フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2017-03
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LGBT可視化に向けて006●尾辻かな子さん講演会「虹色の社会をめざして」聴講記①

 5/23(火)、僕は尾辻かな子さんの講演会を聴きに国際基督教大学(ICU)に出かけました。

 先日のaktaで帰り際に貰ったチラシで知り、興味を持ったからです。彼女が「日本で初の同性愛者カミングアウト議員」として、どんな風に活動しているのかを見てみたくなりました。

 講演は平日の昼12:30からだったので会社は年休を取りました。放っておくと溜まる一方なので、こういう機会に消化しなきゃ損しますからね(笑)。中央線・武蔵境の駅からバスで15分。まるで森の中にあるかのようなキャンパスで、久々に森林浴を満喫したという感じです(笑)。都心から程よく離れ、空気も綺麗で広々としていて、とてもいい環境の大学だなぁと思いました。


 バスを下りると、あちこちに尾辻さんのチラシが貼られた案内標識が立っています。「わたしはレズビアン、政治を変える、社会を変える」と大きく書かれているから、かなりのインパクト。ポスターや立て看板もあちこちに掲示されていて、主催者側がかなり力を入れて宣伝しているのがわかります。

 ちょっと早めに着いたので学食に入ったのですが、驚きました。なんと全ての机の上に尾辻さんの顔が貼られた、紙製の三角形の置物が置いてあったのです。

 ちょうど昼食時の食堂では学生たちが、それを横目に昼食を食べています。「私はレズビアン」という文字を眺めながら・・・なんだか、嬉しくなる光景でした。

 腹ごしらえをして会場に入る際、受付の女の子から「学生さんはアンケート用紙をお持ちください」と呼び止められてしまいました。やった~まだ学生に見えるらしい~!(←っていうか幼く見えるってこと?笑)。「あ、一般です」と正直に述べて、講演テキストをもらって席に着きました。

 会場ではすでに、たくさんの学生たちがワイワイとお喋りに花を咲かせています。よく見ると学生に混じってちらほらと、大人の姿やゲイらしき短髪姿の人も見えます。僕以外にも結構、学外から聴講に来ている人がいたようです。

「同性愛者って数%しかいないんだぁ~」
 席に着くと、隣の席の女の子たちが何やら盛り上がっています。
「え~、ニューハーフって呼んじゃいけないのぉ?」
「Mr.レディーもだって~」
「きゃ~美輪明宏~」
「オーラの泉~」

 チラッと彼女らの様子を見てみると、講演テキストに載っている「当事者の多くが不快に感じる表現」だとか「カミングアウトした著名人」などのページをめくりながら、はしゃいでいる会話でした。面白いからメモっとこうかと手帳をこっそり取り出したら、僕が当事者である気配を察知したらしく、ピタッと会話が止んでしまいました・・・う~ん残念っていうか、その変わり身の早さが面白かった(笑)。

 時間になり、アナウンスが流れます。
「ビデオ・写真撮影はご遠慮ください。なお、主催者側で講演のビデオ撮影をさせていただきますが、お客様のプライバシーには十分、配慮いたします。」
 あ、そうか。「プライバシーを配慮される立場」って僕のことかぁ・・・と、ふと思い出す。

 まずはICUの先生による、会の説明。
「男色という文化があった日本は、西洋のホモフォビアとは違うけれども、日本型のホモフォビアはあります。特に子供たちが『おかま』『レズ』などの言葉で傷ついています。」
 普段からジェンダー論を教えている先生らしく熱の込もった話し振りです。きっとこの先生達が中心になって頑張ったから、キャンパスが尾辻さんの笑顔だらけになってたんだなぁと頼もしく思いました。

 彼女に紹介されて尾辻さんが登場しました。フォーマルだけれどスポーティーな雰囲気。
「こんにちは~」
 まず第一声。かすかに数人の学生が「こんにちは」と返します。ちょっと緊張気味な場内。
「元気なお返事ですね~」と場を和ませ、さらに「大丈夫ですか?。お昼すぎて、ちょうど眠たくなる頃ですよね。」と 学生に優しく語りかけ、いよいよ講演が始まりました。

