フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2017-11
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ゲイと父親との関係~ジョージ・マイケル報道で考える

 超有名人気歌手であるが故に世界中に配信されたジョージ・マイケルの大麻所持による逮捕 ですが、 こちらのサイト(BARKS) の報道によると、彼が意識朦朧の状態でいるところを発見され通報されたのは、10年前にガンで亡くなった母親の追悼式の数時間前だったようです。

 彼の半生を描いた映画「ジョージ・マイケル~素顔の告白~●MOVIEレビュー」を見た人ならば「なるほどな。」と思うところがあるでしょう。彼は母親と非常に仲が良かったため、亡くなってからはショックでしばらく精神のバランスを崩し、歌手活動を休止していたという過去があります。あの「トイレでカミングアウト」事件は、その時期に起こった事でもあるのです。

 ジョージ・マイケルは、ある時期までは「マスコミ嫌い」として有名であり、あまり自分のことを語らないスターとしてカリスマ性を保持していました。しかし最近は、なんでも開けっ広げに語る直言派で毒舌家でもある素顔を、惜しげもなくマスコミの前に晒しています。映画の中ではそんな彼のキャラクターが最大の魅力になっているのですが、そんな最近の彼の言動はイギリスの芸能マスコミにとっても格好のターゲットになっているようです。

 現在ではとても仲の良いエルトン・ジョンとも、一時期大喧嘩をしてメディアをにぎわしていたようです。映画の中ではエルトン・ジョンは、ジョージの音楽的才能を手放しで褒め称えています(極端すぎ。笑)。なんだかこの二人のゲイ・ミュージシャン同士の関係も人間らしくて面白いですね。
 
 そんな数々の記事の中で、僕はこれがいちばん気になりました。
→「G・マイケル、成功したのは父親の無関心のおかげ」

 そういえば映画の中で、ジョージは父親について何も語りませんでした。まるで母子家庭で育ったのかと思うほどだったのですが・・・やはり、父親とはかなり重度の「不仲」だったというわけですね。これは興味深い事実です。なぜなら、自分も含めてゲイの中には「父親と上手く関係が築けていない」人が多いだろうと思うからです。

 あくまでも僕の例をあげると、僕が成長するにつれ、父とは相性が合わなくなりました。父親というものは、自らの願望を子どもに託したがるものです。父が僕に「男らしい男」であることを望んでいるのがわかったけれども、僕がその期待に応えることは自分に無理をしないと出来ませんでした。幼くて素直だった時期は従うことは出来ていたのですが、自我が芽生えるにつれて辛くなり、反抗期にありがちなことではありますが、父親とは一切口を利かない時期がありました。
 父が僕のことを、不可解で不思議な生き物を見るような眼で見ていた記憶もあります。(僕も父に対して似たような感情を抱いていたのでお互い様ではあるのですが。)そのことに気付きはじめたとき、父との関係に決定的な溝が生れました。

 しかしその反面、僕の心の奥底では強烈に「父性」を求めてしまうのです。好きになるのは決まって、包容力のある兄貴のような人でした。父に対して開放出来ない感情を発散することの出来る人を、僕は求める傾向にあります。

 ゲイは「生まれつき」なるものか、「後天的に」なるものかという議論がありますが、人それぞれ、様々な要因が絡まり合ってゲイになるわけで、答えの出る議論ではないように思います。

 ジョージ・マイケルは「子供のとき父親から励ましの言葉をかけられたことなど、ほとんどなかった」そうです。さらにこんなことも言っています。
「でも、逆境を活かす人は多いだろ。僕も父親を見返してやりたくて頑張ったんだ。無意識に彼に反発することで、世界的に成功したアーティストの1人になれたんだと思うよ」

 成功と引き換えに様々な泥水を飲んで来たであろう彼の生涯。間違いなく父親との軋轢が彼の反抗心を刺激して、自己表現の原動力になったようです。しかしその反面、いまだに彼を苦しめ続ける心の空洞を作ってしまったことも事実。僕には父との軋轢という共通点があるので、彼のゲイとしての精神状態が、ある程度は理解できるのです。

 よく考えてみると、子どもと上手くコミュニケーションの取れない「不器用な父親」って、たくさんいますよね。愛情表現の不器用さを「男らしさ」として許し、「美徳」だと考える風潮もこの国には根強くあります。僕はそういうのが大嫌いです。

 不器用な男が称賛される社会というのは、僕のように「父性」を求めて男性を好きになる男をたくさん生み出すのではないかと思います。社会のシステムの落とし子として。

 ちなみに・・・今では父との軋轢はだいぶ薄まりました。コミュニケーションはお互いの問題であり、父だけではなく僕自身にも問題があることに気づいた途端、柔らかくなれたからです。相変わらず僕はゲイであり続けているけれども(笑)。

