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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2023-05
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彼は殺された
ここで殺された
33歳で殺された

70歳の母と二人暮らしの
ありふれた日常が
暴力によって突然絶たれた

母は一人で取り残された


殴った後
金を奪った後
犯してしまったことの重大さを認識した犯人らは
被害者の身体を人目につきやすい場所まで引き摺り
梅の木の下に放置したという
生きたまま
寒空に放置したという




「自己責任」という言葉を安易に用い
「自分には関係のない問題」だと切り離してしまう
思考の怠慢からは何も生まれない

彼が抱えていた闇は
僕の中にも少なからず存在し
彼が辿った人生は
僕と少なからず似ていたのだろうから


遺体発見現場で感じた
「彼がここで殺されたんだ」という
理屈を超えたリアリティーは
僕の心に大きな種を植えつけた

彼はきっと
まだ成仏なんかしていない

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コメント

この記事へのコメント

ヒドイ、苦しい。何か知らないけど、苦しみが伝わってきます。一体何をしたというのか?そう思っているにちがいない。ヒドイ無惨。

彼が抱えていた闇

わたしは野外ハッテンをしたことがありません。
正直にいうと、この事件のことを知った時
「屋外で見知らぬ人とセックスするようなことするから・・・」
という気持ちがあったのは事実です。
どこかで自分を「良識あるゲイ」と思って、彼のことを冷ややかな目で見ていたと思う。
>「自分には関係のない問題」だと切り離してしまう
>思考の怠慢からは何も生まれない
まさにこれだったと思います。
でも、むしろ最近は彼のことが(少しだけ)身近に感じられるようになりました。
会ってすぐにHしちゃってるってのは、結局自分も同じだし。(野外か屋内の違いはあれ)
何より、そういう行動に走る気持ちが何となくわかるんですよ。
もちろん、彼の思考が僕に理解できるかっていうと、そんなことはないんだけど、
潜在的に孤独感を抱えていたんじゃないかな、とか。
わからない、もしかしたらとんちんかんなこと言ってるのかもしれないけど、
でも以前よりは彼のことを理解したいなっていう自分がいます。

はじめまして。

はじめまして。

何故でしょうね・・・

涙が出そうな程、苦しいです。

出来ることから始めませんか?

ゲイの友人が何人か居る者です。
以前、何回か書き込みさせて頂きました。

毎年追悼の会は行われているのですね。

この事件には、個人的な思いがあります。
被害者は私と同じ区在住の方でした。

あの頃、私はあるボランティア団体に所属していました(今も所属しては居ますがほとんど参加していません)。
で、活動の一つとして、毎年、主に福祉関係の講演会を企画開催していました。
今年はどんなテーマの講演会にしようかと、みんなで案を出し合い相談して決めるのですが、その企画委員会の時、犯罪防止に関するものはどうか、と私は提案しました。
その時、新木場の事件なども例に挙げて提案したのです。
結局採用はされませんでしたが。

思うところはいろいろあります。

私の記憶に間違いが無ければ、アカーが「野外ハッテンバでのゲイバッシングの対策」http://www.occur.or.jp/GB/Hattenba/Hattenba.html という頁を設けたのも、この事件が契機ではなかったかな?と思うのですが。
昨年7月に新木場で再び襲撃事件がありましたが、被害者は警察に届けましたね。
アカーの活動が役立っていた為でしょうか?
>同性愛者が新木場にて暴行を受ける事件はあとを絶たず…、
だとしたら、ゲイコミュニティーは自分自身の問題として、新たな取り組みを考えても良いのでは?と思ってしまいます。
呼びかけているサイトはアカーしか知りませんが、ゲイのための情報サイトのトップに常にアカーのバナーが貼り付けられていたり、とかいった事があっても良いのに、等と思うのは私だけでしょうか?
電話相談が集中して困る等という事情でもあるのでしょうか?

ホームページやブログなど持っている方、トップ頁にアカーのバナーを貼り付けませんか?
実は私はそうしているのですが。
(本当はアカーにリンクのお願いをしなくてはいけないのかも知れませんが、特に断り書きが無かったので貼り付けています)
みんなして、出来ることから始めてみてはどうでしょう?

はじめまして。
突然のコメント失礼します。

前からこちらのブログ、大変気になっておりました。
「ブロークバック・マウンテン」で検索ヒットした頃からでしょうか。

僕は一昨年、新木場の遺体発見現場に献花しに行ったことがあります。
かつては野外発展場として賑わっていたのでしょうが、周囲はあまり人がおらず、寂寞とした雰囲気に包まれていたのを覚えています。

そのときたまたま声を掛けられた人(勿論ゲイです。23歳の人でした)に聞いてみると、
あの悲劇的な事件を知らないとのことでした。

二度とあのような悲劇が繰り返されないように、日本人ゲイとして、今後も忘れず、語り継いでいかなければと感じます。

国内外のゲイに関するカルチャー、政治問題について常に情報収集・発信しているakaboshiさんにはただただ感服するばかりです。
僕も関心を持ってはいるのですが、なかなか講演会やパネルディスカッション等に足を運ぶ機会がなくって・・・色々とご教授いただきたいです。
(因みに、昨年のTGLPにはスタッフ参加していました)

またぜひ遊びにきます!
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