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フツーに生きてるGAYの日常

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2019-11
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ブロークバック・マウンテンで見る世界009●ロイター誤報で感じた「危険」

 「早とちり」には深層意識が表れる

 先日の記事の「追記」部分でも触れましたが、アン・リー監督がアカデミー監督賞を受賞した時のスピーチを報じた中国メディアについて、国際通信社ロイターが「早とちり」な報道をしたことがわかりました。
 監督が「台湾、中国、香港のすべての人々に感謝する」と述べた部分と「ゲイのカウボーイ2人に感謝したい」と述べた部分を、 中国の「どのメディアも」報じなかったと明記 されていたのですが、実際には報じていたメディアもあったのです。

 ロイターといえば大手マスコミの多くが記事を買いますから、朝日新聞やYAHOO!NEWSなど、日本の多くのニュースサイトがそのままの形で報道。しかし、これを見て間違いに気付いた方がロイターに直接抗議をした結果、 記事が修正され再送信される という事態になりました。

 当ブログでも朝日新聞の記事を引用していましたが、ロイターに抗議をした方が間違いを知らせてくださったお陰で、この事に気付くことができました。その方にリンクを許可していただきましたので、紹介します。
 「ぐり日記」というブログを書いている「ぐりさん」という方で、3/7付 「今日も物申します」 という記事でロイターの誤りを指摘。その後、ロイターによる返答が3/9付 「踊る阿呆にみる阿呆」で紹介されています。(注:ロイターへの抗議は、ぐりさん以外にも多くの人々から寄せられた可能性があります。)

 中国国内のメディア状況は、我々が中国の人々の生活を知る上で大切な要素です。今回の誤報は、例えば日本のことをよく知らない海外の人達から「日本人はNHKからしか情報を得ていない」と思い込まれたようなものであり、大きな誤解が生じてしまいます。

 通信社やマスメディアが配信する記事といえども、もとは個人が記したもの。その後、複数人のチェックを通過して配信されるのでしょうが、この「早とちり」がそのまま報道されてしまった背景には、記事を書いた人やロイター通信関係者による中国社会への「無知」と「思い込み」を感じます。相手のことをよく知らないまま「思い込み」で判断するところから差別や偏見が生まれるということを、影響力のあるメディアの関係者にはもっと自覚して欲しいと思いました。

 そして、それは我々個人レベルでも言える事。
 メディアを通して断片的にしか知りえない他国の情報。そのわずかな情報を過度に信頼し、過大解釈して「知った気になってしまう」ことの危うさ。そのことに気付かせてくれる出来事でした。




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コメント

この記事へのコメント

新聞記事

私は新聞記事はすべて正しいと思い込んでしまいます。
海外のことや、遠い世界のことは直接たしかめることが
出来ないので、新聞記事を通してしかわかりません。
しかし、所詮は人の書くもの。
書く人の偏見や思い込みが反映されるし、
間違いもあるんですよね。

それどころか、ずいぶん前に書いた予定稿が
そのまま掲載されてしまうこともあるようです。
読む側も、厳しい目で読まなくてはいけませんね。

●Kazuccineさん。

僕は新聞記事は基本的にすべて「政治的な力関係」が背後にあると思って読んでます(笑)
一つのニュースでも新聞社が違えば書き方も扱い方も違うし
どんな見出しでどんな写真を付けるかによっても
読者に与える印象がガラッと変わる。
ドロドロとした様々な思惑が交錯しつつも、
そのことがわからないように巧妙に隠して掲載されているものだと思う。
そもそも「公正中立」という言葉など、人間が人間である以上
この世の中では「成立し得ない」ことだと思うので
辞書から抹殺するべきだと思っている人間です。(←一気に書くと怖っ!笑)。
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