フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2017-11
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LGBT可視化に向けて005●「ゲイのゲイ・コミュニティー嫌い」終了


 素朴な映像に教えられたこと

 IDAHOナイトの後半の時間では、尾辻かな子さんが先ごろ参加してきた国際レズビアン&ゲイ連盟世界会議(ILGA)の際に撮影してきたというビデオも見ることができました。aktaの白い壁にプロジェクターで映されたのは、会議に参加した世界各国のLGBT活動家たち。部屋の一角に皆が集まり、その映像を見ました。

 いろんな人種のゲイやレズビアンが次々と登場し、カメラに向かって語りかけてくる様子が映し出されます。そういえば、こういう姿を見ることって、日本のメディア状況ではほとんど皆無に等しいのが現状。同性愛者が肩肘張らずに「普通のテンションで話している姿」がメディアで流されること自体がまず「無い」し、ましてや海外にいる人たちの姿を見る機会なんて、もっと無い。ホームムービーで気軽に撮影されたその映像は、妙な脚色や演出が施されていない分、映されている人たちがとても身近に感じられました。

 尾辻さんは映像を紹介しながら「世界中、どこにでもいるんだと思ったら嬉しくなるでしょ」と言います。僕はその言葉に・・・ちょっとばかし涙腺が刺激されてしまったりなんかして(←ピュアだなあ←自分で言うなっ!笑)。そして思いました。映像って、本当はこういう風に人々を結びつけるためにこそ、使われるべきものなんじゃないか?と。(←これは真面目にそう思う。)

 その後、軽く質疑応答がありました。やはり出席しているメンバーは大学の同性愛者サークルや、普段から活動に活発に関わっている人たちでした。彼らの意識は非常に高いし、この場所にいる者に求められる「最低限の知識」を共有している様子がわかります。それに引き換え僕は、交わされている言葉の意味が、わからなかったりもしてしまうのです。自分が情けなかった。僕の「ゲイとしての知識」って、ノンケと大して変わらないのかもしれません。しかも、世間に対して実践的な活動をしている彼らのことを、相当に強固な「色眼鏡」で見てもいました。、その場にいながら僕はかなり、自己嫌悪に陥りました。いたたまれなくなりました。


 意地

 僕は今まで非常に失礼なことに、ゲイ・コミュニティーは「閉じている」ものだと感覚的に判断し、関わろうとしないようにして来ました。意識的に、距離を置いて来ました。でもそれはもしかしたら、せっかくこれまで築き上げられてきた「ゲイの先人たち」の知恵や蓄積を、無視することだったのかもしれません。それって、実はすごくもったいないことなのかもしれません。

 僕らが少しでも生きやすくなるように、いろんな思いをしながら考察されてきた様々な経験や知的蓄積もあるのです。様々な組織があり、運動体もあり、ゆるやかな共同体が形成されているのです。そうしたものがちゃんとあるのに避けてきた今までの自分の意地の張り方が、途端に妙なものに思われて来ました。

 「ボーダーラインに身を置いて、だからこそ感じることを感じてみたい。」

 一言で言うと、僕の意地はそういうポリシーの元に、張られていました。このブログを書き始めた当初も、そんな気持ちで突っ張っていました。しかし一方では、ノンケ社会の中で会社員として働き、異性愛者として見えるように振る舞う中でつい演じてしまったり、疲れて閉じたりしてしまうこともある自分の心に、だんだん疲れても来ていました。このブログを書きはじめたことで以前よりも更に意識的に「ゲイとして感じること」に過剰に敏感になってしまったせいか、逆にしんどくもなって来ていました。考えないようにすればもっと楽に過ごせるかもしれないのに、どうして自分は「ゲイ」という概念について、こうも毎日考え続けてしまうんだろう。

 会の途中からそんなことを考えはじめ、気持ちを整理したくなりました。

 会がひとしきり終わり、これから「交流会」が始まるというときに、僕はその場から出ることを選択してしまいました。頭を冷やしたかったのです。誰かと会話する気にはなれなかった。

 僕がムッとした顔のまま部屋を出るのを目撃したaktaのスタッフが、追いかけてきてくれて「コレ、良かったらどうぞ」とaktaのチラシを手渡してくれました。渡してくれたときの笑顔がなんとも言えず温かくて気持ちが和らいだけれども、その場から早く離れたくなる気持ちは変わりませんでした。


 ルミエールに入ってみた

 仲通りに出て、ふと向かいにあるゲイ・ショップの「ルミエール」に、久々に入ってみました。そこには様々なグッズやゲイ雑誌・ゲイ書籍・DVDなどが所狭しと並べられています。そういえば最近の僕は、ゲイ雑誌「BAdi」すら毛嫌いして読んでいませんでした。「ゲイのゲイ・コミュニティー嫌い」とでも言いましょうか、「閉鎖した感じ」が嫌いな僕は、この雑誌の「ゲイ専用」に閉じている(と、僕が感じる)編集スタイルを「気に食わないもの」だと感じ、ずっと読んではいませんでした。

 中身は相変わらずのエロが満載、ゲイ風俗の広告満載状態。ゲイを自認した当初の僕はむしろエロを求めて買いまくっていたもんだけど、いいかげん飽きてしまってからは御無沙汰でした。

 しかし久しぶりに中身をよく見てみると、エロ以外にも記事の内容が、けっこう充実していることに気が付きました。すべてゲイに向かって書かれているから、そういう文章だというだけでも心がなごみます。さらに、尊敬している人のコラムも連載されていることを、遅ればせながら知りました。なに~っ!それだけでも買う価値、充分にあるじゃないかっ!実はこんなに内容が充実した、なんでもありの「てんこ盛り状態」の雑誌だったなんて・・・ 以前買ってたときはエロにしか興味がなかったから、見事にそういうページをすっ飛ばしていて気付かなかったらしいのです(爆)。

