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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2019-10
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たかがテレビ025●「真夜中の新宿2丁目~自由奔放な魅惑の街」を見て

 人の数だけ「2丁目」はある。

 5/15(月)22時から放送された日本テレビ「アンテナ22・真夜中の新宿2丁目~自由奔放な魅惑の街」を見ました。前回紹介した時のタイトル(新聞発表と共通)と、実際の放送のタイトルは違っていました。テレビ番組って視聴者を獲得するために、タイトルをいくつも用意するんですね。

 まず全体の印象としては、悪くはなかったです。それはなぜかというと、取材者である東海伸治ディレクター(40~50代と見られる男性)が画面に姿を見せ、「彼の視点から語っている」ことがきちんと示されていたからです。ナレーションも一貫して彼の視点から語られているので、「はじめて二丁目を訪れた中年ノンケ男性は、こういう風に感じるんだろうなぁ~」と、視聴者が判断できるのです。これってすごく大事なことだと思います。

 新宿2丁目ってやっぱり、いわゆる「世間の規範」とはズレた場所だし、だからこそ色んな人が素顔のままでいられる場所なので、はじめて訪れたら「驚いて当然」だと思うし「混乱して当然」なんです。ディレクターはその「驚き」とか「混乱」を正直にナレーションで語っていたし、わからないことはちゃんと「わからない」と言っていました。映されている人たちの素顔を映すだけではなく、作り手という個人の顔もちゃんと示すことは、とてもフェアなやり方だと思う。昨今のテレビ番組は「誰が、どういう目的で、誰に対して」作っているのかわからないものが大半なのですが、この番組は珍しく、そこの所にこだわって作っているところが良かったと思います。

 番組で描き出されたように、二丁目に集まる人は多種多様。それを「異常」と言われようが「変態」と言われようが「わからない」と言われようが、日常空間で生きているときよりも「自分を開放できる」場所だから人が集まるんです。真面目なお店から風俗店まで、ありとあらゆるタイプの空間がある。だから人それぞれ違ったイメージの「新宿2丁目」があるし、あの街との付き合い方があるんです。

 僕にだって僕なりの「新宿2丁目」との関わりがある。最初はやっぱり怖かったし、相当な覚悟で足を踏み入れました。その後、あそこで出会った人、別れた人、やったこと、やれないこと・・・色んな記憶や夢があの街にはある。これからも僕の心の中で、そんな存在であり続けるだろうと思う。

 地方に住んでいる方や「LGBTである自分」に何となく気付きつつも受け入れていない人にとって、この番組の視聴体験は計り知れない影響を及ぼすのかもしれない。そういった「責任」を引き受けようとする作り手の意識が感じられる、なかなかの力作だと思いました。

 宣伝手法には疑問

 ただ、毎度のことながら日本テレビに特有の「センセーショナル性」を前面に押し出した暴力的な番組宣伝の手法には、疑問を感じました。放送当日に流されていた番組宣伝スポットCMで使われていた「怖いもの見たさのあなたに送る禁断のツアー」と言う言葉は、実際に放送された番組内容を裏切るばかりでなく、番組を見ずにCMだけ見た人の脳裏に強烈な「偏見」を増長させる恐れがあるのではないかと思いました。テレビは本当に影響力の大きなメディアですから、もっとそのことに自覚を持って欲しいです。
CMは、「アンテナ22」の公式ホームページ内「予告動画」で見ることが出来ます。

 また、テリー伊藤、伊東四郎両氏の出てきたスタジオでのトークコーナーは、いらなかったのではないでしょうか。あんな中身のない話を「ちょろちょろっと」語るだけなら必要がないし、内容がVTRと重複していました。せっかく東海ディレクターや現場のスタッフが汗水流して取材したVTRがたくさんあるんだから、それだけできちんとした「映像作品」としてまとめるべきだったと思う。その方が、より深く視聴者の心に問いかける番組になっていたのではないかと悔やまれます。テレビって基本的に「視聴者に親切なものとして」作られるみたいですが、時にその配慮は仇にもなります。

