「yes」創刊の波紋020●AERAに「yes」紹介記事が掲載される

その『yes』編集部の方々を取材した記事「おしゃれゲイ誌1周年」が『AERA 11/27号』に掲載されています。
取材は後藤絵里記者。記事の中には編集部の方々の写真も載っているので一気に親しみを感じさせられますし、創刊時に、表紙に「ゲイ」と明記するかどうかで大激論した苦労話とか、なぜ読者ターゲットをLGBT市場に絞ったのかなど、季刊誌『yes』のコンセプトについて明確な取材がなされています。『yes』のファンの方にとっては必見の記事ですよ。

ちなみに06年の米のLBGT市場は6000憶ドル(約70兆円)にもなるそうですから、市場規模としては完全に「無視出来ない」レベルにまで膨れ上がっています。LGBTフレンドリーなイメージ戦略を打ち出すことは「先進的な企業」であるというステイタスにもなるみたいですね。

政治の世界では近年やっと、上川あやさんと尾辻かな子さんが当事者として「可視化」したことで少しずつ変化の兆しが見えてきました。あとは、フツーに生活者として社会に存在している我々当事者が、どれだけ目覚めることが出来るのか。存在を示すことで「マーケットとしても可能性がある」ことを、既存のコミュニティ以外の方向に積極的にアピールすることが出来るのかどうか。そういう段階に来ていると僕は認識しています。
「市場として認められれば状況は飛躍的に変わる。日本のLGBT市場に向けた活動を仕掛けたい」

・・・マネージャーの望月展子さんの「めざすゴール」は、そこにあるそうです。ぜひ今後も積極的に、いろんなことを仕掛けて驚かせ続けて欲しいです。「眠っているマーケットを顕在化させること。LGBTの人たちの発言の拠点をつくること」

今後は既存のゲイ・メディアや活動家たちとも連携したり、さらなる刺激を与え合ったりしながら、全体として盛り上がって行けるといいですね。海外だけではなく日本国内にも、まだまだ取り上げて掘り下げるべきアクチュアルな問題って、たくさんあると思います。僕らの生活感覚の「リアル」に肉薄してくるような内容の記事をもっと掲載してほしいし、ジャーナリズム的な感覚の記事も更に深化させ続けて欲しいと、わがままな読者としては期待しています。→FC2 同性愛Blog Ranking
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