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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2023-09
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停電礼賛


電気が停まった
パソコンが落ちた
職場は静寂に包まれた

エレベーターを使わずに
息を切らして階段を
わざわざ歩いて上がってきたのは
いつも馴染みの同僚たち

異常で特殊で不安な事態なのに
瞳は輝き口元はほころび
いつもの演出されてるかのような
硬い表情が消えている

「あそこの信号、消えてたんですよ」
「こっちは点いてたよ、不思議だね」
「隣のビルは点いてるみたいだよ」
「ど~いうこっちゃ、なんだこれ~」
「なんか・・・戦時中みたい」
「(笑)」

非常灯のオレンジの明かりが
否が応でもスリルを煽るから
どさくさに紛れて
はじめて言葉を交わせた人もいた
皆の表情が子どものようで
「こんな顔もするんだなぁ」と
嬉しかった

やがて電気は点いた
パソコンは復活した
職場にエアコンの音が響き始めた

ほっとしたのも束の間
いつものありきたりな朝の復活は
あっという間のことだった


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コメント

この記事へのコメント

東京局地現象

地方から見ていると、東京だけ大騒ぎしているみたいで、「あっそう」という感じでした。これはもしかして、マジョリティーを見るマイノリティーの視線?

実際、たいへんだったんだろうけど、地方で起こったらニュースにもなりません。見ない振りして、切り捨てでしょう。

でも、いろんな事に気付いた方もいることが分かって、少しホッとしました。一瞬静かになった街、夜だったら満天の星空だったかもしれないと思うとゾクゾクします。

●nobaraさん。

そうですね。夜だったらもっとパニックになっていたでしょうね。
それに、東京だったからメディアが騒いだというのは、なかなか鋭いですね。

東京って、住んでいると毎日ここの「実態」を見ているからそれほどには感じないけれど
たまに地方に行くと思います。
いかにテレビや新聞が東京の情報で埋め尽くされているのかということを。

東京から離れれば離れるほど、東京への求心力って増すのではないかと思います。
実態を日常感覚で感じない方が、想像力が膨らみますからね。

私も

nobaraさん同様、「ふーん」だったんですよ。
ある意味、自分と東京の距離を感じてしまったりもします。
高校のとき震度6強の地震がきたけれど、全国区のニュースでは
扱われた時間10分かそこらだったもんな。(死亡者ゼロってのもあったと思うけど)

それはともかく、何だかわくわくした瞬間だったみたいですね。
ちょっとした非日常って感じです。

お元気ですか?

昨日、テレビでこの停電事故を聞いたとき、「大停電の夜に」という2005年の日本映画を見たばかりでした。

お久しぶりでしたね、本当に。お元気ですか。
この前、メール一つを送って、届きませんか?

来月、私はまた大学に入ります。これは三年ぶりに、北京での生活することです。
そこは故郷より、勿論大都市ですが、いろいろ心配こともあります。
でも、大学院の学生生活おもしろそうで、学校に日本からの留学生もたくさんいますよ。
新しい日本人の友達との出会うことができて、よく憧れています。

以降、akaboshiさんからのメールもお願いします。

映画より、綺麗な話を送りしましょう:
あなたにすてきなことがありますよ!

●Kazuccineさん。

みんな、会社を離れたプライベートでは、こんないい顔をしてるんだなぁ~という
発見をさせてくれた停電でした。またいつでも起こってちょうだいっ!(←ってオイ。)

●wikaさん。

wikaさん、お久しぶりです。そして御免なさい返事を送信していなくて。
ちゃんと届いてましたよ、どうもありがとうございます。

北京で始まる新たな学生生活いいですね~。
日本からの留学生もたくさんいるなら、ぜひぜひたくさん友達つくってくださいね。
そしていつか、ぜひ日本にも。
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