 この番組に関してはこれから数回に分けて、内容を振り返って行こうと思います。ご覧になった方がいらっしゃいましたら、一緒に語り合いましょう。FC2 同性愛Blog Ranking
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コメント

この記事へのコメント

全部見たので、忘れないうちに正直な気持ちで書きます。最初に映ったパンツのゲイの人たちの映像はビックリでした。しかし、これはビックリですが、その辺の歓楽街に足を踏み入れれば風俗なんていくらでもあって2丁目だけビックリすることがあるわけではないと思いました。私がそういうところに行ったことがないので驚いただけだと思います。

あとは、レズビアンの、顔を映した女の子(かわいいよね)、正直な人でしたね。「お母さんがお父さんを好きになったのと同じ」っていうのは」そうだな、と思いました。お父さんに叱られる、って思っていて、でも親に認めてもらいたい気持ちもあるのですね。

人気のゲイのカッコいい子のことは、女の子たちが結構行ってるみたいだけど、私はあまり行きたくないなあと思いました。なんかホストクラブっぽい感じだからかな。3万円のお酒飲まなくてもいいな、と思いました。

2丁目の住人の人のコメントは自然でしたね。「女の子に興味がないから、さっぱりしていていいよ。」って言ってた花屋さんは本心でしょうね。

私が一番行きたいと思ったのは、やっぱりおなべバーというところですね。もっと素敵な名前だったらいいのになあ、とも思いました。私は、あの人たちがタイプですね。女子高の時、憧れた先輩もあんな感じです。イケメンですね。

お酒飲んだら、乱れる人は当たり前にいますから、2丁目だけが昼と夜の違いを浮き彫りにしなくてもいいでしょう、と思います。

でも、私は行かないと思います。それは、朝にテレビで番組宣伝に使われていた「こわいもの見たさ」とか観光的な感覚で行くような感じになってしまうと思うからです。レズビアンのあのカワイイ子が本当にうれしそうに「自分とおんなじ人がいて安心できるところなの。」と言っていたのを見たから余計にそう思います。安らげるところなのだから、大事にしたいですよね。ゲイのお友達ができて、その人から一緒に行こうって言われたら行くかな?でも、言わないね。言う必要ないもんね。うん、そうだな。それに、やっぱり身近な人でゲイの人って知らないから。(この間の番組のゲイバーなら行ってみたいです。←まだ言ってるよ。)

間違えて鍵にしてしまったので:そのディレクターの目線で、というのでしっかり方法を決めた取材、というのが良さそうですね。サイトもみて全部書いてあるものも映像も見ましたがやっぱり”違空”とかそういう言葉が気になったけどまず誰でも初めは表現的にはそういうものしか当てはまらないものかもしれない。でも知り合いが出来たり雰囲気や状況が理解できたら言葉も変化するかな、と思えてきました。クイアでもああいう空間に違和感を感じる人もまだまだ多いしね。ああいう場所や常連とかと付き合いがなくなると違和感もふつうにでるし。2丁目ゲイレポートが多い中レズビアン文化をドキュメントしようとしてるのが好感持てる。おなべバーもレズビアンバーよりは多く取材されてるしね。レポート有り難うございます。

意外や意外

悪い内容じゃなかったんだ。
残念ながら見てないんです。あの宣伝に腹が立ったので。
パッケージに騙されて商品買っちゃうタイプですよね。私って。
それこそこういうの、日曜の深夜にやっている「ドキュメント」とか
シリアスな番組でやって欲しいなあって思うんですよね。
安っぽチックなセンセーショナリズムで、本当に視聴率が上がるのか
私は疑問なんですよ。まじめな内容であれば、それを真摯にアピールすればいいのだし。

競泳パンツデーには吃驚したけど、

多角的でいい番組でした。
2丁目にはいろんな性の人が全部集まっていて、小さな縮図になっていると思いました。みんな、自分に素直で、よく自分と対話してて、凄いなあって。
私は、インタビューを受けた人が、正直な気持ちを吐露しているのに好感を持ちました。女だからとか男だから好きになるのじゃなくて、その人だから好きになるんですよね。あ、なんか上手く書けない。
振り返って自分はと言うと、まだまだ自分のことを把握してなくって、四苦八苦して放置。駄目ですねえ。
顔を出すのも、話すのも、勇気がいること。
最後に出ていらした、2丁目のお母さん!パワフルで愛情一杯で素敵でした。望めるなら、あんな女性になりたい。それには努力しろって?(笑)
今回、テリー伊藤さんと伊藤四郎さんは、悪いけどいなくてよかったような。番組スタッフの真面目な視点が印象に残りました。それだけに前宣伝は最低だと思います!