関連記事
●ジョージ・マイケル 大丈夫かぁ~?
●ゲイと父親との関係~ジョージ・マイケル報道で考える PART.2

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コメント

この記事へのコメント

同じこと思ってました

もうだいぶ改善されてはきたけど、
思春期の頃は父とものすごく衝突していたんです。
顔を見るのも嫌だったなあ。
まあ、みんな思春期なんてそんなもんか。
何故か「お父さんは僕のことが嫌いなんだ。」と、
信じ込んでいました。
ちなみにうちの彼も父親とはあまり仲が良くないようです。

お久しぶりです。桃です。・・・・いろいろあって病んでました。病むってつらいですねぇ~。でも今回のは、かなりひどくて、もがいても、足ひっぱられて、渦に巻かれて吸い込まれて埋まる感じでした。

あんなになったの初めてで、一つの症状ではなく16個くらいスペシャルな症状があって、まるで最新型ロボットでした。

原因は、やはり異性問題かと思いきや、そーでもなかったりもして、桃自身理解できないでいます。

でも、ブログ止めたのも、小さな事だけど、好きな人ができて、その人波乱万丈で、背中見てるとすごい心も気持ちもハングリーで、背中見てると、涙がでそうになって。でも、同情とか思われては、嫌だろうと思って、全部桃自身投げて、その人に全部あげた。心も、魂も。そしたら、自分が分からなくなった。「私誰?」って。今も全然分からないです。でもなんとか保っています。その人とは、連絡とっていません。騙されたのかな?でも、見返りなく自分捨てたんだから騙されていない。桃って馬鹿ですか?間違っていますか?なんかすいません。

悩み相談所みたいにしていますね。ものすっごい暇な時でいいので、パーな桃に、冷静なコメント下さい。

●kazuccineさん。

映画の中や、ニュースで報じられるジョージ・マイケルの発言を見ていると、
意識的に「ゲイたち」に伝えたくて言っているように感じる。
社会が徐々にゲイに対して寛容になって来ていても
やっぱり最後まで残る大きな壁は「父親」なんだと思うから。
そんなの気にせず頑張れと、ジョージに言われたような気がします。

●桃さん。

お久しぶりです桃さん。心配してましたよ~。
桃さんがそんなにまでボロボロになるということは、
その時、本当にその人のことが好きになったんだな~と思います。
「その人に全部あげた。心も、魂も。そしたら、自分が分からなくなった。」
・・・この部分に衝撃を受けました。
僕は他人に対して、そこまで自分を投げ出したことってないなぁと感じました。
僕には、そこまでの勇気が無いのかもしれない。結局はいつも自分を守ってるから。

桃さんはその時、本当に苦しかったんだろうし、
めちゃくちゃになったのかもしれない。
でも今、こうして自分のことを書いて分析してる。
そのことで十分、その体験は意味があったことなんだと思う。

桃さんって、ブログの文章を見ていてもよく思ったんだけど
ちゃんと自分で自分のことを客観的にみつめることが出来る人だと思うので、
そこまで自分がめちゃめちゃになったというその体験は
今後絶対に、いろんな意味で財産になると思う。
自分がぶっ壊れるだなんて滅多にないことだし
壊れた後に再生してる桃さんが、僕はたくましいと思うし素敵だとも思う。

うん・・・なんだかまだ再生しきれていないから、少しでも振り返ると涙が勝手に出てくる。

akaboshiさんのコメントで、顔を真っ直ぐさせる事が出来ました。新しい自分も見てみたいという部分もあれば、自分何処に行ったんだろうと、泣きながら探す自分も居て。でも時間の問題なんだと思います。

病院に行って、「すいません、頭がおかしいんですよ~。」なんて、よくあの時へいきで言えたなぁ~って思う。

「異常ありません」なんて言われて、そんな訳ないじゃん!もっと調べてよ。なんて心で訴えてた。

よいしょ、よいしょで乗り越えて自分の財産と思える位成長しようと思います。そして、前よりも、内面も外見も綺麗になって、見返してやる。

崖に居た桃に、ご指導のお言葉ありがとうございました。

●桃さん。

桃さんって、僕がこのブログを始めた頃とか、辛かった時とかに
あたたかく見守ってくれた人だから他人のような気がしないんです。
「ご指導」だなんてとんでもない(笑)。
桃さんが近況を知らせてくれただけで僕はすごく嬉しいんですよ~。

