fc2ブログ

フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2023-03
« 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 »

ブロークバック・マウンテンで見る世界007●「アカデミー作品賞」ならず

 アカデミー賞の「保守性」を露呈

 ・・・昨日、3/6は「ブロークバック・マウンテン」のオスカー獲得が最有力視されたアカデミー賞の発表日(日本時間)でした。

 やはり朝から、かなり「そわそわ」してしまいました。この情報を知り得ていた世界中のLGBTたちの多くが、表立って現さないまでも、心の中では同じように落ち着きのない時間を過ごしたのではないでしょうか。
 同性愛を、はじめて「普通のこと」として描いた画期的なこの映画が、もし本当にアカデミー作品賞を受賞するとなると「LGBT史」における一つのエポック(新段階)を迎えることは間違いなかったからです。その歴史的な意義を思うと胸が騒ぎ、居ても立ってもいられませんでした。

 なんだかんだ言っても「アカデミー作品賞」を受賞するという出来事は、強烈なインパクトを持って世界中に情報が伝わります。映画というのは本来、賞を巡って争うものではないし、競争目的で作られるものでもありません。従って僕は、今までアカデミー賞というものにそれほど興味を持ったことはありませんが、今回は特別でした。しかも作品の素晴らしさを実際に見て知り得ていたため、心から「受賞して欲しい」と願いました。

一般的な関心、さほど盛り上がらず

 LGBTにとっては「同性愛を普通に描いた映画が作品賞の大本命らしい」というだけで一大関心事なのですが、一般的な関心度はそれほど高くはなかったようです。無理もありません。日本では「大本命」と言われている作品ですら公開から3日目。作品賞・監督賞候補5作品のうち2作品は公開すらされていないのですから、完全に「蚊帳の外」といった感覚なのです。
 ど~でもいい娯楽大作ばかりがさっさと大規模公開され、小規模だけれど志のある作品が軽んじられているというお寒い現状。図らずも今回のアカデミー賞は、日本の文化後進国ぶりまでもを浮き彫りにしてしまったようです。
 僕が中継を見たビックカメラの電器売り場にあるプラズマディスプレーの前では、立ち止まって興味深く賞の行方をみつめる人は、せいぜい10人程度といった有様でした。(←WOWOWに加入していない者の哀しさ・・・。あ、ちゃんと仕事は昼までに終わらせてから行きましたよ。笑)

 きっと実際にこの作品を観れば、なぜそれほどまでに世界各国で愛され、評価されたのかがわかるし、応援したくなると思います。人生の切なさや機微を繊細に捉えた映画表現の、「進化」と「深化」には感動を覚えました。おそらく同性愛者が身近にいない人々に与える衝撃力も大きいことでしょうし、既成の価値観を根底から揺さぶり、人間の多様性を感じることの出来る「本物の芸術」としての映画です。
 「ブロークバック・マウンテンにアカデミー賞を!」と願い、心待ちにしていた多くの人々は、あの映画のおかげで見えはじめた「新しい地平」の明るさを信じる気もちで一つになっていたのだと思います。

 しかし、アカデミー会員約4500名の投票による多数決の結果は、「クラッシュ」でした。結局「ブロークバック・マウンテン」は、ノミネートされた8部門のうち監督賞・脚色賞・音楽賞の3部門の受賞にとどまりました。