改めて

改めて考えると、AKABOSHIさんは、ゲイというわけで一般の人からみたら、

一目置かれる存在なわけで、その一般の人が知りたい感性や、行動や、

心情など、惜しみもなくさらけ出した記事や、コメントを書いていてくれて、

知りたかった事をズバリ書いていたり、心情の部分は、なまなましく書いてあったりして

色眼鏡で見ていた部分(外出している時にゲイに会うと)は正直初めありましたが、

こうしてブログでAKABOSHIさんとコメントのやり取りしていると性別の問題って

明らかに見た目もそうだし、大事なんだろうけど、そんな事よりも(性別の前に)

感性を大事にしているすばらしい生き方の方達というように写っています。

守る為には、いろんな事など犠牲にしているし、心が傷だらけになっちゃわないかなぁ~

なんて時々桃も心情を探って勉強してみたりしています。

一般なんて、簡単に表現しただけなので、失礼にあたったらすいません。

コメントも、あまりフォローのない、淡々としていてすいません。

ただ、桃が最終的に言いたいのは、尊敬しますよ。

話題だったようです

詳しい書き起こしありがとうございます。やはり真面目な番組だったんですね。
作り手の方が謙虚で真面目な態度であったからこそ、二丁目の方々も信用して取材に応じたのだと思います。だったらドキュメンタリー番組のような出し方をすればいいと思うのですが、どうしても「視聴率」を稼ぐために強烈なキャッチがいるんでしょうね。何通りものサブタイトルを用意してるのは・・・やっぱり抗議が来たからじゃないでしょうか。
ところで色々なブログでこの番組は話題にされてましたよ。LGBTの方もそうでない方も書いておられました。意見は千差万別でしたが、いわゆるノンケの皆さんには「歓楽街マップ」を見るような視線だったようです。

●shukouさん。

詳しい感想ありがとうございます。
この番組、パソコンに録画したので使われていた言葉や表現を
細かく検証してみようと思ってます。

「私は行かないと思います」とは言わず、も
し東京に来る機会があったらぜひ新宿2丁目を覗いてみてください。
テレビ番組は「イベント」とか「非日常」ばかりを取り上げるから
どうしても過剰なイメージになってしまいますが
普段は落ち着いた雰囲気の静かな街ですよ。
他ではなかなか見かけない店もいっぱいあるけど(笑)。

ゲイが、ゲイではない人を連れて呑みに行ってる姿も見かけますよ。

●flowfreeさん。

二丁目に親しんでいる人にとっては、
番組でセンセーショナルな部分ばかりが取り上げられたり、
ナレーションの言葉遣いが「ひどい」という感想が多かったようです。

僕は、「ノンケ男性にしては、頑張ったのではないか」と感じました。
正直言って、もっと酷い表現がたくさんあるのかと思ってたから。

●Kazuccineさん。

ああいう宣伝の仕方で、逆に「見なくなる」人もいると思いますよ。
実は「アンテナ22」って、番組内にスポンサーの紹介がなかったんです。
番組の最初にも最後にも「提供」の紹介がない、つまり「スポンサー企業のない」番組。
CMは挟まれていたけれど、スポットCMばかり。
どこかの企業が提供している番組だったら、
ある程度の「イメージ」を保つように企業側がテレビ局に口を挟むし
テレビ局も、それを気にしてセーブするんですけどね。
今回のような酷い宣伝文句が流されていた場合は、
提供企業に抗議をすると、民放の場合はいちばん効果があるんだけど。

