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2020-02
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LGBT可視化に向けて021●「不可視化」されようとしているLGBT


 ↑この発言、なんだと思いますか?

 現在、存続の危機に直面している宮崎県都城市の「男女共同参画社会づくり条例第2条・現行版」が2003年に生み出される際、市議会で実際に交わされた言葉です。
すこたん企画「同性愛関連ニュース 2003年11月28日

 僕は思います。

 こうしたことを平気で発言できる人には、その隣に座っている人や自分の家族や親戚・友人にもLGBTがいるかもしれないということへの「想像力」が、まったく欠けているのではないかと。

 こうした無知による偏見や差別意識を抱えている人たちと地道に対話を重ね、やっとの思いで一票差で可決されたのが、この条例でした。その際には都城市の人権団体「SIESTA(シエスタ)」の人たちやLGBT当事者たちが、相当に頑張ったそうです。

 なにしろ「性的指向に関わらず」という文言が条例に明記されたのは全国ではじめてのことであり、そのために費やされたエネルギーは大変なものがあったと思われます。また条例の施行後も、なにかと「槍玉」に挙げられる存在だったのではないでしょうか。今回の変更の理由になったと思われる都城市の「パブリックコメントに寄せられた意見」を見ると、そうした様子が窺えます。
都城市ホームページ「◎パブリックコメントに対して提出されたご意見等及びそれに対する市の考え方」

 差別意識は、こうした機会に「可視化」する。

 ふだんは見えにくいLGBTへの差別・偏見意識は、こうした機会に「可視化」します。これは映画「ブロークバック・マウンテン」が公開されたことによって、ブログ上に一斉にホモフォビア的な発言が「可視化」された現象と似ているのではないかと思います。
ブロークバック・マウンテンで見る世界024●ゲイ・イメージ考

 この条例から「性的指向」の言葉が削除されるということは、結果的にLGBTの存在を「不可視化」することにつながるのではないかと思います。明記されているからこそ「意識化」されて効力を発揮するわけで、明記されていなければ我々マイノリティーの存在は「見えにくい状態」に、簡単に逆戻りしてしまいますから。

 LGBTを「不可視化」しないためにも

 日本はまだまだLGBT「可視化」の中途段階にあります。我々の多くは職場、学校などの社会生活だけでなく家族に対しても、同性愛者であることを公表できずに暮らしています。同性愛者であることをカミングアウトした議員が登場したのも、ほんの1年前のことなのです。(実際には一定数いるはずなんです。どんな立場の人の中にも。)

 その「カミングアウト第一号議員」である大阪府議会議員の尾辻かな子さんが、都城市議会議員宛てに「抗議及び要請文」を送る際の賛同者を募っています。僕も賛同メールを実名で尾辻さんに送りました。LGBT「不可視化」の流れに疑問を持たれる方はぜひ、協力をお願いします。

 こうした最近の「バックラッシュ」の影響はLGBTだけの問題には留まりません。多様な人たちが豊かに共存して暮らす、真の意味で「誰もが生きやすい世の中」を実現する流れを阻害するものであり、警戒しなければ本当に危険です。また、世界レベルでの人権政策にも明らかに逆行しています。こうしたことを「黙認する」ということは、日本社会がますます画一化し「狭量化」することをも黙認することになるような気がして、僕は黙っていられません。知れば知るほど、そう思うようになりました。このブログの読者の皆さんもぜひ、できる範囲で声を上げてください。

→賛同メール宛先 otsuji_office@osaka.nifty.jp
(受付は9月12日まで)
→尾辻かな子活動日記 「これが日本社会の現実なのか・・・」
「 賛同人を募ります!」 「賛同人 現時点で約120名です」

参考サイト
All About同性愛/♀♀当事者による♀♀のためのコラム レア-でもウェルダンでもない・7「文化的な中傷」

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コメント

この記事へのコメント

何が不安なの・・・?

なぜ同性愛者の教師がいたら不安なの・・・?
何が不安なの・・・?
理解できない。信じられない。

思いこみの自己満足、現実を見るのが不安

変な異性愛者が子どもにセクハラやってますが、そっちが安心?ってことでしょうかねえ。
不勉強な異性愛者の性教育はセクハラと同じです、5%はいる性的少数者にとっては、すくなくとも。

別に同性愛者の教師が増えたら、同性愛者の生徒が増えるってもんでもないと思うんですけどね。生徒がカミングアウトしやすい状況にはなると思うけど。
恐らく「同性愛者=少年愛者=生徒に見境なく手を出す」とか思ってるんでしょうね。
色んな偏見・差別・誤解に対し、真っ向から立ち向かう姿勢を貫いた人々に拍手、です。

●Kazuccineさん。

「異性愛者の先生」は不安がられないわけだね、この論理だと。
いっぱい事件起きてるけどねぇ。淫行関係の(笑)。

●nobaraさん。

「不勉強な異性愛者の性教育はセクハラです。」

これ、名言ですね。
「異性愛者しかこの世にはいない」という論理のままで行われる性教育は、
同性を好きになっている子どもを戸惑わせ、さらに悩ませて孤独に追いやってしまいます。
その不安を想像してみてほしいですね。

●さすけの友さん。

ほんと、誰を好きになるのかまで他人にとやかく他人に規制されたくないですよね。

それに、「同性愛者の教師が性教育をする」ことって、素晴らしいことだと僕は思います。
同性を好きになっていることに気付いている子どもが、
「生きていていいんだ」と思える。孤独から救われる。

「『人は同性を好きになる場合もある』と性教育で教えたら同性愛者が増える」

こんな風に危惧してらっしゃるんだと思うけど・・・。
う~ん。
「増える」っていうか・・・実際の数は変わらないけど
「カミングアウトして自由にのびのびと生きられる人が増える」とは言えるかな、確実に(笑)。
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