 ショックを隠せないアン・リー監督

 この結果にはアメリカのマスコミにも衝撃が走ったようです。MTV Newsではこのように報道しています。 

 最有力候補とされていた『ブロークバック・マウンテン』が作品賞を逃し、保守的なアカデミー賞での同性愛をテーマにした作品の初受賞は叶わなかった。
 この夜、多くが期待していた『ブロークバック・マウンテン』ではなく『クラッシュ』に作品賞が贈られたことが発表されると、プレス・ルーム中が大騒ぎとなった。
 ロサンゼルスを舞台に、人種や階層の異なる人々が交通事故をきっかけに交錯していく様子を描いたヒューマン・ドラマ『クラッシュ』の受賞は、まったくの予想外。出演者の多い同作のキャストにアカデミー選考委員が多いことが勝利を導いたのではないかと冗談を言う人もいた。
 「こう聞いた方が早いかもしれないな」と授賞式の司会を務めたコメディアンのジョン・スチュワートは、サンドラ・ブロックやリュダクリス、テレンス・ハワードを見てジョークを飛ばした。「『クラッシュ』に出ていない人は手を挙げて」。

 アン・リー監督もショックを隠しきれなかったようです。授賞式終了後に語った本音も紹介されています。

「興行収入ではノミネートされた5作品の中でも我々が最高だったし、ほかの賞も勝ちまくってきたからね。理解できないよ」

 監督自身、この映画を作りこれほどの大反響を巻き起こしたことで、奇しくも自らに大きな歴史的役割が課せられたことを自覚していたと思います。創作動機は純粋なものであったとしても、生み出された作品はものすごく大きく成長する生命力を持っていたのですから。

 予想を的中させた新聞記事

 実は、雲行きが怪しくなってきていることは直前にも報道されていました。 3/5付の「Fuji Sankei Business i」に掲載された「まもなく決定 アカデミー賞の行方は」という記事。
 ロサンゼルスの岡田敏一記者が、授賞式直前の情勢を取材して投票〆切後の状況を把握。彼なりに結果を「大胆に予想」し、ほぼすべて的中させていたので驚きです。「作品賞」についての予想部分を紹介します。

[作品賞]
 世界中が注目する名誉の候補は、最多8部門にノミネートされたゲイのカウボーイの悲恋を描く「ブロークバック・マウンテン」(アン・リー監督)。
 ただし、これまでと同様、「アカデミー会員には、ゴールデン・グローブ賞の作品賞を取った作品をわざと外す傾向がある」(業界筋)うえ、「高齢でひねくれ者で保守的なアカデミー会員がゲイの作品を推すとは考えにくい。マスコミの事前の大絶賛を疎ましく思い、あえて別の作品に投票するのでは」(映画会社の関係者)との声が出始めている。
そう考えて消去法で選ぶと「グッドナイト&グッドラック」(ジョージ・クルーニー監督)は一時間半できれいにまとめ過ぎる。
 地味すぎる「カポーティー」(ベネット・ミラー監督)や、ユダヤ人の立場で描いた「ミュンヘン」(スティーブン・スピルバーグ監督)も難しい。
 そこで、脚本の完成度が卓越しており、ロサンゼルスを舞台に人種問題に切り込んだ通好みの「クラッシュ」(ポール・ハギス監督)が受賞するのでは、ということになる。

 この分析によると「ブロークバック・マウンテン」は、あまりにも多くの映画祭で評価され、映画を観た人々によって愛され「本命視」されすぎたことが、オスカー受賞の面では「災い」してしまったということになります。
 どうにも納得の行かない結果となりました。

 「クラッシュ」を観に行きました。

 そもそも「ブロークバック・マウンテン」を抑えて作品賞を受賞した「クラッシュ」という映画は、なにが評価されたのか。ショックを受けた気持ちを何とかしたかったので、すぐさま日比谷のシャンテ・シネで上映されている「クラッシュ」を観に行きました。

 発表の直後だったため、まだ影響は出ていなかったようです。客入りはまばらで70人ほど。まだ感情的に生々しかった僕としては、予告編で上映された「ブロークバック・マウンテン」の映像に胸が締めつけられてしまいましたが(笑)。

 映画はまさに、「多民族がひしめき合うアメリカ」の現代を象徴するものでした。明確な主人公を置かない群像劇のスタイルで、肌の色や文化的背景が異なる者同士の偏見が生み出す差別意識のぶつかり合う様を、スピーディーにテンポのよい演出で描いていて引き込まれました。映画として印象に残る「強度を持った名場面」も存在し、名画と呼ばれる条件を十分に兼ね備えています。

