フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2017-08
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「クイア」を学び切り拓く008●パフナイト・世界のビアンから~香港編~



 リム・デズリ監督の上映会以来、パフナイトに行くのは3回目だったので緊張は全くしなくなりました。レズビアンのコミュニティ・スペースだからといって閉じているわけではないので、その姿勢が素敵だと思います。今回は中心メンバーである「つなさん」が初めてスピーカーとなって行われた「世界のビアンから ~香港編~つなが見た『LET'S LOVE 香港』の風景」というイベントを2月3日に見てきました。→PAF/NIGHT公式サイト

 『LET’S LOVE香港』は、香港ではじめて公的に「レズビアン」であることを公表した、ヤウ・チン(Yau Ching)監督による映画。レズビアンである3人の女性の日常を描いています。

 2002年に完成し、日本では2003年に福岡の「アジア・フォーカス映画祭」、2004年に大阪の「女たちの映画祭」で上映されたのですが、東京レズビアン&ゲイ映画祭で上映されることはありませんでした。そこで、この映画のファンであるという「つなさん」たちが2005年に自ら上映会を企画して「なかのZEROホール」で東京上映を実現。監督のヤウ・チンさんとのトーク・ショーまで行ったそうです。

 しかも「つなさん」たちは「LaLa Cultures」という組織を作って『レッツ・ラブ香港』のDVD化を実行。今年の1月には香港に行って監督や出演者と会談。映画のロケ地などを廻ったり香港のレズビアン事情などを調査しに行ったそうですから、半端じゃない「思い入れぶり」です。この日のトークでは香港レポートも交えながら、彼女がこの映画をどれだけ愛しているのか。その思いの丈を披露していました。

「LET'S LOVE 香港」DVD販売サイト
「つなカンパニー」
ラブピースクラブ・・・Feminist Sex Store

 実は彼女、この日がパフナイトでの「スピーカー初体験」だそうですが、とてもそうは思えない面白さ(爆)。まるで「弁士」であるかのように軽妙に笑わせながら、映画の世界を立体的に浮かび上がらせていました・・・すごい才能だと思います(笑)。

 この映画の香港での公開名は「Ho Yuk」と言って、直訳すると「激しく揺れる」という意味だそうです。低予算でゲリラ的に撮影が敢行された分、生々しく香港という街の持つ雰囲気が映し出されているようです。この日は、「つなさん」が撮影したという香港の写真もたくさん見せてくれたのですが、返還後、急速に中国の資本が流入して高層マンションが林立する反面、元から住んでいた人々は貧しくなり経済格差が拡大している香港の「今」が感じられるレポートでした。なんでもエスカレーターのスピードが日本よりもずっと速く、商店の店員さんも「笑顔」よりは「速さを美徳とする」かのような接客態度なんだそうで。すっかり「ビジネスタウン化」してしまっているようですね、今の香港は。

 香港の女たち

 面白いなぁと思ったのが香港の女性事情。その多くは専業主婦になるのではなく、外に積極的に働きに出るそうなんです。自分の家の家事は「アウトソーシング(外注)」して、自分はよその家の家事をしに働きに出る・・・そんなケースもたくさんあるそうです(笑)。つまり、女性が「働いて収入を得る」ための社会的な基盤が、日本よりもきちんと整備されているようなんです。街行く女性たちの表情も、日本よりもずっと生き生きと感じられたそうですよ。

  香港のレズビアンたち

 さて「つなさん」たちは当然の如く(?)香港レズビアン&ゲイ・コミュニティーの調査も行ったそうなのですが、香港島の「コーズウェイベイ」一帯にあるレズビアン・バー「JOCA」を訪ねたそうです。ドアには鍵がかかっていて、チャイムを押すと入ることができ、ソファがあって「まったり」出来る空間で、勉強会などのコミュニティ・スペースとしても使われているらしいです。ただ、香港のレズビアン・バーは店の入れ替わりが激しいらしく、ネットや情報誌に掲載されているからといって現地に行っても、無くなっている場合もあるので注意が必要とのこと。行く前には必ず、営業しているかどうかの確認電話をしたほうがいいみたいです。

 中国でレズビアンのコミュニティー活動を行っているのは「香港女同盟」というグループだそうで、会員はなんと1000人!。日本で同規模の会員を擁するレズビアン組織というのはありませんから、かなり力を持った組織だと言えるでしょう。マスコミ報道への抗議などの政治的活動や、月に1.2度の会合を開いているのですが会員の99%は、日常生活でカミングアウトをしていないそうです。

  テレビで「ボーイッシュな女性アイドル」がブレイク中

 「つなさん」が最も興奮して紹介していたのが、今、香港で大人気の女性アイドル。日本で言うと、かつての「ASAYAN」のような視聴者参加型のオーディション番組『超級女声』がケーブルTVで放送されているのですが、2005年度に15万人の応募者から選ばれたのは、なんと「ボーイッシュな女の子」だったそうなのです。しかも1位と2位両方とも!