 彼女の話し方はちょっと早口の関西弁まじりで、どこかしら「頼もしい近所のお姉ちゃん」的な親しみを感じさせます。人に威圧感を与えないキャラクター。自然と好感が持てるし、爽やかで柔らかな「風(かぜ)」を感じさせる人だと思います。

 まずは自身が3年前、28歳の最年少で大阪府議会議員選挙に当選した話から始まり、昨年の8月に「東京レズビアン&ゲイパレード」でカミングアウトをするに至るまでの経緯が、早足で説明されました。 FC2 同性愛Blog Ranking


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コメント

この記事へのコメント

オープンキャンパスで一度行った事があります。森の中にあるような感じで、広々してて、「ばか山」(庭にある築山のことだそうです。そこでぼへえっとしてるとばかになるとか。笑)もあるし、いいところですね。私の住んでるところからは恐ろしく遠いし、偏差値もバカ高いので受験すらしませんでしたが。
そういうサークルがあるのはうらやましいです。
大学の友人と「平井堅とひかわきよしってできてるんだって~」などと無責任な会話をしていたら、やっぱり「カミングアウトって何?」「ゲイとオカマは違うの?」というレベルで、なんだかがっかりです。
学食行ったら写真と同じところで、ハヤシライスが結構おいしかったです。値段が高かった気もするけど(笑)akaboshiさんは何をめしあがったんですか?

続き楽しみにしてまっす!行ってくれてほんと嬉しい。アカボシさんの感慨深いレポートが女性同性愛者の話に関わってくれると読みたくなります。有休使っていくとはさすが!またまた行動しちゃってますね^^

はじめまして。私も学外から行ってきました。とはいえ途中入場だったので、そんな話があったのかと興味深く拝見しました。本当に空気の気持ち良いところでしたね。学食も見ておけば良かったです。
実はIDAHOも行こうと思いつつ結局見送った小心者です。同性愛者だと思われたら、知り合いにあってしまったら、と怯んでしまいました。私はアセクシャルで確かに「同性愛者」ではありませんが、同性愛者だと思われることを「不名誉」だとは思わなかったはずなのに。自分のホモフォビアに気づいてショックでした。
話がズレてしまってすいません。続きを楽しみにしています。

はじめまして。
以前から大変興味深く、読ませていただいています。
あかぼしさんのモノの見方には、ところどころ
共感しながら、膝を打つこともしばしば。
(もちろん、たまに?と思うようなこともありますが
それは個々の価値観の違いから来ることなので
当然でもあると思っています。)

ただ、以前から、どうしても引っかかっていることがあります。
あかぼしさんの表題に次いで書かれている。
「ゲイは特別なことじゃない。だからカミングアウトも必要ない。」
という部分。
「特別なことじゃない」ということには、十分同意出来るのですが、
本当に「カミングアウトも必要ない」のか。

私は、ゲイであれば、誰もがカムアウトするべきである、
とは思っていないのですが、
私自身、カムアウトする意味、その必然性は
「特別なことじゃない、という事をわかって欲しいから」に
他ならないんです。

ストレートたちは、これだけマスコミが同性愛を取り上げていても、
そこ、ここに、ゲイが生きている、ということに興味もなければ、
気づこうともしないのがほとんどです。

カムアウトに因って、ゲイやレズビアンがこれだけいて、
かつ「ごくフツウに生きている」ということをアピール出来る。
そう感じています。

尾辻さんが堂々とカムアウトしている、
そういう事とこの「カミングアウトも必要ない」という
文章とのギャップを強く感じずにいられないのです。

私個人としては「カミングアウトも必要なくなる世界が
いつか来ること」は信じたいと思っていますが。

●かがみさん。

国際基督教大学に行った事、あるんですか~。
へ~、あの中心部にある芝生の空間は「ばか山」って言うんですか(笑)。
たしかに、あそこでずっとボーっとしていたくなるほど、気持ちいい環境だったから納得。
この大学の同性愛者サークル、かなり活発に活動しているみたいですよ。
いろんな国籍の人が集まっていることも、いい方向に働いているのかもしれないです。
キャンパスを歩いていても、いろんな肌の色や髪の色の人とすれ違ったし、
それが自然に感じられる環境でした。
いろんな人がいるのが当たり前。すごいな~。

