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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2023-05
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ブロークバック・マウンテンで見る世界017●流行りすぎた誤算

 公開中なのに早くもDVD発売へ

 アメリカでは昨年の12月9日に公開された「ブロークバック・マウンテン」ですが、観客動員は依然好調であり、上映期間を延長する映画館が続出しているそうです。
 関係者は当初4ヶ月ほどで上映が終了することを想定してDVDの発売を4月4日に決定。しかしその後、映画が社会現象化するほど注目を集めたために上映が長引き、「ロードショー公開中にも関わらず」DVDが発売されるという、ハリウッドでも前例のほとんどない「異例の」事態になったようです。
(関連記事・・・FLIX Movie Site3/27)
 また、アメリカでの興行収入は3月26日現在で約8260万ドル(約96億6000万円)に達しているそうです。
(本日付Fuji Sankei Business iに掲載)
 DVDが発売されれば、上映が中止された地域や、保守的な土地柄で上映が少ない田舎の人々でも気軽に見ることが出来ますね。日本でのDVD発売はまだ未定のようですが、ゴールデン・ウィークから上映が開始される地方もあるみたいなので、だいぶ先のことになるのかもしれませんね~。

  トラックがオークションに。 シャツも高値落札。出演料訴訟が勃発。

 映画の予想以上のヒットは、新たな話題を生み出し続けています。カナダの高校生は、大学進学の費用に充てるため(←本当か?笑)、映画の冒頭でジェイク・ギレンホールが運転したピックアップトラック「1950GMC」をネットオークションに出品。現在ほぼ2倍にあたる1万5000ドル(約175万円)の価格がついているそうです。なかなか賢い若者ですね~。(→REUTERS 3/27)

 また、2月には劇中で大事な使われ方をした2枚のシャツが、アメリカ在住のゲイ活動家トム・グレゴリーさんによって10万1100ドル51セント(約1200万円)という高値で落札されるという出来事がありました。あのシャツ、欲しくなる気持ちはわかります。(→eiga.com2/28)
 それにしても、なんでこんなに撮影で使われた小道具・大道具が流出しているんでしょう。
ハリウッドの慣例なのでしょうか?(笑)

 さらにはこんなことも。出演者のランディ・クエイド氏(55)が「こんなに流行る映画だったとは契約時に聞いてない」ということで、製作会社を相手に「ギャラが安すぎる」と訴訟を起こしました。(→朝日新聞3/25)
 彼が演じた役は、二人のカウボーイを雇い入れる牧場主。やがて二人の親密な関係を察知して、再会を「邪魔」する役どころなので、ある意味ではイメージどおり(笑)。スクリーンの外の、このドラマの行方にも注目です。

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アン・リー「ブロークバック・マウンテン」●MOVIEレビュー
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コメント

この記事へのコメント

そんなに名作?

ほんとにあちこちでこの映画が話題になってるけど、内容自体は目新しい
モノじゃないと思うんだけど。
アメリカのゲイマガジンの読みきり小説には、この手の話しはいっぱいある
のに、どうしてこの話しだけがもてはやされるのか。
アメリカ人にしか分からない、特別な空気みたいなのがあるのかなぁ。

チャリティ

こんばんは。
あのシャツは製作会社がチャリティで出品したものですね。なんのチャリティかは失念しましたが。
水をさすよーでアレですが、映画の衣装は通常は同じものが複数用意されるので、オークションに出されたのはそのうちの1着×2。元は6000~8000円ほどのごくふつうのシャツだそうです。それが1200万円だからスゴイです。
ちなみにイニスとジャックのジャケットもニューヨークで行われたLGBTの団体のパーティでチャリティオークションに出され、こちらには500万円ほどの値がついていたとか。しかしこのジャケットはそれぞれ1点もので市場では10万円程度の品。・・・。

車の方はおそらくロケ現場で処分されたものじゃないですかね。
衣装と違って空輸出来ませんし。シャツやジャケットのケースとはまた事情が違いそうです。

日本でも最近は話題づくりもあって映画の衣装や小道具がよくチャリティオークションに出されてます。
撮影中に「これオークションに出すからね(絶対に破損・紛失しないでね)」とチェック入れられた経験も何度かありますよ。

DVD発売が4月4日ってのが笑いますね(すんません、ゲイの方には面白くないかも?!)
ランディ・クエイドの「聞いてないよー!」っての、無理があると思いません?! でも、テメーでマクドナルドのコーヒーこぼしてやけどして、マクドナルドが賠償金払う国ですから、わかりませんが。

ヒースの誕生日

4月4日は、図らずもヒースの誕生日です。その日に「BBM」のDVDが発売になるとは!

予想外のヒットが

もたらす結果って面白いですよね。
たしか「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」がかなりの
低予算で作られたが、すさまじいヒットにいたったと
きいたことがあります。
いずれにせよ、DVDが楽しみだ~。

●Tankさん。

このタイプの映画というものは
テキストを立体化して別の表現に生まれ変わらせるものだから
原作が目新しいかどうかは、大して問題ではないと思うよ。
(テキストから自由な映画もあるけれど、
アン・リー監督はわりと、テキストに沿って忠実に作ることを得意とする監督みたいです。)

●ぐりさん。

なるほどチャリティーオークションなのですか。
話題づくりという意味合いが大きいのでしょうね。
1200万円って・・・よっぽどハイレベルな競り合いがあったのでしょうね。
現場見たかったです(笑)。

●チュチュ姫さん。

あ、気付きませんでしたが、
でもその意味がわかるのは日本だけですね(笑)
それにしてもランディ・クエイド氏は、いくらせしめることが出来るのでしょうか。

●びあんこさん。

「オカマの日」に合わせたというよりも、
ヒースの誕生日に合わせた可能性の方が高そうですね、
話題性を仕掛けるためには(笑)。

●kazuccineさん。

ハリウッドでは劇場公開だけではなかなか製作資金が回収できなくなったので
早めにDVD発売を開始する傾向にあるようですね。
この映画の場合、R指定もされていて観ることが叶わない人たちが結構いるわけですから
世の中で話題になっているうちに発売されることは、いいことかもしれないですね。
それに、大自然を描写した映像が本当にきれいだから
DVDを観て、もう一度大画面で観たくなるというケースもありそうですし。

http://www.excite.co.jp/News/entertainment/20060329155225/JAPAN-207845-1_story.html
なかなか嬉しいニュースです。監督のコメントが・・・

●flowfreeさん。

教えてくださってありがとうございます~。さっそく次の記事にしました。
監督のコメント、いいですね。
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