LGBT可視化に向けて024●本日、約400人の思いと共に尾辻かな子さん都城市へ

宮崎県都城市の「男女共同参画条例」から「性別又は性的指向にかかわらず」の文言が外されようとしている件で、尾辻かな子さんが都城市に向かいました。彼女のもとには本日の時点で約400人分の賛同者がメールを寄せたそうです。市長とも面会の予定があるようなので、どのような対話がなされたのか注目ですね。
→尾辻かな子活動日記「都城市役所に来ました」
この件に関しては昨日から市議会が開会し、さっそく議題に上がったことをこちらの記事のコメントに「しおんさん」が報告してくださいました。その後の動向もご存知でしたら、遠慮なくお知らせくださいね~。
また、今日の東京新聞はすごいです。24面の「こちら特報部」で、この件が大きく取り上げられています。↓

さすがは大手新聞社の中でも特に「ジャーナリスト魂」を失わず、鋭い記事を毎日提供してくれている新聞ですね。今回の件をきっちり丁寧に取材し、東京でのパレードの写真と共に掲載されています。東京新聞の発行は東京・静岡地区のみですが、鋭い報道姿勢が評価されていて、けっこうファンが多いんですよ。では、この記事に登場している方のコメントを一部、引用させていただきます。
・・・まさに「普通に市民として生活している私たち」の代表として今日、尾辻さんが行動してくださっています。彼女が昨日、ブログにアップしたこの言葉も、すごく僕にとっては印象的でした。●元野広慈さん
(前回の条例作成に協力した地元の人権団体「シエスタ」会長
「市には、この問題について有識者からなる懇話会があるが、メンバーも議事録も公開されていない。市当局はあまりにも市民の声を聞いていない」
「同性愛者は東京や大阪など大都市のみで、都城のような地方には実在しないから施策は必要ないという無知に基づく反対論が、現行条例を策定した当時も今もある」
●尾辻かな子さん
(同性愛者であることをカミングアウトしている大阪府議)
「(表現が)『すべての人』となってしまうと、私たち性的マイノリティーの存在が見えなくなってしまう」
「『性的指向』という文言を入れたことは画期的だった。この表現があることで一体、誰に何の不都合があるというのか」
「『性的指向に関わらず』という表現を削っていいのは、差別がなくなったとき。誤解や偏見は今も続いている。まずは普通に市民として生活している私たちを知ってもらいたい。」
人と人が実際に顔をつき合わせて真摯に語り合えば、なにかしら新しい発見が双方に生まれます。僕らも早く、尾辻さんのように「普通の市民として生きているLGBT」として、多くの人たちの中で「可視化」されて行きたいですね。そして、その流れを逆行させるかのような動きには警戒しなければならないし、そうした時こそ「存在」をアピールして、多くの人たちと「対話」する機会にしたいですね。「すべてのことは、対話からはじまると思っています。ですので、こちらの意見に耳を傾けて頂けるように落ち着いてお話をしてきたいと思います。」

さらに尾辻さんをバックアップ!個人での要望・意見等を直接届ける際の宛先はこちら。
お薦め図書長峯誠市長 宛て
Tel:0986-23-2111 Fax:0986-25-7973
info@city.miyakonojo.miyazaki.jp
都城市議会 議会事務局 宛て
TEL 0986-23-7869 FAX 0986-25-7879
gikai@city.miyakonojo.miyazaki.jp
●尾辻かな子著「カミングアウト―自分らしさを見つける旅」
・・・尾辻さんが苦しんだこと。そして政治家として歩みだすきっかけとなった出会いのこと、カミングアウトするまでの葛藤などが、飾らない素直な文章で読める現代LGBTにとっての「名著」です。
→FC2 同性愛Blog Ranking
コメント
さすが!早っ!
地元、宮崎の新聞に引き続きいい感じです!!
今日の新聞記事の添附写真、かっこいいので下さい!自分のブログに使わせてね!!
いい傾向です
どこまで「いないもの」として取り扱ってるんだ!!
東京新聞GJ!!
outou1@tokyo-np.co.jp
このメールアドレスで、読者応答室です。記事の感想を書いてあげると、記者も、これを書かせたデスクも、あるいは特報部長も、編集局長も、喜ぶはずです。
●ゲイリーマンさん。
写真、そちらにも載せてくださってありがとうございます~。
●Kazuccineさん。
●北丸さん。
わかりました。近日中に送りまっす!
トラックバック
⇒ http://akaboshi07.blog44.fc2.com/tb.php/438-0b3b2433