●flowfreeさん。

もう、気分は完全に学生のようになって、
基礎知識を頭に叩き込みました(笑)。けっこう、怪しい部分がたくさんありました。
知らないこともいっぱい知ることが出来ましたし、少しずつ紹介して行きますね。

●ヒギリさん。

はじめまして。
おっ、同じあの空間にいたんですね。けっこう学外からの人もたくさんいましたよね。
「IDAHO」も行こうと思われたんですか~、
じゃあ、これから何処かの場で、お会いすることがあるかもしれませんよ(笑)。
そのときはよろしくお願いします~。

「誰かに見られてしまったら」というリスクは確かにあるし、
僕もそれが躊躇した理由の一つ。
・・・まだ、そこをどう処理していいのかわからないけど、
少しずつ動き出してみて、人と出会ってみたら何か学ぶことがあるだろうし、
みんながどうしているのかも知ることが出来ると思う。な~んて風に今、思い始めてます。
これからもよろしくお願いします。

●みっと。さん。

はじめまして。
僕、たまに感情的な思いをこの場にぶつけたりもしてしまうので
自分でも読み返してみて「?」と思う記事、けっこうたくさんありますよ~(笑)。
読んでる人たち、よく付き合ってくれてると思う。感謝です。

「ゲイは特別なことじゃない。だからカミングアウトも必要ない。」
↑この副題についてですが・・・
いつか誰かが突っ込んで来るんじゃないかと思ってました(爆)。

含んでいる意味としては、こういうことです。
「異性愛者がわざわざ「女性が好きだ」と言う必要が無いのと同じように、
ゲイもわざわざ男が好きだと公表する(=カミングアウトをする)必要はない!。
そういう世の中になることこそが、理想である。」

でも、おっしゃるとおり、その前段階としては、
LGBTが「可視化される」必要があるわけです。
そのことを「他人事でなく」考える必要がある。最近になってやっと、
僕も心からそう思えるようになって来ました。
いわばこの言葉、ブログ開設当初の突っ張った気持ちのまんまなんですよ(笑)。

今、新しい言葉を思案中です。

はじめまして。Rと申します。
このブログの更新をいつも楽しみにしています。akaboshiさんの鋭くてもっともな意見に、ただただ感心しています。もちろんこの記事の続きも気になります。続きを待ってます!

●Rさん。

はじめまして。楽しみにしてくださって、ありがとうございます。
励みになります。
僕の記事で突っ込みたいところがあったら、遠慮なくどんどん突っ込んでくださいね。
これからもよろしくお願いします。

リンク貼らせていただきました

この間から読ませていただいてます。
昨日行われた尾辻かな子さんの講演会の記事を私のブログに書きました。
その際、こちらのブログにリンクを貼らせていただきました。
もし問題があるようでしたら、遠慮なくおっしゃってください。訂正いたします。<(_ _)>

●RYOKOさん。

関西学院大学での講演会、行かれたんですか~。
リンクありがとうございます。嬉しいです。問題なんてまったくないで~す(笑)。
“スーパーモーニング”の映像を見ることができたんですね。
ICUにしても関西学院大学にしても、活発なサークル活動が行われているようで、
そのことだけでも本当に、勇気を与えられます。

尾辻さんの講演会についての記事は、例によって長々と引っ張って
書き続けることになりそうです(笑)。気長にお付き合いくださると嬉しいです。
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昨年8月にレズビアンであることをカミングアウトされた、大阪府議・尾辻かな子さんが5月23日(火)にICUで講演されます。大阪はもちろん、東京レズビアン&ゲイパレード2005への参加、

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