 観客を常に「現実の暗部・闇」に直面させ続け、そこからなんとか一条の光を見つけ出そうと、もがき続けているかのような映画。アメリカの一都市であるロスアンジェルスの出来事を描いてはいますが、今後の世界の混沌ぶりをも予見させ、鋭い問題提起を果たし得た、とても素晴らしい作品でした。

 「比較」してみた僕の結論

 「クラッシュ」は、「ブロークバック・マウンテン」と同じ年にぶつからなければ、十分に作品賞に値するレベルの映画でしょう。2006年という時代を象徴してもいます。しかし、観客に愛される映画かどうか、何度も会いたくなる映画かというと、僕の見解では疑問符が付きます。
 映画のスタイルとしても革新性があるわけではありません。このように社会問題を直接取り上げて、群像劇のスタイルで複雑に入り組んだ物語をパズルのように組み合わせて描くことは、アメリカのインディペンデント系社会派映画の巨匠(と言われている)ロバート・アルトマン監督が
「M★A★S★H」 「ザ・プレイヤー」等で繰り返し行なってきたことです。スタイルとしての既知感は否めません。しかし、やはり凄い気迫と情熱が込められた映画でもあります。

 映画というものが、もともと「勝負」を目的に作られるものではない以上、比較をすることは野暮なことではあります。しかし「アカデミー作品賞」というものが、その映画が世界中にどれだけの反響を巻き起こし、影響を与えたものなのかを評価して表彰するものなのだとしたら・・・今回の「作品賞」の結果はやはり、納得の出来ないものでした。
 アン・リー監督がアジア人として初の監督賞を受賞したことは確かに画期的な出来事ではあります。しかし監督本人としても作品自体が然るべき評価をされた方が、苦楽を共にしたスタッフや俳優たちと、心から祝杯を挙げられただろうと思います。

関連記事
アン・リー「ブロークバック・マウンテン」●MOVIEレビュー
「ブロークバック・マウンテンで見る世界」最新記事はこちら
DVD「ブロークバック・マウンテン」
FC2 同性愛Blog Ranking
スポンサーサイト



コメント

この記事へのコメント

読み応えのあるブログで長居しちゃいました。
世界を変えるとまで言わせてしまうこの作品是非見てみようと思います。

群像劇『クラッシュ』が作品賞を得たことと、
ロバート・アルトマンが名誉賞を得たことを重ねてみると面白いですね。

今年は、作品・監督・主要俳優それぞれ違う映画ですから、拮抗していたんでしょうと思ってます。
それとも閉鎖的社会にありがちなバランス感覚でしょうか。

いづれも未見につき、これから勉強です。

岡田敏一記者とジョン・スチュワートの意見、読めて良かった。ここまでチェックしてなかったです。スチュワートが司会してたのずっとみてました。周りはどう思ってるのかなーとか。授賞式でBBMをジョーク(偏見なしで)にみたててる部分も多くでてて面白かったし、この人が司会する、っていうのでアカデミー賞も9%視聴率が上がる、って言われてたんですよ。しかしアン・リー監督もこう思ってたんだ。彼が賞を取ったのは本当に感動した。だけどエニスを演じた俳優も、ジャックを演じた俳優も主演の奥さんを演じた俳優もそれぞれノミネートされてたのに誰も取らない、っていうのも疑問だったなあ。聞いて良かったのは音楽賞を取ったときにアルゼンチン出身の担当の人が”僕はこの映画に関われてとっても誇りに思っている”とスピーチしていたこと。結構心に残りました。

きっと、アカデミーに関することを何か書かれただろうなあ・・・と思ったので、引き続き遊びに来ました。
本命視されすぎたことが仇になるとは、皮肉ですね。 別に裏をかいてアッと言わせることが楽しいから・・・っていうわけではなかったでしょうけれどね。

しかし、その足ですぐにクラッシュを観に行かれたところがすごいです!
私も是非観たい!!

