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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2018-12
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「yes」創刊の波紋024●「王の男」監督インタビュー記事への不快感

      

かつて。 「異性愛」「同性愛」という言葉は分かれていなかった。
異性を愛しても同性を愛しても、それは等しく「愛」だった。

しかし近代以降
工業化や戦争へと国民を駆り立てるために
「近代家族」という制度が作られた。
その際、兵士や労働力として動員するための
「子ども」を生み出さない種類の愛情は「無駄なものだ」と決め付けられ、
「異性愛」と区別するために「同性愛」と名付けられた。

さらに為政者たちは「同性愛者」と名付けた人々を
異常視し、病気扱いにして治療しようとし、
犯罪者扱いにして断罪しながら
「ホモフォビア(同性愛嫌悪)」という心の癖を人々に付けさせた。
今でも社会は、その悪癖から抜け出せていない。

映画『王の男』が描いているのは
「同性愛」が「異性愛」と区別される以前の東アジア。
凡庸な時代劇作家たちがこれまで「隠してきた」ことを
ただありのままに描いただけなのだ。

しかしイ・ジュンイク監督は
『yes vol.5』のインタビューで次のように発言した。
「この作品は同性愛よりも、人間関係におけるもっと大きい愛を描いています。」

僕は腹が立った。なぜわざわざ
「同性愛」と「人間関係におけるもっと大きい愛」を
分けて語る必要があるのかと。
「愛」とは比べるものなのか?
なぜ両者を比較し、同性愛を「狭くて小さい概念」として
捉えてしまうのか?
当時の人々のありのままの姿を描いたはずの監督が
結局は「近代人の心の癖=ホモフォビア」に絡め取られた発言をする皮肉。

そして更に思った。
『yes』編集部の方はなぜ
このように当事者を不快にさせる発言を
わざわざ記事の「見出し」にまで掲げ、あえて強調したのだろうかと。

この雑誌の読者ターゲットの中心はLGBT当事者たちではないのか?
普段は「いないもの」として扱われ、
大概のメディアから「語りかけられもしない」当事者たちに
語りかけることが大きな使命ではないのかと。

世の中にありふれている「ノンケ的な物言い」を
LGBTライフスタイルマガジンが
そのまま無批判に掲載してどうする。

僕は主張する。
同性愛は異性愛と同じく「人間関係における大きい愛」である。
そもそも「愛」という主観的な心の現象について
当人以外が規定する資格などないはずだ。

YES Vol.5
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コメント

この記事へのコメント

激しく!同意!

その通り!

愛は愛です。
特別視されることには
怒りを感じます。
私が誰を好きでも
それを無関係な人に
分析されたり否定される筋合いはないと。

けれど、
以前は自分の中で、
自分の存在を特別視して
苦しい思いをしていました。
普通の男と普通の女の恋愛こそが
正しいのだと思いこまされていたから。
そのことを考えると、
異性愛中心の世界で
何の疑問を持たずに生きている
人たちの意識を変えるのは
ものすごく大変なことなんだと感じます。

この世の中にいるのは、
異性愛の人間だけじゃないということや
人間は男と女だけじゃないといういことを
目に見える形で
示していくことができれば、
社会の意識は変わっていくと思うのですが、
まだまだ時間がかかりそうですね。
今のところ、
私にできるのは
身近な人たちにカミングアウトすること
くらいなんですけど。

ははあ

そりゃ、カチンときますね。
読んでないのでよくわかりませんが(今号はまったくノータッチ)、そういう場合は編集部に投書メールを送るか、ここで取り上げるからといって、公開質問状を送るといいですよ。せっかくアエラにも取り上げられたのにね、こんなんじゃコメントした私までアホみたいだ。
でも、この映画は当の俳優といい、みんな同性愛色を消そうという意図のコメントを繰り返しているようですね。商業的にそういうキャンペーンはよくありますが、yesがそれに乗っては元も子もない。むしろそこを突っ込むインタビューをしないと意味がないのに。
独自インタビューなのかしら、それともどっかからの買い記事なのかな。

わたしも

はぃ??って感じでした。
あまりに当事者のことを意識してなさすぎですよね。
ってか、オイコラYES!編集者もLGBTじゃねえのかよ!!って
思いました。

私もそう思います。

腹立たしいですね。

yesはいい記事もありますし、私もずっと読んでいたので残念に思います。
しかし、こちらの編集部さんはきっとakaboshiさんのこのブログを読むことによって気づくはずです。ライターさんも、常識的な感覚を持ち合わせ、プロであるとするなら反省するでしょう。
この見出しなどに、編集部の誰も異議を唱えなかったのか?と思うと本当に「なぜなんだ!」と思います。十分反省すべきです。

今後、このような記事を掲載した場合は、私は購読することはもうないと思います。

ただ、「ノンケ的な物言い」という表現は、私にとってはかなりキツイ表現です。人間がグラデーションなら、どうぞ敵対視することなく、と願います。

この映画、私も観ないと思います。観客数が映画の評価に結びつくとするなら、その監督の価値観を評価することにもつながりますからね。本来、作品そのもので評価したいと思いますが、おおっぴらにこのようなことが雑誌の記事になるなら、そうするしかありません。

●この件に関しましては

まだ言葉足らずで説明しきっていないように感じていますので、
後日改めて検証記事を書かせていただきます。今しばらくお待ちください。
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この雑誌自体は読んでなくて、こちらの記事で引用された1行だけを読んでの感想だし、どちらかというと、この映画を見て(韓国語字幕の DVD で3回、劇場で1回)感じたことなので、はずしているかもしれない。わたしが思ったのは、監督の言葉の中の「同性愛」は「異性愛」にも

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