 うっわ~、今までの自分、損してた(笑)。

 これからは素直になって、もっと「ゲイだからこそ享受できるもの」を受け入れよう。そんな風に「素直に」思った夜でした。

 結局、「BAdi」をバックナンバーも含め、3冊も買ってしまうという不思議な展開で幕を閉じた夜でした。わけわかんね~!(笑)FC2 同性愛Blog Ranking

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コメント

この記事へのコメント

ゲイ・コミュニティーのよさ、、、って、そこが「自分が自分でいられて安心なところ」という感じなのかな。。。 
ゲイではなくとも、LGBTに理解のある、、、理解したい、そうして力になりたい、と思ってる人間ともしっかり繋がって輪を広げてくださいね。

最後の顛末まで読んで、心が温まりました。等身大で生きてるakaboshiさん、応援してますよ。ご自分のペースで考えると、きっとよい結果が得られると思います。
次は、会の話にも参加されてはいかがですか。優しそうな方々ではありませんか。ご自分の知識や考えの深さを気にする前に、行動にでてみてください。話し合いの中に、自分の考えを組み立てるヒントがみえてくるのでは。それで肌があわないと思ったら、次はやめていいのです。また他の団体の会合がどこかであるでしょう。きっと、akaboshiさんがのびのびと話を楽しめるところって、ありますよ。
PS:「BAdi」のバックナンバーがよかったです。雑誌や新聞って、小さな記事や特集に拾い物があったりしますから。畏れず、好奇心を満足させてください。

BAdi買いましたか~。私実はあそこの漫画結構好き。あったかい感じのゲイ漫画が多いでしょ。ヤオイとはやっぱり違うものあるよね。もちろん、漫画だけじゃないけども。結構色々な雑誌があって、小さくてもビアン系のものも置いてある店だよね?女性一人で行くと目立つし色々見てると、私は良くノンケに見られるので、ノンケの女がなに?って感じで見る人もいるけど私気にしないでいっちゃいます^^

BAdiって

創刊されたのが僕が小学生の時だったようです。
初めて手にしたのは割りと大人になってからなんですが、
何となくあの雑誌の独特の雰囲気が好きになれない時がありました。
何で普通のファッション誌のモデルみたいな人が出てないのかなあ、
いかついお兄ちゃんばっかりで、しかもちょっと脂肪が乗っかった体型の
モデルまでいるし、全然おしゃれじゃないし。
不思議なもので最近はああいうのにエロスを感じてます(笑
今度はエロ以外のとこにも注目してみようかな。

●k猫さん。

そうですね。
理解したい、力になりたい、そして興味を持っている人が
LGBT以外にもたくさんいらっしゃるということは
このブログを始めてみて気が付いた、大きな収穫だと思っています。
僕がここで発見したことは、大切にして行きたいと思います。

●秋さん。

そうですね。今後は探して、いろいろと出てみるようにしてみます。
僕、人と打ち解けるまでにかなり時間がかかることが多いのですが
・・・がんばってみます(笑)。

●Kazuccineさん。

久々に買ってみて思ったけど、
あそこまであからさまな男のヌードばかり載ってると
逆に何も感じなくなっちゃう(笑)。
エロって、隠すところにも宿ると思うんだけど
「BAdi」のグラビアとか広告とかを見ると
隠すと言う発想すらないみたいで・・・食傷気味(ってゆーか感じない。笑)。

せっかく読み応えのある記事やコラムがあっても、
ある年代になったら買わなくなると思う、あの編集スタイルじゃ。
薔薇族からの伝統なのかなぁ。
ゲイ向け雑誌って、みんなあのスタイルだよね。
種類はあってもみんな同じ。

コミュニティーとメディア

 akaboshi様

 ご無沙汰しておりまーす。
 非常に示唆的な記事でございますね・・・。

 いわゆる「マイノリティー」(相対的な意味)にとってのコミュニティー。
 参加者全体にとっての最大公約数的な価値は評価できるはずだと思います。マジョリティーの集団に何らかの違和感を覚えた人たちが自発的に形成したコミュニティーでしょうし・・・。
 ただし、akaboshi様が実際に距離を置かれていたように、コミュニティーに対する見解、関わり方には個人差があるものでしょうし、あって当然なのでしょうね・・・。コミュニティーの中核にいる方、コミュニティーの周縁部にいる方、あるいはコミュニティーのなかにいない方・・・。かりに「同じマイノリティー」の人間関係にも、他者との関わり方には個人差がありますよね?
 特に、コミュニティーがある種の運動を担っている場合、そのコミュニティーに参加すること自体が特定の政治的態度の表明になってしまうでしょうし・・・。「政治的」という言葉の定義次第なのでしょうが、マイノリティーのなかにも、ポリティカルな方、ノンポリの方、おられますよね・・・。

●大統領どの。

お~、久しぶりです閣下!(笑)。ブログ再会おめでとうございます~。

僕、このブログを書きながらよく思うんですけど、
自分の持ってる性質としてはかなり「政治的」なんですよね。
社会問題にすごく関心があるし。
同性愛者の権利は異性愛者と同じにならなくちゃおかしいと思っているし。

でも、今まではなんだか敷居が高い感じがしてたり、勝手な思い込みをして
なかなかコミュニティーに接近することが出来なかった。
それに、僕が今まで出会ってきたゲイの人が、そういう人が多かったものだから
その影響もかなりあったと思う。活動している人たちに誤解をしていた。

でも、最近はもっとその辺、素直になろうと思えるようになった。
これからは積極的に行きまっせ~!
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