ところで、今日の記事、私が書いたこととちょっと被っている部分があったので、TBさせてください。
これらの作品に対する意識が日本では遅れている、というご指摘ですが、アメリカでもある意味、似たようなものかもしれません。 

こんばんは。なんか観たくなっちゃいますね。どっちも。

そーいえば、ブログランキング押したら画面変わってakaboshiさんが、4位だったからかなり感動しましたよ。でもよく考えると、言葉や、写真や、このブログ自体が、作品みたいで、すごいもんなぁ~とか、過去や、その時の恋愛事情とか、なんかワクワクしたりして読んでいたもんなぁ~。なんて、今思っています。

桃も、まだまだブログ開ける元気なくて、まだ沈んでいるけど、早く這い上がって「みんなぁ~桃のブログだよぉ~」と見せたいもんです。

同感です

私は『クラッシュ』は関心しませんでした。でも、オスカー取ったのが『ブローク・・・』じゃなくてこっちだったと言うのはなんとなく理解できます。理由はTBいたしますので、宜しかったら読んでみてください。

クラッシュ

そういえば、うちのALTはあまり好きではないと
言っていました。
まだ観ていないのでよくわかりません。
しかし確実なのは「ブロークバック~」にせよ「クラッシュ」にせよ、
「マイノリティ」にスポットを当てていることですよね。
これは今のアメリカには必然かつ必定のテーマなのかもしれません。

ブロークバック・マウンテン

はじめまして。トラバありがとうございました。
ブロークバック・マウンテンはノミネートのあたりから
注目していたので本当に残念でした。
本命すぎて……というのはやはり残念なことです。
「クラッシュ」はどうなのかなぁーと思ってみていたのですが、
akaboshiさんのお話を聞いて見に行く価値はあるのかもしれないと思えました。
ブロークバック・マウンテンまではあと10日ですか。
日本にお目見えするのが楽しみですね。

●mami さん。

長居していただきありがとうございます。
ぜひ見てみてください。感想、楽しみにしてますよ。

●cafenoirさん。

作品賞は、どれも内容的に「意欲作」だし、
一般的な派手さはなかったのかもしれませんが
僕にとっては「はじめて」興味を持ったアカデミー賞でした(笑)
僕も、全作品観ようと思っています。
「カポーティー」の公開が秋だなんて、遅すぎ・・・。

●flowfreeさん。

司会者、そんなに面白かったんですか?
日本の中継では、藤原紀香さんらのスタジオに切り換えられてしまうことが多くて
会場の様子を堪能することは出来ませんでした。残念!

●有閑マダムさん。

懸念されるのは、今年のアカデミー賞が例年より地味だったからと言って
来年「揺り戻し」が起きるのではないかということ。
今年のように意欲作を称える路線は、維持して欲しいと思います。

●桃さん。

桃さんも、ぜひお近くの映画館で公開されたら
見に行ってくださいね。

●チュチュ姫さん。

☆そちらに、以下の感想を書かせていただきました。
そのまま転載します。
http://princesschu.blog23.fc2.com/blog-entry-115.html)
↑姫さんの「クラッシュ」感想ページはこちら。面白いですよ~。

アメリカ在住の方ならではの感想ですね。
テレビとか、そちらのサブカルチャーに実際触れていると
同じ映画を見てもこんなに感じ方が違うんだ~と
新たな発見をさせてもらいました(笑)。
僕のように日本に住んでいて
「マスメディアの情報だけで」アメリカを知った気になっていると
この映画は、そのイメージどおりに「ハマる」部分もあるのかもしれない。
アメリカの「フツーの空気感」を自分で実際に体感していないから。
「ブロークバック・マウンテン」の落選を「ローカルだから」と言った人がいますが
実はこの映画こそ、そういう意味では「ローカル」なのかもしれないですね。
ロスの「切迫した危機」が誇張されているような。

