フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2017-05
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薔薇族は生きている006●とにかく撮りたくなったから



 伊藤文学さんを初めて見たのは昨年10月の「男色博覧会」の時。著書を買ってサインを貰ったりしたのですが、その時なぜかピーンと来たんです。「僕はこの人を撮ることになる!」と。

 飄々としているのに存在感があり、年輩なのに少年みたいなキャラクター。僕、昔からそういう人を見ると「撮影者魂」が疼くんです(笑)。どうやって文学さんと関係を築こうか・・・。そう思いながら著書を読み、機会を窺っていました。

 1月26日。Mixiの「伊藤文学◎薔薇族◎第二書房コミュニティー」に、管理人の影坂狩人さんが写真付きで、こんな書き込みをしました。


さよなら、旧「第二書房」

 昨日、某社への原稿入稿のために下北沢まで行った折、ちょっと足をのばして伊藤文学邸の様子を見て参りました。外観はまだ以前のままでしたが、内部の解体はかなり進んでいる様子。玄関のドアもはずされ、中からは職人さんらのかけ声が……。
 外壁にまだ付けられたままの「第二書房」の文字が哀し気で、初代『薔薇族』廃刊以降の関わりしかない私だとというのに、ひどく切ない思いで胸が一杯になりました。
 しかし! ただ感傷にひたってばかりいても仕方ありません。たとえ旧社屋は失われても、その核である文学氏は未だ意気軒昂です。
 今後の展開をお楽しみに!



 第二書房とは薔薇族の発行元。その建物は文学さんの自宅でもあります。それが解体されるとはっ!。以前から「銀行の差し押さえで建物が取られるかもしれない」という噂は影坂さんから聞いていましたが、まさかこんなに早くその時が来るとは・・・。

 翌日、僕はとにかく下北沢に行ってみました。そして、既に内装が破壊された建物を見て愕然としました。もっと早く来れば良かった・・・しかし悔やんでも後の祭りです。呆然としながら、ふと門の扉を見ると文学さんの新しい連絡先が手書きで貼ってありました。僕は興奮した気持のまま、そこに書かれていた番号に、とにかく電話をかけました。

 すると・・・なんとワンコールで「はい」と出るではありませんか(笑)。
「い・・・伊藤文学さんですか?」
「はい、そうです。」
・・・うっわ~っ!。
 心の準備が出来ていなかったので本気で焦りながらも、とにかく会って話したい思いを伝え、近くの喫茶店まで来ていただくことにしました。まさかこんな急展開になるとは・・・緊張が高まります。

 現れた文学さんは思った通りの飄々とした可愛らしい人でした。建物が壊されるに至った理由や、薔薇族についての話を一時間、みっちり語ってくださいました。こんな、どこの馬の骨ともわからない者が突然現れたのにも関わらず・・・。

 引越作業はほんの数日前。新居は近くのマンションで、狭く日当たりが悪いとのこと。なんでも、第二書房の所有していた日本の同性愛に関する貴重な資料等はトラック7台分もあり、すべて地方に一時避難させているとか。「いろいろ捨てたんだけど、君にもあげれば良かったねぇ」と笑顔でおっしゃっています・・・いくら置き場所が無かったからとはいえ、捨てちゃったなんてもったいない~っ!

 そのまま文学さんと僕は、解体が進む建物を見に行きました。そしてビデオを廻させてもらいました。あと数日で完全に解体されてしまう建物と一緒にいる文学さんを、とにかく記録に残しておきたかったんです。



 こうして僕と文学さんとの関係は始まり、「薔薇族自力復刊プロジェクト」の一員に加わることになりました。薔薇族のバックナンバーを研究したり、文学さんから直接お話を聞くことは、日本の同性愛の歴史を記録して見つめ返すことに繋がります。そこから発見できる様々なことに、今の僕はとても興味があります。未来を思い描くには、歴史を知ることも大事なことだと思うから。
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コメント

この記事へのコメント

うーん

復刊とか再廃刊とか、色々ニュースにはなってたんだけど、
こんな状況になっていたとは・・・・。
たった数年前まで、「さぶ」も「薔薇族」もあったのになあ。
資料捨てちゃったのは本当に惜しいですが、まあ当事者の
ご都合もありますからね。

引き継いでいく人がいる限り、残っていくと思いますよ。もう歴史そのものですから、光を当て続けていく限り、消えてしまうことはないでしょう。akaboshiさんのHNぴったりの役回りだと思います。自分で光れる人は強いなあ。

どうでもいいことかもしれませんが、

どなたか、あの薔薇を接木なり挿し木なりで、維持保存していないでしょうか。私が近場の者なら、飛んで行ってるのですが。きっと、もうとっくに更地になってしまってるでしょうね。

●nobaraさん。

薔薇は残念だったんですけど、解体業者のの人たちの好意で
いくつか記念品をもらうことはできました。
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