フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2017-08
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LGBT可視化に向けて051●女性問題に触れながら、LGBT問題を考える。

 「ゲイ・バイ男性向け就職活動フェア」とか、「レズビアン・マザーの方の話を聴く会」とか、以前からいろんな「タダモノではないイベント」に誘ってくれている悠さんのお誘いを受け、20日の午後は水道橋にある「韓国YMCA国際ホール」に出かけました。

 今回は働く女性の全国センター発足記念イベントだったのですが、ゲイの視点から見させてもらっても、なかなか面白いものでした。それよりもまず僕が驚いたのは、今まで日本に、この種の全国組織が存在していなかったという事実。なんでだぁ~っ!

 社会で働いてみると、すぐわかります。この国の「男女平等」なんてのは「タテマエ」でしかないことが。日本では依然として職場などでの待遇格差や賃金格差など、男女差別が平然とまかり通っています。だからこそ、このような組織が「力のあるものとして」育って行くことが求められ、発足に至ったのでしょう。

 これはLGBT問題に置き換えてみても共通の課題だと思います。日本のLGBTは政治的・言論分野における「力のある組織体」を持っていません。LGBT権利運動の先進国には必ずそのような組織が存在し、なにかがあった時には活発な抗議活動を行ったり、企業に問題提起をしたりしているのに、日本にはまだないのです。いろんな意味で日本ってまだまだ「後進国」なんだなぁと感じてしまう一例ですね。

 さて、会場には全国の「女性ユニオン」の代表者たちが集まっていて熱気ムンムンでした。しかし当然のことながら(?)参加者は女性たちばかり。200人以上の参加者中、男性はおそらく「一ケタ」しかいなかったことでしょう。(←それってど~なの。笑)

 しかも、この組織はまだ「出来たてホヤホヤ」で規約も細かいところまでは決まっていないらしく、イベントの後に討議をするとのこと。とにかく「見切り発車でもいいから組織を作るところから始めよう」ということみたいですよ。

 ところで。開会にあたっての挨拶で印象的な言葉に出会いました。 

「セクシュアル・ハラスメントは、1989年に流行語になりました。言葉が広がることによって『女性問題は人権問題なんだ』という認識が広まったのです」

 なるほどね~。例えばこれを、同じ「人権問題」であるLGBT問題に置き換えると・・・「ホモフォビア(同性愛嫌悪)」という言葉が「セクシュアル・ハラスメント」に該当するのかもしれないですね。

 流行語大賞とまでは行かなくても、言葉を「流行らせる」ことによって世間に浸透させるという手段があるんだなぁと思いました。「それってセクハラっ!」と日常会話で使われているのと同じように「それってホモフォビアっ!」と笑って語れるようになったら、だいぶ意識は向上するんですけどね。

 続いて女性問題の「権威」である田中美津さんの講演がはじまり、ここでも印象的な言葉に出会いました。

 「最近『格差社会』という言葉が使われているけれど、それは男性の若年層にフリーターやニートが増えているから言われるようになっただけ。女性にとって、日本社会はいつでも『格差社会』であり続けてきました。」

 「女にとっての格差社会は、男にとっても格差社会。会社の恋人のようになってしまった男たちは、日々『働け、働け』という号令のもとに急かされ続け、30代だけではなく40代、50代の正社員までもが仕事を抱え込まされ残業の多さに苦しめられています。正社員が減らされる一方で、仕事の負担が増やされた正社員たちの『過労』が問題となっています」

 話を聞きながら思いました。このように「女性が主体となって、女性の目線から発言している言葉」って、実はそれほど触れる機会が多くないんですよね。新聞やテレビ、ネット上のニュースというのは、どこか「男性的な物言い」で埋め尽くされているような気がします。

 もっと「女性目線からの言葉」が溢れかえるようになると世の中は柔らかくなって活性化するんですけどね。『健康で屈強な男たち』が働きやすくなっている社会の構造というのは、そこに当てはまらない者を短絡的に排除する思想を人々に根付かせてしまいます。それって息苦しいし・・・文化として「豊か」じゃないですよね。

