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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2020-07
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大学時代、ゲイを演じることになり・・・04

演劇部では役者がどの役を演じるのかは、本読みをした後で演出家が決めていました。

キャストが発表される日というのは、朝からとても緊張します。なにしろ、その日から本番が終わるまでの50日間、自分がどんな人間の内面を理解し身体を使って演じるのか・・その役割が宣告されるわけですから。
演出家は女性の先輩。とても繊細で鋭い感性を持った人でした。一応どの役をやりたいのか希望は聞いてくれるのですが、他の役との組み合わせや出番の都合などによって、必ず希望が叶うわけではありません。僕はそれまで「やりたくない役」をやってばかりだったので、なおさら「今度こそは」と緊張していました。
演目は、その女性演出家が自分で書いたオリジナル脚本。天使と悪魔が狂言回しのように登場する中、人間たちが「死」をどう迎えるのかをオムニバス形式で描くというものでした。

僕には、本読みの段階から不思議と魅かれる役がありました。その役だけ、なぜか余計な事を考えなくてもスッと読めてしまうのです、しかもとても自然に。
そんなことははじめてだったから、ぜひその役がやりたかった。でも主役級の役なので、へたくそな僕では役不足かもしれないと思いつつ、演出家との面接で、僕にしてはめずらしくそのことを主張しました。その時、演出家はなぜか僕を凝視するだけでした。普段から突然そういうことのある人だったので、その時はあまり気にはしなかったのですが。
そして、キャスト発表・・・。

その役は僕に回って来ました。
僕に割り振られた役は男子高校生。男2人、女1人の仲良し3人組でいつも行動している普通の高校生。ただちょっと変わっているとすれば、三角関係であるということ。しかも女の子を巡ってではなく、男子をめぐっての三角関係が、微妙なニュアンスで描かれているものでした。
演出家がこっそりと僕に近づいてきて言いました。
「この役は、キミがやるということを想定して、当て書きしたものだから。」
「えっ・・・」
「じゃあ。」
それだけ言って、彼女は帰って行きました。

次の日から、稽古が始まりました。


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コメント

この記事へのコメント

これって演出の先輩にはバレバレだったということですか?
ちなみに、大学時代、気が合う女の子の他に、恋焦がれた男性とかはいなかったの?あるいは肉体的にギラギラするような男性でもいいけど、笑。
演劇部で修行僧みたいな生活してたのかなあ。でも肉体的には一番、やりたがりの時期だよねえ。

もしその演出の先輩が本当に認識していたとしたら、
凄い勘の鋭い人なんですね・・
実は自分の知らない内に理解してくれてる人が居るという事ですよね・・
あと自分にもそういった鋭い勘が欲しいと思うのでしたorz
今まで書かせて頂いたコメントにakaboshi07さんの名前を間違って書いていました。
本当に申し訳ありませんんでした。

う~む。鋭すぎる。
やはり、演出家の先生はなんとなくそう思っていたのか…。
いや、逆に「そうだったら面白いな」かもしれないよね。
私が、演出家や脚本家だったら、
まず最初に自分の書きたいものの大まかなストーリーを決めながら
その人物は、全くの架空ではなくて実現する人間を当てはめて書くと
書きやすいような気もするからね。

●RYUくん。
肉体的にギラギラって言葉、はじめて聞いた(笑)。
なんかリアルでいいなあ。今度使おっと。
大学時代は、かなりのエネルギーを演劇に吸い取られてたから・・・。
他にもサークルや学友会活動もしてたし、映画にはまったのもその頃だし、
今思えば忙しくすることに自分で酔ってたのかも。
忙しければいろいろと深く考えなくてもいいじゃん(笑)。だからかな。
肉体的にどうだったのか、あんまり覚えてないけど・・・
まあ、基本的には男だからねぇ(笑)。

●pinkaponさん。
理解なのかどうかはわからないけど、鋭い人は感じて、
感じていることをこれまた巧妙に伝えてくる。
そういう人って、結構今まで多数いますよ。
その先、その人と打ち解けるかというと、
お互いの関係性とか度胸とか、いろんなことが関係してくるから
なかなか進展はしませんけど。
え、名前間違ってた?気付いてない位なので全然気にしないでください(笑)。

●callaさん。
僕もかつて、実在の人物を当てはめて
脚本めいたものを書いてみたことがあるのですが
具体的にイメージできるし、
その人のそばに居れば自然とリサーチも出来ちゃうし(笑)
書きやすかったです。
ただ、書いている最中、本人に感づかれないようにするのがドキドキしましたけど(笑)

こんちは、うちからもリンクさせてもらいました。
「まずいなぁ」って感じでしたら、ご遠慮なくおっしゃってくださいね。

●noboruさん、リンクありがとうございます。
「まずいなぁ」どころか、嬉しいです。
今後もいろんな刺激を受けに参りますので(笑)よろしくお願いします。
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