『震災から1年 被災地いわきからのメッセージ』と、今村彩子監督『音のない3.11~ 被災地にろう者もいた ~』●ビデオアクトで11/29(木)上映

3月に『しみじみと歩いてる』の上映機会をいただいた、10年以上の歴史ある自主制作映画の上映会「ビデオアクト!上映会」で、このたび11月29日(木)に『震災から1年 被災地いわきからのメッセージ』の上映機会をいただきました。
ろう者である今村彩子監督の『音のない3.11~被災地にろう者もいた~』とともに、「何が災害弱者をつくるのか」というテーマでの上映とトークになります。そして、今村監督の作品は東京初上映の機会でもあります。どちらの作品も日本語字幕付き、トークは手話通訳付きです。
東日本大震災の被災地で起きたことの総体は、まだまだ掴みきれてはいないし、語り尽くされてはいないと思います。特に、ろう者は「そのことを伝えなければ聞こえないことが周囲に理解されない、認知されていない状況」に置かれるわけで、そういった立場では緊急時に、どういった困難が生じるのか、僕も詳しく知りたいと思っていましたので、この機会はとても貴重だと思います。ご興味のある方はぜひ、ご参加ください。
■ 第62回 VIDEO ACT! 上映会 ■
~何が災害弱者をつくるのか―3.11から見えたこと~
http://www.videoact.jp
http://videoact.seesaa.net/
2012年11月29日(木)19時より
3.11降、マスメディアでは被災地の情報が全国に流れた。被災者の誰もが厳しい状況下で、ろう者や性同一性障害者には、どのような困難が起こっていたのだろうか。性同一性障害、ろう者の被災者を取材した2本を上映し、何が災害弱者をつくるのかを考える。
■上映2作品
◆『音のない3.11 ~ 被災地にろう者もいた ~』(2012年/23分)
制作・著作/CS放送「目で聴くテレビ」
企画・撮影・編集/今村彩子、MA/渋川和憲


東日本大震災が起きた日から毎日のようにテレビや新聞で、被災地の情報が全国に流れた。しかし、東北にいる聞こえない人たちの情報は、ほとんどない。被災ろう者の状況を取材するために大震災から11日後に宮城を訪れた。そこで菊地さん夫婦に出会う。菊地さんは津波で家を流されたが、地元の人に津波警報があることを教えてもらい、一緒に避難したために命は助かった。

『珈琲とエンピツ』の今村彩子監督最新作。
音のない3.11予告編
◆『震災から1年 被災地 いわきからのメッセージ』(2012年/18分)
製作/山本 蘭
監督・撮影・編集・インタビュー/島田 暁
出演/gid.jp南東北支部のみなさん
ナレーション/山本ひとみ

2011年の3月11日以降、津波による甚大な被害と福島第一原子力発電所の事故により、大混乱に陥った福島県いわき市。同市を拠点に活動を続ける「gid.jp-日本性同一性障害と共に生きる人々の会」南東北支部の人々が直面する現実を、交流会やインタビュー取材を通して記録。
GID(性同一性障害)学会第14回研究大会で参考上映。長編製作に向け撮影続行中。『しみじみと歩いてる』島田暁監督最新作。
18時30分 開場
19時 開始
上映後、監督の今村彩子さん、島田暁さんを交えてのトーク&ディスカッション有り。
*上映作品は日本語字幕付。トーク&ディスカッションは手話通訳付。
終了予定時刻 20時50分
■上映会場
東京ボランティア・市民活動センター(03-3235-1171)
東京・飯田橋セントラルプラザ10階
東京都新宿区神楽河岸1-1
JR中央線・地下鉄飯田橋駅下車 徒歩1分
■参加費:500円(介助者は無料・予約不要)
■問合せ:ビデオアクト上映プロジェクト
(電話:045-228-7996 FAX:045-228-7976 [ローポジション気付] )
3月6日にビデオアクトで『しみじみと歩いてる』を上映していただいた際の上映後トークです。実はこの当時、『震災から1年~』の撮影を行っている真っ最中で〆切に追われており、この日も北関東で撮影を行ってから東京に戻った足で上映会に参加したのでした。僕にとっては〆切前の切迫感を思い出す映像です(笑)。
VIDEO ACT! 『しみじみと歩いてる』上映後/島田暁トーク
上映後の報告記事。ビデオアクトのスタッフをされている本田孝義監督によるものです。
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