 ちなみに、1位に選出されたのは李宇春(リー・ウーチュン) 。2位は周筆暢(チョー・ビーチュン)。どちらも僕の目から見ても「カッコイイ」と感じさせられるルックスです。そのブームの加熱ぶりは凄まじく、彼女たちのブームに対して中国政府当局からも「おとがめ」の発言が出始めているようです。政府としても無視できない規模にまで拡大してきているだなんて、すごいですね(笑)。

●YouTubeより、2位の周筆暢(←僕は周さんの方が可愛いと思った。笑)
  

 どうやら彼女らはレズビアン的にも「モテ筋」とされるルックスの持ち主であるらしく、パフナイトの会場でも「かわいぃ~、サイコー!」と興奮してらっしゃる方が数名いらっしゃいました(笑)。彼女らのファンは圧倒的に女の子が多いらしく、しかも女同士で手を繋いだり親密にしているイメージをメディアで打ち出したりと、「ビアン心」をくすぐっているようです。従来の女性アイドルのように、いわゆる「男に媚びてブリブリした女の子的キャラ」ではなく、「声が低くサッパリ系」なイメージ戦略で売り出されている彼女たち。プロモーション・ビデオではボクシング姿を披露するなど、既成の「男性性」「女性性」を越境したカッコ良さで、多くの若者たちの心を虜にしているようです。

関連記事●レズビアン!NEWS「李宇春、中性的なスター 」

 「カッコいい女子ってのも、ありよね。」

 ・・・嬉しそうにそう語っている「つなさん」自身も、そういえば中性的な(少年のような)キャラクター(笑)。彼女のように「女っぽくない女子」がブレイクするのを嬉しがるレズビアンの人たちって多いみたいですね。日本のメディアでは基本的に「男性の好む女らしい女性」がもてはやされがちですから、彼女たちは普段、そういう光景を苦々しく思っているんだなぁと感じました。

 ひととおりのプログラムが終了し、恒例の懇親会でビールを飲みながら、お手製の「チヂミ」をおいしく食べ、たくさん喋りました。家庭的でアットホームな雰囲気の中、いろんな方と知り合いになれるのもパフナイトならではの楽しみです。僕としてはレズビアンの皆さんに溶け込んでいるつもりなんですけど、実は「なんなの?この人」と思われてるんじゃないかと、ちょっと心配ではありますが(笑)。

  パフナイトで話してみるとわかること。

 レズビアンの人たちはゲイの情報を全然知らないし、僕も彼女らの知っていることを全然知らないことが多いです。(『Badi』とか『yes』って言っても知らなかったりするんですよ。)彼女らはゲイ雑誌なんか読まないだろうし、たぶんゲイよりも「二丁目カルチャー」への接触率が低いのではないかと感じます。ゲイの側もレズビアン・カルチャーに関心を持っている人は少ないみたいですし。

 どちらも面白いと思うし、似ている感性もあれば全然違う部分もたくさんあって、互いがもっと知り合えば面白いことが起きるのになぁ・・・と最近よく思います。FC2 同性愛Blog Ranking
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コメント

この記事へのコメント

はじめまして。

akaboshiさん、はじめまして。
今日、akaboshiさんのブログに辿り着いて、なにかいい感じって感じてリンク貼っちゃいました。
遅ればせながら、自己紹介ですが、私は28歳のレズビアンです。でも、正確な感じだと精神的両性具有って言った方がしっくりきます。トランスジェンダーなのかなぁとも思うときもあるけれど、どうも、それを認めるのも認めないのも息苦しい。
そんな折、この記事を読んで、なんか元気もらっちゃいました。
私も、先日このボーイッシュな歌手を何かのメディアで目にしたんですが、そのときは、あまり気に留めませんでしたが、動画で拝見するとカッコイイですね。

たくさんの記事があって、いろいろと読んでみたいです。また、来ます。

さっぱりした感じでいいですね。短髪の女の子。なんだか綺麗すぎる。レズビアンではないけれど、ゲイで有名だった、常盤 貴子と共演していたレスリー・チャンが恋人との悩みで自殺しましたよね。あれ、すごい衝撃的だったし、ショックでした。あの映画から男らしさと、力強さに衝撃うけてファンになっていたのに・・・しばらく心が空白になりました。
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