LGBT可視化に向けて025●尾辻さんの都城訪問、続々と報道される

●長峯誠市長→「受け止めます」
●下山議長→「委員会で議論します」
→尾辻かな子活動日記「宮崎空港です」
同じ日に、国際人権監視団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(本部・ニューヨーク)も、長峯誠市長宛てに抗議文を送っています。
→日本語訳が尾辻さんのブログで公開されています。
また、先日の東京新聞での掲載に引き続き、この問題を報じるメディアが続々と増えてきています。特に地元の宮崎日日新聞では社説をはじめ、連日のようにこの問題を取り上げています。
●宮崎日日新聞(9月10日)
社説「男女参画条例を修正?避けたい、振り出しへ戻る愚」
●宮崎日日新聞(9月14日)(抜粋)
■条文化することで“よし”とし、地道な啓発活動を怠ってきた市の責任は重い。この修正案が成立する事態にでもなると、取りようによっては「敗北宣言」である。慎重な議会審議を期待したい。
■確かに憲法の人権規定はある。それでも同性愛者や性同一性障害者らが日常生活のあらゆる場面で、肩身の狭い立場に置かれるのが現実だ。だからこそ法律や条例などで細則を設け、理念を再認識する行程も必要になる。多くの自治体が視察に来て、同じ内容の条例が広く運用されることからも、都城市の条例は理にかなうものであったはずだ。高らかに宣言した本家本元が“先祖返り”したのでは、身もふたもない。
性的少数者排除は否定 都城市長、苦しい答弁…上から5番目に掲載
●宮崎日日新聞(9月15日)(抜粋)
前田四一郎市民生活部長は、市が今年2月から3月に実施したパブリックコメントで、旧条例の「性別または性的指向にかかわらず」を新条例案に残すことについて賛成5件、反対13件の意見が市民から寄せられたと報告した。
反対意見について「懇話会や庁内検討では『一部の偏った見方であり、受け入れられるものではない』という点で終始一貫していた」と答弁した。反対意見を否定しながらも結果的には反対意見通りに問題の表現を削除するという矛盾を含んだ説明となった。
文言削除は差別容認 大阪府議、都城市長に抗議
その他、こちらのメディアでも動向を報道しています。(抜粋)
尾辻府議が提出した「抗議および要請文」は「性別または性的指向による差別が実際にある中で、こうした文言を盛り込まないことは差別を無視し、容認する行為と受け止められる」として、条例案の修正を求めている。都城市内の2団体を含む全国の14団体と個人396人が賛同している。
尾辻府議は長峯市長に直接、要請文を手渡し、「(旧都城市の条例は)性的少数者への配慮を盛り込み、高く評価された。憲法にも身分や門地など例示した部分はある。男女共同参画社会づくり条例にも性的少数者配慮の例示は必要」と強調。「(性的少数者配慮の)表現を復活させてほしい」と求めた。
長峯市長は「すべての人という表現で性的少数者を包含すると考えている。性的少数者を排除したものではないということは理解してほしい」と答えるにとどまった。
●神戸新聞(9月14日)
「性的少数者の人権に配慮を」(←リンク切れ)
●西日本新聞(9月15日)
性的少数者に配慮の条文削除案 国際人権団体が抗議文 都城市長に撤回求める
●Thanh nien news.com<Source:Reuters>(September 14, 2006 )
Japan city's move to change pro-gay law draws ire
●BBSニュース(September 15 2006)
Japanese Municipality Must Not Weaken Landmark Anti-Discrimination Law
他にももし報道されている媒体を見つけられた方はぜひ、情報をお寄せください。市議会が休止している土・日の間に都城市の議員さんたちは、こうしたメディアの動向を目にしているかもしれません。これからいよいよ、良識が問われる時です。
ところで尾辻さんは札幌のパレードにもきっと来られることでしょう。僕は8月のSTN学習会では話しかけることが出来なかったのですが(笑)、今回は旅先の開放感に頼ってこの件に関してなど、話してみようと思っています。乞うご期待!→FC2 同性愛Blog Ranking
コメント
おお!
何とかこの素晴らしい条例をなくさない方向に向うといいなあ・・・。
●Kazuccineさん。
今回の件で知りました。これぞジャーナリズム。
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