フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2008-08
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これからの多様な性&家族&ライフ・スタイル12●モデルケースの創出を〜永易至文さんのコメント

 宮台真司さんの発言に続き、会場からの質疑応答の時間になりました。まずは及川健二さんが「やらせ質問である」とカミングアウトした上で(笑)既に声をかけていたお二人からの発言を求めました。一人目は、フリーライターの永易至文さんです。

 最近、「にじ」を知るというコーナーを立ち上げて永易さんの活動から学んで行こうと思っている僕にとっては嬉しい機会(笑)。発言している姿を映像に映したかったのですが、事前に撮影許可を得ていないのと、他の方々が映り込む可能性があるので断念しました。音声のみですが永易さんの発言をお聞きください。

  

 生活面でのモデルケースが見えにくいから、ゲイは刹那的な「エロ」に走りやすい。ちょっと乱暴な見解に思えるようではありますが、そういう側面があることは否定できません。これは現代日本のゲイ・コミュニティーが直面している切実な問題です。

 しかし、ゲイに対して情報を発信してきた旧来のゲイ向け雑誌は風俗系スポンサーとの「しがらみ」にがんじがらめになっているようであり、「エロ中心」の紙面作りを続けています。おそらく既存のゲイ雑誌は今のような紙面作りを続ける限り、一般企業からの広告出稿を望むことは難しいことでしょう。当事者以外の方が読者として定着しにくい「閉じたメディア」であるため、メディアとしての成長に限界があるのです。もちろん、そういうものも必要ですが、長年「それしかなかった(定着しなかった)」ということ自体、ゲイ・コミュニティーが「閉じてきた」ことの表れだと僕は思っています。

 「グラビア上のエロ」というのは、いずれ飽きるものではないかと僕は思います。確かにかつては「エロ・グラビア」見たさに僕もゲイ雑誌を買っていましたが、1年もすれば飽きました。なにせ値段が1500円もしますし、ほとんど見ることのない付録のエロDVDに投資したくはないので、最近では読みたい特集がある時以外、買ってません。買うために2丁目に行かなきゃなんないし(笑)。
代表的なゲイ雑誌「Badi」(テラ出版)
 「エロ中心ではないLGBT向け雑誌」としては最近『yes』が出現しましたが、カルチャー情報や海外の情報に特化し、それなりに充実した内容ではありますが、どうも「おしゃれで金持ちなゲイ」に向かって消費意欲を刺激する路線を追求しているようでもあり、「おしゃれではなくお金持ちでもない」僕のようなフツーのGAYにとっては身近に感じられません(それでも値段が880円と安いので、毎号買おうという気にはなります。笑)。
「YES Vol.5」
 実際にフツーに社会で生活者として生きているLGBTたちが「これは私達のものだ」と親しみを持てるメディアが今の日本には無いように思います。これはとても残念なことだし、だからいろんな活動が大きなうねりに結びつかず散発的なものに終始しているのかな、とも感じます。これはコミュニティーとしての構造的な問題点ではないでしょうか。そこの辺りも含めて「にじ」という媒体で考えようとしていた永易さんのようなスタンスの活動、ぜひ継続するべきだし僕はとても関心があります。
●永易さんの著書「レインボーフォーラム―ゲイ編集者からの論士歴問」

永易至文さん関連記事
「クイア」を学び切り拓く001●セクシュアルマイノリティー「1期生」“ミドル世代”のいま

 まずは「同性愛者=エロ直結イメージ」から脱却した場を作れば、LGBTメディアに投資するスポンサーって、数多く出てくるのではないかと思うのですが・・・。引き続きこの問題は考えて行きたいです。FC2 同性愛Blog Ranking

 NEWS!
 朝日新聞社から発行されている「論座 2007年1月号」には、永易至文さんの寄稿記事『職場のHIVポジティブたち〜陽性者1万人時代に入った日本』と、宮台真司さんと園田浩ニさんの対談『10年後の「援助交際」〜何が問われ、何が問われなかったのか』が掲載されています。

「論座 2007年 01月号』

コメント

この記事へのコメント

どうも

いろいろ動画が乗っていて、これまで使っていたOS9では見られなかったので、これまでアクセスしたことなかったのですが、iBookでのぞいてみたら、いろいろ力作のレポート満載で驚きました。ちょっとしたビデオジャーナリストですな。

ところで、図書館で書評の専門新聞の「図書新聞」、それの12月9日号を見てみてください(笑)
それについて、おもしろかったら、またレポートが読んでみたいです。

●永易至文さん。

先日は突然、声をかけてしまってすみませんでした。
そして、コメントありがとうございます。
「にじ」は、ルミエールで売っているのをみかけて買いましたよ。
「図書新聞」、さっそく見てみますね。
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