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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2024-03
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LGBT可視化に向けて046●いざという時のための可視化。終末期医療に関するパブリックコメントに投稿を!

 同性同士のパートナーって「いざという時に」関係が証明されにくいのが困るんですよね、今の日本での社会的認知度の低さの中では。

 どちらかが病気になったり事故に遭ったりして緊急を要する時に、もしかしたら連絡が来ないかもしれない。面会が出来ないかもしれない。病状が説明されないかもしれない。さらには「意識が無くなる位の重病・重傷」の時に、本人の代わりに意思決定させてもらえないかもしれない。

 逆に「もし自分に何かが起こった時」のことを考えてみても、すごく不安です。いちばん辛い時に大好きな人に傍にいてもらえないかもしれないなんて、悲しすぎるし寂しすぎる。実際、同性パートナーが駆けつけても面会出来ないなど、病院から「排除された」例が少なからずあるそうです。

 いわゆる従来の「家族」の概念に「同性パートナー」が含まれていないことから起こる事態。当事者の感覚と社会一般の感覚との「ズレ」がもたらす現象でしょう。同性愛者が世の中に少なからず存在し、社会の一員としてフツーに生活しているという認知が中途半端だから起きてしまうことですよね。

 関連した動きとして、厚生労働省が1月11日に「終末期医療の決定プロセスのあり方に関する検討会」を行うそうで、傍聴者を募集しています。
第1回終末期医療の決定プロセスのあり方に関する検討会の開催について

 そして、今後の議論のための「たたき台」を公表し、それに対するパブリックコメントを募集しています。誰でもこれに対してメールか郵送で意見が出来るのです。
ご意見の募集について
終末期医療に関するガイドライン(たたき台)

 これはもしかして、行政当局への「可視化」のチャンスではあ~りませんかっ!。

 今までは「家族等」という曖昧な表記でしかなかったところを、もう少し具体的に「本人が指名する代理人(婚姻外関係であっても実生活などを共にする自分のパートナー) が代理行為をする」 と明記してもらうだけでも、医療現場で大きな効力を発揮することでしょう。そのように要望する意見を、あなたも送ってみませんか?

 いざ「命に関わる緊急時」には、一刻も早く面会したり意思決定を行う必要があるかもしれません。そんなパニック状態の時に医者に対して「同性愛者とは~」と説明したり、ガイドラインの解釈について言い争う精神的余裕なんて無いかもしれません。

 だからこそ、最初からガイドラインに「明記」しておくことで、同性パートナーが駆けつけることも当然「あり得ることなんだと想定しておいてもらうこと」が大事ですよね。

 今回のパブリックコメントへの投稿呼びかけは、東京メトロポリタン・ゲイフォーラムの赤杉康伸さんから発信されています。赤杉さんのブログに転載可能な文面等も掲載されています。賛同される方はパブリックコメントへの投稿と、ブログやmixiやメール等での呼びかけに御協力ください。こういう時に声を出すことを積み重ねれば、少しずつ着実に世の中は変わるはずです。FC2 同性愛Blog Ranking

関連映像(再掲載)
●YOUTH TALK 06 石川大我さん挨拶(3)2年、3年付き合ってみて見えてくるもの
記事はこちら
  

●YOUTH TALK 13 尾辻かな子さん~同性パートナーも家族と同等に扱うべき
記事はこちら
  

関連リンク
Rainbow Talk2006~同性パートナーの法的保障を考える全国リレーシンポジウム
Sexual Science2006年6月号「座談会・同性カップルの法的保障 身近な不利益を点検し,必要に応じて提訴も」
●LGBT-JAPAN/法律婚でない2人のためのQ&A式ライフパートナーお役立ち辞典
第11回:パートナーが発病、入院しました。私は入院保証人になったり、医師から病状の説明を聞いたり、看護ができますか。
第12回:パートナーが事故にあったとき、救急隊から情報を受けたりできるでしょうか。
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コメント

この記事へのコメント

お知らせありがとうございます!

パブコメ 早速送ってみました☆
ちゃんと届いたかなぁ~???

●asamiさん。

わぁ~、ありがとうございます。
そしてmixiでも呼びかけてくださって、サンキューです。
それにしてもasamiさんたちって、本当に長いおつきあいなんですね。
記念日、おめでとうございました。
これからも大阪に行く時には絶対に連絡しますので、また遊んでください。よろしくです~。
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