フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2018-02
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「yes」創刊の波紋020●AERAに「yes」紹介記事が掲載される

 フツーの感覚で書店で買えるLGBT雑誌『yes』が創刊されたのは昨年の12月でした。書店で見かけた時には本当に嬉しくて、興奮をブログに書いたことを憶えています。→こちら

 その『yes』編集部の方々を取材した記事「おしゃれゲイ誌1周年」が『AERA 11/27号』に掲載されています。

 取材は後藤絵里記者。記事の中には編集部の方々の写真も載っているので一気に親しみを感じさせられますし、創刊時に、表紙に「ゲイ」と明記するかどうかで大激論した苦労話とか、なぜ読者ターゲットをLGBT市場に絞ったのかなど、季刊誌『yes』のコンセプトについて明確な取材がなされています。『yes』のファンの方にとっては必見の記事ですよ。

 自身もゲイであるという編集長の透海零さんは、10年以上前にサンフランシスコでLGBT向けの旅行博に訪れた際、LGBT市場の可能性に気が付いたそうです。なんでも一流ホテルの宴会場で一流企業がこぞってLGBT向けにPRしている光景を見たということですから、それは衝撃的だったでしょうね。そして同時に日本でのLGBT市場の未開拓ぶりに思いが至ることは当然のこと。

 ちなみに06年の米のLBGT市場は6000憶ドル(約70兆円)にもなるそうですから、市場規模としては完全に「無視出来ない」レベルにまで膨れ上がっています。LGBTフレンドリーなイメージ戦略を打ち出すことは「先進的な企業」であるというステイタスにもなるみたいですね。

 その一方で「可視化」すらままならず、ホモフォビアや制度的な差別にも当事者達の多くが「慣れてしまっている」のが、これまでの日本の現状。
 政治の世界では近年やっと、上川あやさんと尾辻かな子さんが当事者として「可視化」したことで少しずつ変化の兆しが見えてきました。あとは、フツーに生活者として社会に存在している我々当事者が、どれだけ目覚めることが出来るのか。存在を示すことで「マーケットとしても可能性がある」ことを、既存のコミュニティ以外の方向に積極的にアピールすることが出来るのかどうか。そういう段階に来ていると僕は認識しています。 

「市場として認められれば状況は飛躍的に変わる。日本のLGBT市場に向けた活動を仕掛けたい」

 透海さんの明確な目標は、この1年間に発行された『yes』の誌面から、読者である僕には確実に伝わりました。現に1年前には、「ゲイ」としての自分を社会生活からは切り離し、ほぼ「クローゼット」の中に閉じこもってウダウダとブログに思いを吐き出していただけの僕が、少しずつですが「ゲイとしてやりたい」と思ったことを実行しはじめ、「ゲイとして会いたい」と思った人と出会って行くようになりました。その変化をもたらした要因の一つは、間違いなく『yes』で出会った数々の印象的な記事たちから受けた感動です。

「眠っているマーケットを顕在化させること。LGBTの人たちの発言の拠点をつくること」

・・・マネージャーの望月展子さんの「めざすゴール」は、そこにあるそうです。ぜひ今後も積極的に、いろんなことを仕掛けて驚かせ続けて欲しいです。

 まだまだ当事者たちの中でも『yes』の知名度は浸透途上です。「関西レインボーパレード」の実行委員の中にも知らない人がいましたし(笑)まだ地域によって知名度にはバラ付きがあるのかもしれませんね。でも、今年の東京国際レズビアン&ゲイ映画祭のスポンサーとしての積極的な広報活動や、東京・札幌パレードでのブース出展などを見かけたときには嬉しかったし親和感を深めることができました。

 今後は既存のゲイ・メディアや活動家たちとも連携したり、さらなる刺激を与え合ったりしながら、全体として盛り上がって行けるといいですね。海外だけではなく日本国内にも、まだまだ取り上げて掘り下げるべきアクチュアルな問題って、たくさんあると思います。僕らの生活感覚の「リアル」に肉薄してくるような内容の記事をもっと掲載してほしいし、ジャーナリズム的な感覚の記事も更に深化させ続けて欲しいと、わがままな読者としては期待しています。FC2 同性愛Blog Ranking
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