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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2019-04
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LGBT可視化に向けて027●尾辻かな子さん、札幌プライド集会で「都城問題」への協力を呼びかける

 9月17日に行われたレインボーマーチ札幌では、パレードの後に「プライド集会」が大通り公園で行われました。これは実行委員会の主催する公式イベントで、札幌の上田文雄市長の挨拶や、いろんな方のスピーチや参加団体の紹介などが行われるものです。
 大阪府議会議員の尾辻かな子さんも挨拶し、パレードに参加しての思いや、「IDAHO(国際反ホモフォビアの日)」の説明、そしてまさに「今」の問題として、「都城問題」への協力を呼びかけていました。
 その時のスピーチを紹介させていただきます。(口語体そのままの形になっています。)

 『みなさんお疲れ様でした~(会場から拍手)あ、どうも、すみません。
 え~、まず、ちょっと、「Innternational Dey Against Homophobia」のことを喋る前に少しだけスピーチをさせてください。
 本当に、まず10周年という・・・10回目を迎えられた「札幌レインボーマーチ」本当におめでとうございます。実は私これ、3回目なんです、ここに来るの。一番最初に来たとき、私はまだ「クローゼット」でした。議員には当選していましたけれども、カミングアウトしてない時にここに来て、そして、上田市長の挨拶を聴きました。もう本当に、私胸がいっぱいになるぐらい感激をしまして。その時に、やはり、選挙で選ばれた人、政治家や議員というものの言葉の持つ強さというのにすごく私自身、動かされるものがあって、「今度来るときは絶対にカミングアウトしてここに来よう」って思いました。

 そして去年カミングアウトして、この札幌レインボーマーチを歩くことが出来て、そして今年も、この10年目の記念すべき札幌レインボーマーチを皆さんと歩くことが出来ました。
 10年ってほんとに、言ってしまえば短いけれども、本当に長い時間だと思っています。私が、たとえばこうしてカミングアウトして今、活動できるのは、やっぱりこの10年の間にいろいろな所でカミングアウトしたり、そして活動してきてくださった皆さんがいたからこそ、先にそうして道を作ってくださった人がいたからこそ、私たちは今、歩けるんだと思っています。ですから本当に、この10年を支えて来てくださった皆さん、そして全国で同じように活動してきてくださった皆さんに、まずもって感謝したい。そう思っています。

 ね。本当に、パレードっていいですよね。私、本当に、こうして皆さんと一緒にパレード歩くと、なんか、開放されるんです。ありのままの自分でいていいんだって、すごく思います。私の今の正直な気持ちは、「自分がレズビアンでいて良かった」って、すごく思います。自分が、こうした同性愛者、セクシュアルマイノリティーじゃなかったら、こんな素敵なパレードを歩くことは出来なかったし、札幌でこんな素敵な体験をすることも出来なかった。こんな素敵な仲間と出会うことも出来なかった。私は本当に今、自分が自分でいて本当に嬉しいと思っています。そんな、「自己受容のシャワー」を、皆さんと一緒に浴びれたなぁと思っています。

 しかし、まだまだ日本全国、「自分が、ありのままの自分でいていいんだ」って思えない人って、まだたくさんいると思うんです。ぜひ、このパレードをきっかけに、また素敵なメッセージを伝えて行きたいと思います。「一人じゃないんだ」ってこと。「怖れなくていいんだ」って。「ありのままのあなたでいいんだ」って。「仲間はこんなにたくさんいるんだ」って。ぜひ、この声をまた、残りの364日も、皆さんと一緒に伝えて行きたいと思っています。

 ・・・ええ、それで私ここに呼ばれたのはなんでかと言いますと、5月17日のことを話しろと言われて来たので、5月17日のことを少しだけお話させてもらいます。
 皆さんのガイドブックの25ページのところに少し記事が書いています。5月17日というのは、WHO(世界保健機関)ここで、国際障害疾病分類という病気の分類の所から同性愛が治療の対象から外れた日なんですね。で、この日を記念しまして、世界中でホモフォビア(同性愛嫌悪)のみならず、セクシュアルマイノリティの嫌悪に対して戦おうという日になっています。

 今年の5月17日は、はじめて行いまして、札幌でもやってくれました、実は東北でもやってくれました、新潟でも、そして大阪でも東京でもやりました。私たちは何をしたかというと、大使館に行って来たんですね。なぜ大使館に行ったか。それは、世界で、まだ9カ国で同性愛を死刑にする国があるからです。私たちは、生まれる場所、生まれる地域を選ぶことは出来ません。生まれた地域によって、自分らしく生きることができない。自分らしく生きているだけで命を奪われることがある。それを、同じ仲間としてこのまま見過ごしていていいのかということがありました。それで大使館に行ってきました。札幌からはレインボーマーチの竹村さんが、そして今日、参加していただいております東京プライドからは、中田さんが、ね、怪我の後で足を引き摺りながら東京の街を一緒に歩いてくれました。