●秋さん。

「競泳パンツデー」
驚きましたか(笑)。競パンフェチって、けっこういるみたいです。
異性愛者の男性が、女性の水着グラビアを見て興奮するのと同じようなもんです(笑)。

取材できたのは、「テレビに顔を出す」ことを許可した人たちだけだったのだろうから
撮影はけっこう、苦労したのではないかと思いますよ。
「顔を出す」決心をした人たちの勇気とか決断の方が、もっと大変だっただろうけど。

●桃さん。

目指すべきは
「ゲイ」というだけで一目置かれない世の中(笑)。
それが「ゲイは特別なことじゃない」ということ。

自分では全然、特別なことではないと思っているのに
世の中が勝手に「特別なこと」にしてしまっている。
そんな感じなんです。当事者の感覚としては。

ゲイにだって嫌な奴もどうしようもない奴もたくさんいるし、
すごい尊敬すべき人もいる。
ただ、世の中で「あたりまえ」の存在として生きられないからその分、
神経が過敏気味になることはあるのだろうけど
それが「優れている」ことだとは、決して思わないです。

ゲイだから感じる感性を「前向きに生かしている」人は尊敬できるけど、
そうではなく無駄にしている人もたくさん知ってるから。

●凪(なぎ)さん。

作り手は「テレビ人としては、真面目な方」だけれど
映像表現者としては、もっと真面目な人はたくさんいるし、そういう人は映画をやるんだと思います。
もっと突っ込んでこだわって作ろうと思えばいくらでも出来る題材なはずなんです。
新宿2丁目って。

サブタイトルは、宣伝用の「禁断の同性愛の楽園」は酷いと思ったけれど
実際の番組で使われたサブタイトルの「自由奔放な魅惑の街」は、
なかなかいいと思いました。
おそらく、取材したディレクターはこのタイトルで宣伝もしたかったのでしょうが
日本テレビの広報部が「それでは押しが弱い」ということで
宣伝用のサブタイトルを作ってしまったんでしょうね。
番組制作者の権限が貶められているテレビという組織の限界を感じます。

「弁護士のくず」5月18日TBS22:00放送

最初、痴漢として誤認逮捕された男性の話だったのですが、調べが進むと女子大生が示談金欲しさの狂言だと発覚。そして、くず弁護士の「何か言い忘れてないか」の囁きで、容疑者が法廷で「ゲイです」と、カミングアウト。
「私には愛する人がいます。これからはその人と一緒に暮らしたい」その言葉に彼氏は落涙するし、しかもおかまバーのママさんの傷ついた心を癒すおまけつき。ベタな大団円かも知れませんが、さらりとしてました。
恋人達も微笑ましく描かれていました。でも、容疑者の彼は、偽装結婚をしてたのですよねえー。釈然としません。奥さん、夫が痴漢と思って傷ついてたし。あれで幸せになれたのか・・・疑問が残りました。
あの、俳優さんに詳しくはないので、これ以上の情報はご容赦。
なにかTVのなかで、ゲイの注目度が増えてるのかなー。それともゲイがいま流行りなのか。便利な題材にされているのか。知りたいところです。
また余計なことを書いてしまって、すみません。
あ、ところで、中学生の腐女子ブログでは、2丁目の番組は、さんざんな好奇の目にさらされていました。子供なんで、あんなもんなのか?でも、ちょっとここでは言いたくないような、嫌な扱われ方をされていました。何よりも、言葉が酷い!!!!
はっきり、むかつきました。
乱文、失礼しました。

●秋さん。

うわ~、その番組、見たかったな。
「実はゲイだった」ことが物語の種明かしだから、番組欄でも予告されなかったんでしょうね。
わりと誠実な内容の物語だったみたいで、ホッとしてます。
ゲイが流行りになってるなら、どんどん流行ってしまえ~(笑)。
ある程度の好奇のまなざしは、しょうがないと思うんです僕は。
「無関心」よりはずっとマシ。まずは出会うところからはじめないと。

「アンテナ22」は、LGBT関係者たちの間では非難轟々みたいですね。
ああ・・・また僕は感覚ズレてる・・・。
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