方みたいな大人だったら戦争もテロも起きないかもしれないのにね。
上の記事について、もうひとつ。イスラム教はコーランに人の暮らし方・生き方が細かく書かれているのですよね。だからムスリムの場合は宗教と日々の暮らしがほぼ一致していると言えると思います。だから「宗教ではなく文化の対立」というのは宗教と人の生活が乖離した欧米文化からの見方に偏っているかなと、少し思いました。

●nicoさん。
なるほど。上の記事に書いた「神亡き時代」というのも、
西洋的なものの見方から発しているのであって、
ムスリムの人たちや、宗教と文化が不可分である人たちには
当てはまらない言い方なのかもしれません。
宗教=文化である人たちからしてみれば、とんでもない暴論に聞こえてしまうのでしょう。
こうした発想を無邪気にしてしまえるのは、僕が「現代の日本」という
曖昧な状態の文化の中で生きている者だからでしょう。
ただ言える事は、「自分の信じる神のみが唯一絶対神である」
という捉え方での神は死んだ・・・という風に皆が捉え直すことで
新たな地平が見えてくるようにも思うのです。
自分が信じる神。
別の文化の人が信じる別の名前の神。
あるいは神という概念を共通に持たなくても成立している日本のような文化。
・・・それぞれのあり方を尊重し、
その違いを否定するのではなく面白がれるようにはならないものでしょうか・・・。

●(続き)
「自分の文化の優位性」を示すために「違う文化」を否定したり蔑むのって
・・・そうしなければ自信が持てないコンプレックスから来るのでしょうか。
ある意味、かわいそうでもあります。
文化はお互いに違ってるからこそ面白いし、もっと深く知ろうと興味が持てる。
果てには、混ざり合ってみようとも思うんです。
(違うもの同士が混ざり合うから発展・進化できるのであって、
同じもの同士が混ざり合ってもそこに発展はありません。)
たとえば世界中何処へ行っても同じコンビニがあって、
無味乾燥なものばかりを皆が食べるような世界になったとしたら・・・
つまらないですよね。
現代の日本は、すでにそうなってしまいつつあります。
各地方独自の食品や、昔ながらの独特の商店は
大都市から進出した力のあるチェーン店の進出により大打撃を受けて
どんどん消えています。
近年、その変化はますます加速度を増しています。
せっかく地方へ旅行に行っても・・・駅前のお店がどこも一緒では興ざめです。
アメリカ政府がしようとしていることは、そうしたことに似ています。
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