 こういう形でこれからも、パレードは、私たちが私たちであることをお祝いする日。私たちがありのままでいることをハッピーにお祝いする日。そして、5月17日は、同性愛嫌悪に対して「それは違うんちゃう?」って。「同性愛を変だと思っているあんたの方が変やねんで」って言う日にして行きたいと思います。

 それでですね、今。宮崎県の都城市という所で、男女共同参画の社会づくり条例が議会で審議されています。ニュースでご覧になった方もいらっしゃると思いますが、この条例からなんと、男女共同参画社会の定義の中で、「性別または性的指向にかかわらず、全ての人が尊重される社会」と書いてあったものが、この9月議会で提案された所から抜けてしまいました。「性的指向」という言葉が抜けて、「すべての人が尊重される社会」という風に変わってしまったんです。で、「これはおかしいんじゃないか」ということで、今、アクションを起こしまして、私自身も都城市に行ってきました。

 これは22日の議会の最終日に採決が行われます。ぜひ皆さん。都城でも実は、同性愛者の人たちが頑張っています。カミングアウトしたら生きて行けない、そんな地域で、でも、声を届けたいということで議員さんに会ったり、いろんな人と会いながら活動している仲間がいます。どうか、「性的指向」を条例に残して欲しいという事を、都城市や都城市役所に、メール・FAX送ってください。そして、もし、万が一、22日に「性的指向」という言葉が落ちてしまったら・・・。来年の5月の17日は「ホモフォビア賞」を都城市に贈りに行って来たいと思いますので、(会場から笑い声、拍手)皆様その時はまたご協力よろしくお願いします。

 それでは、本当に10周年おめでとうございます。ありがとうございました。』


 以上が尾辻さんのスピーチでした。飾らない口調で一言一言に内実がこもっていて、「世慣れた政治家」という雰囲気を微塵も感じさせません。政治家って経験を積めば積むほど「政治家っぽい」話し方を身に付けて話がつまらなくなりがちですが、いつまでも尾辻さんには、今の「ういういしさ」を保ち続けて欲しいなぁと思いながら、僕は聞いていました。


 彼女は、日本で「同性愛者である」ことを公表している唯一の政治家です。実際には現職の政治家の中にも相当な数いるはずの当事者たちが、依然としてカミングアウト出来ていないのが日本の現状です。つまり彼女はたった一人で政治の世界の表舞台に立っているわけで、本人は表立って口にはしないでしょうが、実はものすごい重圧の中で戦っているのではないかと思います。
 彼女が起こす政治的アクションは、僕らの権利や社会的な立場を直接、向上させるためのものです。出来る範囲で、無理のない関わり方で、僕は応援し続けたいと思います。

 「都城問題」は今、まさに正念場です。本当に来年の5月17日に「ホモフォビア賞」を贈呈しなくても済むよう、今、出来るだけのことをしたいと思います。メールやFAXで、普段僕らが感じていることを少しだけでも書けばいい。それこそが、僕らが何処にでもいて普通に生活しているということを「可視化」する一つの方法になるのではないかと思います。

都城市へのメール・FAXあて先
●長峯誠市長 宛て 
Tel:0986-23-2111 Fax:0986-25-7973
info@city.miyakonojo.miyazaki.jp
●都城市議会 議会事務局 宛て
TEL 0986-23-7869 FAX 0986-25-7879
gikai@city.miyakonojo.miyazaki.jp

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★注!
昨日、記事をアップした際にスピーチ後半の「ホモフォビア賞」を「ホモフォビアショー」と勘違いして掲載しておりました。たいへん失礼しました。てっきり、演劇部隊を組んで「ホモフォビアショー」を公演しに行くのかと思ってワクワクしていたのですが…(←それもいいかも。笑)
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コメント

この記事へのコメント

尾辻さんって本当パワーありますよね!
都城でもパワーもらいましたよ!!
ぜひ、都城で「ホモフォビアショー」を開催してほしいですね^^
ってなこと言ってる場合じゃないか^^;

●hatapyさん。

「ホモフォビアショー」って、ちゃんと丁寧に企画・立案して作ったら
なかなか面白いものになりそう・・・な~んて(笑)。
聴き間違えた札幌の日からずっと、僕の頭の中では妄想が繰り広げられ続けています。
演劇化だけではなく、映像化したりしても面白そうだし。ね(笑)。

都城、もし条例が可決されてしまっても
今回の件で、依然根強いホモフォビアの存在が「意識化」され「可視化」されたわけですから
僕はいつまでもネチネチとこだわり続けることでしょう・・・ふっふっふ。
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