 講演のあとは、大阪から来たという若い男性ユニット「杉本緑地公園」のクラシック演奏がありました。女性たちだらけの部屋の中に、息子のような年齢の若い男性が登場すると一気に場が華やぎますね~(笑)。彼らは在日コリアンなので「アリラン」の演奏もありました。しかし演奏時間が約45分も続き、ちょっと疲れてしまったので僕らは第一部で会場を退散し、神保町でお茶をしてから別れました(笑)。

 LGBT絡みのものだけではなく、こういうイベントに出てみるのも視野が広がりますし新たな発見が出来るもんですね。さあ、悠さんは次に、どんなイベントの誘いをかけてくるのでしょうか。密かに楽しみにしてます(笑)。FC2 同性愛Blog Ranking
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コメント

この記事へのコメント

そうなんですよね。

>『健康で屈強な男たち』が働きやすくなっている社会の構造というのは、
>そこに当てはまらない者を短絡的に排除する思想を人々に根付かせて
>しまいます。

会社が利潤追求のために長時間労働を強要し、そこに乗れない人間を排除していく。
たしかに多くの中小企業ではそういう面もあって、そうしないと会社経営が立ち行かない。大手なら2~3人で分担すべき仕事を中小は一人で一手に担わないといけなかったりします。
ところが、未曾有の収益をあげている大企業までもが(というより、そういった中小よりもさらに)、長時間労働を強要している。障害者が自立のために働く場所も適切に準備されたりはしない。会社は効率主義でやらないとまず儲からないというのはありますし、余裕のあるうちに有益な投資をすることも必要でしょう。
でも、そこからこぼれ落ちていく人たちの手当てをどうするのか?
ゲイであればHIVに感染したりするチャンスは多いわけですが、それがばれたら解雇に追い込まれる人もいたりします。弱者が生きやすい社会を作るために、健常者はその分まで必死に働いているというわけでもなさそう。

こうした状況はどう考えればいいのでしょうね?

●玉野真路さん。

会社は放っておけば効率主義になりますから、
そこから先の問題は、やはり「政治」「法律」の出番になるのでしょう。

どうなるんでしょうねえ?

でも、バカ経団連がホワイトカラーイグゼンプションとか導入して、労働者をこき使おうとしていますよ。政治は、やつらからはきちんと税金も取れなければ、労働者を守ることも出来ていません。どうすればいいんでしょうかね?

日本における

男女平等は確かにタテマエなのが現状だと思います。多くの格差や差別が女性であるというだけで、受け入れなければならないという社会はおかしいですよね。こういった団体ができたことは喜ぶべきことだと思います。ただ社会に問題として広めるためには、当事者以外の女性や男性にも認知してもらうことが必要だと思います。法律をつくる国会や社会はやはり男性中心ですからね。
当事者以外の協力や問題意識を持ってもらうことは、LGBTにおいても同じことがいえるのではないかなと思います。

参加ありがとう

当日、参加してくれていたなんて感動です。会員資格を女性(女性自認を含む)
とした事について、セクシュアリティが、多様な中で議論になりました。
サポーターも募集することになりましたので、よろしく。

●玉野さん。

二大政党がどちらも「経団連べったり」なのだとしたら・・・
どうしようもないですね(笑)。
今年の夏の国政選挙で、「ホワイトカラーエグゼンプション」に関する見解を
各候補者がどのように打ち出すかに注目し、
自分の見解に近い候補者に投票することで情勢を変えるしかないですね。

●enqvistさん。

ほんと、女性達の直面させられている問題には
今後のLGBTのことを考える上でも共通する問題がいっぱいあると思います。
当事者以外の人たちと知り合ったり、連携したり励ましあったりするには
まず自分が「やわらかく」なくっちゃいけないんだと思います。

●伊藤みどりさん。

イベントを手伝われていたという悠さんに誘われて、フラフラと行ってしまいました(笑)。
サポーターですか。興味ありです!今後、お会いする機会があると思いますので
よろしくお願いします。
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