ただ、この映画を見ている2時間は、
「ブロークバック・マウンテン」の落選ショックを
忘れさせてくれたことはたしか。
物語に強度がある。
「救いをなんとか見出そう」という力と情熱を感じる。
ロスの実際とは違うのかもしれないけれど、
この映画が「探そうとしている哲学」は、僕の心に
響くものがありましたよ。

●kazuccineさん。

「クラッシュ」は、マイノリティーだけではなく
従来、「主流派」と呼ばれて来た白人たちが実は
黒人たちの台頭にコンプレックスを抱いていたり、
アジア系や中東系の人たちへの複雑な感情を抱いていたりと、
「誰がマイノリティーなんだか」よくわからなくなっている
今のアメリカ(主にロスアンジェルス)の状況を描いていました。
その、状況の複雑さにはかなり撹乱させられます。

●マリミさん。

僕は「クラッシュ」も十分、劇場で見るに値する映画だと思いましたよ。
「ブロークバック・マウンテン」と競ったから、感情的なシコリは残りましたが(笑)。
拡大公開されて、様々な議論を呼んで欲しいです。
両映画ともに。

こんばんは!

この度は、ブログへご訪問の上、
ご丁寧にコメントまでいただき、ありがとうございました。
『クラッシュ』、『ブローク・バック・マウンテン』共、
これから観る予定ですが、
こちらの内容の濃い記事を読んで、ますます関心が深まりました。
観終わったら、またこちらにお邪魔して、コメントさせていただきます!

●伽羅(きゃら)さん。

どちらも本当に見ごたえのある映画なので
楽しみにしてますよ~。
コメントを投稿する
管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL

⇒ http://akaboshi07.blog44.fc2.com/tb.php/263-cab7de81

この記事へのトラックバック

第78回アカデミー賞ファッションチェック?

日本時間昨日3月6日早朝に開催された2006年第78回アカデミー賞授賞式。作品賞は『クラッシュ』監督賞は『ブロークバック・マウンテン』のアン・リーが受賞しました。そし

稼ぐ映画 vs 評価される映画

ここに、ある新聞記事があります。まだ、アカデミー賞の発表がされる以前の日付のものです。なかなか興味深い内容だったので、かいつまんで紹介します。(以下、The Straits Times より抜粋・翻訳)今回の作品賞候補になっている5作品 (ブロークバック・マウン

期待ほどでは・・・ 「ブロークバック・マウンテン」

評価:80点{/fuki_love/}ブロークバック・マウンテン良かったんですけどね。でも、私の中で、アカデミー賞総なめにするほどは、はまらなかったですね。個人的な問題かもしれませんが。でも、結構切ない。あまりゲイの物語だということが気にならない普遍的な愛の形を描い

祝アカデミー作品賞

{/kirakira/}「クラッシュ」{/kirakira/} 作品賞受賞{/fuki_love/}実は作品賞は対抗馬の「ブロークバック・マウンテン」かと思っていました。まさかクラッシュとは思わず、しばし唖然。・・・というのは、先日「ブロークバック…」も見て、どうもこちらの方が受賞は優勢か

第78回アカデミー賞 ベスト・モーション・ピクチャー賞-『クラッシュ』

Crashテーマである人種差別が今や白人vs.黒人という単純な図式でなく、日本人、韓国人、中国人などアジア系の人たち、イラン、イラクなど中東方面から来た人たち、「メキシカン」とい

第78回アカデミー賞 祝!ベスト・ディレクター賞受賞!-『ブロークバック・マウンテン』

Brokeback Mountain - Introductory Version#ネタばれしちゃいけねー、ってんでネタばれなしバージョンを書きましたが、「しゃらくせー、こちとら気がみじけえんでぃ!」と言う人はとっとと『ブ

発表アカデミー賞!注目の『ブロークバック・マウンテン』作品賞...