休むべき時には心置きなく休めばいいと思うし、
前向きな気持ちが湧いてこない時には
無理に前向きになろうと思わなくてもいいと思う。
「前進」ばかりしてると見えないことも、たくさんあると思うから。
(というより、「前進」ばかりしてる人って、人間じゃないみたいで気持ち悪いし。笑)
たまには本気でボ~っとしてみて、
そのうち自然に何かをやりたくなったらやればいいし。
文章から察するに、桃さんの感性は、すごく愛嬌があるから
愛されてると思うよ。周りの人に。

ありがとうございます。段々自信までもが沸いてきています。山口県にカルスト台地という所があるんですが、息切らしながら登って、広大なカルスト台地を見渡して、この位の心の大きさと、落ち着きを持とうと思って、カメラ片手に持って行きました。

でも、その行動も彼に教わった事。カメラマンさんだから。でも素直にカメラぶらさげてブラブラしています。

また遊びにきます!!

●桃さん。

広大なカルスト台地・・・すごいなぁ、そういう光景、見てみたいなぁ。
カメラマンさんから得たもの、たくさんあるみたいですね。
ファイトだ、桃さん!

初めまして

この記事を読んで共感することが多かったので、トラックバックさせていただきました。
akaboshiさんほど深い記事ではないですけど(笑)。
また覗かせていただきますね。

●はるとさん。

共感することが多かったということは・・・父親とこじれてますね(笑)。
そちらの記事も読ませていただきました。「真っ最中」なんですね。

僕の場合は、今は以前よりもだいぶ関係が良くなりつつあります。
まだ話せないこともた~くさんあるけど。(笑)
でも、以前よりもだいぶ落ち着いてきたのは
一人暮らしをはじめたことが大きかったような気がします。
僕、実はとにかく父から離れたくて「家出」に近い状態で家を飛び出して
それからしばらくの間、極貧生活をしてしまいまして・・・
(その時は定職にも就いてなかったので悲惨でした。笑)
生活の「一」からすべて自分で成り立たせなきゃならない環境の中で
自然と親の偉大さに気が付いた。
そして、一緒にいるとつい父の「悪い所」ばかりを細かく気にしてしまいがちだったけど
離れてみたら、「いい所」のことを思い出すことが多くなった。
だから、何年ぶりかに再開したときは、びっくりするほど自然に話せたよ。

関係が一時的に悪くても、それは一時のことだと思う。
たしかに「ゲイである」ことをわかってもらおうと思うと
頭が痛くはなるけど(笑)、
無理にそこを目指そうとしなければフツーの父と子でいられると思う。
出来ないタイプの父にはやっぱり・・・出来ないもん。
「カミングアウト」という強迫観念から自由になりたいんだけど・・・
やっぱり、付きまとうことは事実なんだよね~後ろめたさが。

ありがとうございました

丁寧なお返事ありがとうございます。
僕の場合、現在両親と同居してる状態であることも、いい関係が作れない原因の1つかもしれません。
離れて分かる有難さみたいなものはきっとあると思いますね。
僕も父親と顔を突き合わせてる時は嫌悪感が強いけど、そばにいない時はそうでもなかったりするんですよねー。
だからきっと親元を離れれば変わるのかもしれないです。

あの記事を書いて、こうしてコメントをいただいたり、皆さんの意見を聞けたことで少し気が楽になったように思えます。
ありがとうございました。

●はるとさん。

すみません、勝手なこと言って。
でも、両親と同居していることにもしも「負い目」を感じているとしたならば
それは違うとも思いますよ。だって、両親と一緒にいられる時間は限られたものですし、
必ずしも子どもが親元から「自立」しなきゃならないというのも違うと思う。
それは高度経済成長の時代に、国が「国策」として人々に刷り込んだ価値観であって、
それ以前の日本の「家族」は何世代もの人たちが同居するのが当たり前だった。
だからせいぜい45年位の話なのです。今のような生活スタイルが定着したのは。
でも、それも今では見直されてきているし、家族との関係は人それぞれだと思うので
自分なりの「正解」を見つけてください。世の中の「正解」なんて気にしないで。
それがいちばんだと思う。

確かにそうですね。
まあ、僕の場合「負い目」というよりも単に家を出たいという思いがあるだけなのかもしれません。
今は事情により無理ですが…。
もしかしたら家を出る事によって、父親との関係も変わるかもしれないし、結局変わらないかもしれないですね。
どうせ決まった答えなんてないんだから、あんまり深く考えすぎないようにしようかと思ってます。
考えすぎると悪循環に陥りそうですし…。

温かいコメントどうもありがとうございます。
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