フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2017-11
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LGBT可視化に向けて004●偏見


  マスコミの無反応

 大使館や日本テレビへの抗議以外にも、文部科学省と法務省に要望書を提出しに出掛けた尾辻かな子さん達。彼女はこうした行動を報道してもらうために記者会見を開こうとして、マスコミに取材を要請したらしいのですが、半日がかりで関係者に連絡をしても、どこも梨のつぶて。国会で重要法案が審議中だったり、民団と総連の歴史的和解の大ニュースが重なり、ちょうど記者が出払っているという理由で断られ、東京でのアピールを取材に来る一般マスメディアは皆無でした。事実、この日のことを報道したマスメディアはありません。

 構想から1ヶ月の突貫企画

 もともと「Act Against Homophobia」というプロジェクト自体、約一ヶ月前に思いついたという突貫企画であり、かなり急ピッチで準備が進められたようです。ブログの立ち上げも5月1日。その割にはmixiやブログを通じて認知が広がったという認識を尾辻さんは持っているらしく、「オンライン署名が555人分も集ったんですよ~」と明るい口調で語っていました。

 30人「も」?

 しかし夕方17:30から行われた新宿駅前での街頭アピールの参加者は30人程度。どうやらその大半は、普段からこうした活動を活発に行なっているメンバーで占められていたようです。「30人も来てくれたんですよ」と尾辻さんは語っていましたが、30人っていうのは「も」を付ける人数なのかどうか・・・。後で出席者の女の子が語っていた言葉が印象的でした。
「尾辻さんは『30人も』と言っていましたが、私は『30人しか』来なかったんだと感じて悔しかったです。」

 しかし、僕と同じようにアピールに加わることは出来なかったけれども「見守りに」出かけた人はいたみたいで、僕以外にもブログに書いている人を見かけました。少なくとも僕や彼らの心には何らかの衝撃を与えたし、僕にとっては急速に興味を高ぶらせてくれるきっかけにもなりました。当日の成果はそれほどではなくても、尾辻さんたちが今回蒔いた「種」は今後、じわじわと成長して芽吹くのかもしれません。彼女としても、そうした思惑があってのアピール活動だったのでしょう。

「Act Against Homophobia」ブログ
オンライン署名投票フォーム ←まだ募集しているようです。

 ほんの小さなこと

 「札幌ではアピールに街宣車を使ったり、新潟の大学では研究室のドアにレインボーマークが貼られたり、講義で取り上げられたりしてるんですよ。」
 東京以外の数ヶ所で行なわれたアピール行動を、尾辻さんは嬉しそうな口調で「ものすごいことであるかのように」語ります。しかし冷静に考えてみると、それらの一つ一つも世間からしてみれば「ほんの小さな出来事」。東京での街頭アピールも含め、世間の注目を集めたとは言いがたい「ささやかな」出来事です。そうか、これが日本の現状なのかと、僕は今さらながらに愕然としてしまいました。

 日本において「異性愛者と同等の権利獲得を同性愛者が主張する」ことは、まだまだ始まったばかり。小さな出来事を「すごいこと」だと認識して自らを鼓舞していかなければならない段階にあるのです。僕が勝手に思い描いていた「同性愛者の運動体」なんていう確固たる大きな共同体は、ただの幻想だったのかもしれません。実態は、わずかな限られたメンバーが励まし合って行なっている、実にささやかなものなのかもしれないのです。

 いや、そのことすらもよくわかりません。僕はまだ彼らにちゃんと「出会って」はいないのですから。

 自分のよく知らない相手のことを過大に想定しすぎて「感覚的に嫌悪する」ことの愚かしさ。僕は、自分がゲイなんだと気付いてからはそうした偏見に敏感になったし傷ついても来ました。しかし自分たちの「仲間」に対して、これまで同じようなことを行っていたのかもしれません。

■決意■
自己に巣食う「偏見」は、気付いたのならば対峙したい。FC2 同性愛Blog Ranking


●こちらの記事に続きます。
LGBT可視化に向けて005●「ゲイのゲイ・コミュニティー嫌い」終了

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コメント

この記事へのコメント

なんというか

メディアにはまだ扱われにくい段階なんでしょうかね。
なんやかやとわけのわからない法律が成立しそうになったり、
教育基本法が変わろうとしていたり、あまりにとんでもないことばかり
起こっている今だからこそ、こういう活動も取上げて欲しいのだけど。
私もakaboshiさんと同じように、自らの中にある偏見と対峙していかねば。
そんなことを感じました。

偏見と闘うと言うのは、時には家族と真正面から闘うことになります。
新宿2丁目の取材番組を観ていて同居の母が、「気持ち悪い」「親不幸だ」を連発していました。以前からLGBTやISの話題をふって、「みんな普通の人だね」と話していたのですが、「おまえは最近厭らしいことを話す」と、言われる始末です。
ああ、うちの母は、ずっと私を変っているといい続けた人でした。(ちっとも変っちゃいないよ。笑)
偏見って、根っこが深いなあと、思います。
果たして対話で解決するのか?私には説得は無理でしょう。でも、署名とかだったら、参加できそうですね。
たった30人ではないと思います。まず、30人だとおもいましょうよ!

>東京でのアピールを取材に来る一般マスメディアは皆無でした。事実、この日のことを報道したマスメディアはありません。

そのくせ、次の日(19日)には、兵庫のGID小学生の話でマスコミは大騒ぎでしょ…この件で尾辻さんに取材した社もあったけれど、彼女はよく怒らなかったですね。

失礼。GID小学生の話がニュースに出たのは18日ですね。IDAHOが17日だから、その「翌日」であることには違いありませんが。

●Kazuccineさん。

マスメディアに取り上げられないと「あったことにならない」なんていう
権力構造自体が、そもそも世の中を歪ませているんだよね。
だからこそ、個人が情報を発信できるこういう場で、
自分が見たことを記録しておかねばと思ったよ。

●秋さん。

そうですか、秋さんのお母さんはそういう反応でしたか。

うちはどうなんだろう。
親と一緒に、こういう番組見たことないからわからないなぁ。
そもそもなかなか放送されないし、されたとしてもあのレベルだし(笑)。

こういう機会って上手く活用すれば、親の内面を探るチャンスにはなるんだね。
普段、なかなか表面化されないけど「テレビでやってる」ことをきっかけにして
吐露される内面の真実(笑)。知っておけば対策立てやすくなるかも。

そうだ、「ブロークバックマウンテン」のDVDが発売されたら
いい「調査資料」にはなるかもね。
いちおうアカデミー監督賞を獲った「立派な映画」だという箔も付いてるし。

●tnさん。

その通りですね。
でも、そういうときにコメントを求められる存在に彼女がなっているということが、
一年前には考えられなかったことだと思うと、
大きな進歩ではあると思います。
(彼女がマスメディアにカミングアウトしたのは、昨年8月。まだ一年経ってません。)
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