■アカデミー賞発表されましたね。8部門ノミネートの『BrokebackMountain/ブロークバック・マウンテン』は、監督賞など3部門の受賞にとどまったようです。作品賞にノミネートされていた、『ミュンヘン』以外の作品がバランスよく主要各賞を分け合った、という見方もあり...

ピンとこない米アカデミー賞発表 政治的意図見え隠れ

 第78回アカデミー賞の発表が5日夜(日本時間6日)あった。作品賞が、人種対立が題材の群像劇「クラッシュ」。監督賞に、保守的な土地で同性愛に目覚めた若いカウボーイ2人の愛と苦悩を描いた「ブロークバック・マウンテン」のアン・リー。  主演男優賞は作家トルー.

第78回アカデミー賞 ハウル落選

昨日ロサンゼルスでアカデミー賞の授賞式がありました。「ハウルの動く城」 で長編アニメ映画部門にノミネートされていた宮崎駿監督でしたが、「千と 千尋の神隠し」に続いてのアカデミー賞受賞はなりませんでした。 でも、渡辺謙や役所広司らが出演した「SAYURI」

第78回アカデミー賞

映画の祭典「第78回アカデミー賞」授賞式が3月5日(日本時間6日)、HollywoodのKODAK theatreで開催され、各部門の最優秀賞が決定しました。今年のアカデミー賞はゴールデングローブ賞(1月16日授賞式)で最優秀作品賞に輝いた『ブロークバック・マウンテン』、『ウォーク

アカデミー賞にはがっかりだね!プンプン!

まあAng Lee監督が賞をとったのは納得だけどももともとかなり評判がいい映画は天の邪鬼な選考委員は選ばないらしく、アメリカ保守州のゲイ関係を持ったカウボーイの話は特に選考しずらかったようだ。akaboshiさんのブログフツーに生きてるGAYの日常 ブロークバック・マウン

2006 第78回アカデミー賞発表! 

[最優秀作品賞][:星:]クラッシュ/Crash―ノミネート―ブロークバック・マウンテン/Brokeback Mountainミュンヘン/Munichカポーティ/Capoteグッドナイト&グッドラック/Good Night,and Good Luck[最優秀主演男優賞][:星:]フィリップ シーモア・ホフマン(カポーティ)―ノミ

「卒塔婆小町」読解(フツーに生きてるGAYの日常)ほか

「卒塔婆小町」で検索していて、とても興味深いサイトを見つけました。akabosh

今年のアカデミー賞に物申す

ついに発表された第78回アカデミー賞。最有力とされていた『ブロークバック・マウンテン』がまさかの敗退。僕はこの作品をまだ観ていないので、この結果にケチをつける権利は無い訳ですが、もし「同性愛を題材にした作品が№1じゃまずいだろう」という理由で....

「シリアナ」:アカデミー賞効果は?

本年度アカデミー賞最優秀助演男優賞受賞、ジョージ・クルーニー出演「シリアナ」。

第78回アカデミー賞受賞およびノミネート作品一覧

第78回アカデミー賞受賞およびノミネート作品一覧 ◇ 作品賞 「ブロークバック・マウンテン」 「カポーティ」 ◆ 「クラッシュ」 「グッドナイト&グッドラック」 「ミュンヘン」 ◇ 監督賞 ◆ アン・リー(「ブロークバック・マウンテン」) ベネット・

「ブロークバック・マウンテン」人を愛することの幸せと残酷さを知る

「ブロークバック・マウンテン」★★★★ヒース・レジャー、ジェイク・ギレンホール主演アン・リー監督、2005年アメリカ大自然を前にしても人の心は開放されない。人生は思うようにならないもの、ならばやはり人は何かを自ら選び取らなければならないの...

HOME |

無料ホームページ ブログ(blog)