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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2023-06
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セクマイ系★紙媒体掲載チェック059●朝日新聞be on Saturdayインタビュー・コラム『結婚未満』に34歳会社員、同性パートナーのいるゲイ登場。「同性愛に戸籍上の絆は必要?」

 土曜日の朝日新聞に折り込まれている「be on Saturday」という別冊土曜版の、本日(6月11日)付4面に、34歳会社員、同性パートナーのいるゲイの方へのインタビューが掲載されており、当事者の生活感情の機微が表現されています。

 『結婚未満』という連載インタビュー・コラムでインタビュアーは木村俊介氏。どうやら、「結婚」ではない形態でのパートナー関係にある人たちにインタビューし、その「多様な関係性の捉え方」を紹介しているコラムのようです。以下、要点をご紹介します。


同性愛に戸籍上の絆は必要?

 同性のパートナーがいる井上龍二さん(34・ゲイの世界での通名)。同性間の結婚代わりの場合もある、養子縁組で籍を一緒にとの誘いは断ったという。

◇ ◇ ◇

 エリートみたいな外見で、男女ともにモテる4歳上の男性と付き合って4年目。出会いの半年後からは同居しています。
 彼と僕は別々の一部上場企業の事務職。犬の世話のため、どちらも夜8時には帰ります。俗に言うハッテンバ(特定の公園など、初対面で性交渉もありという前提でゲイが集まる場所)で会ったけれど、セックスは最初の1年だけで、今は老夫婦のような関係ですね。2人ともHIV患者ですが、すぐに亡くなる危険は薄まった病気だし、仕方ないと受け入れています。病状は安定してて、日に2回薬を飲む以外は健常に近い生活。細マッチョが好みの彼のために、僕もジムで鍛えてるんですよ。

 ゲイ同士の養子縁組は、遺産相続のためや、公の保証が欲しいなど需要があるのはわかります。うちの場合は何年も安定しているからか、最近、「俺たちはどう?」と彼に養子縁組を誘われました。でも、戸籍は別でも何年も一緒にいれば情も湧いて簡単には別れられないし、結婚みたいなものじゃないかな。

(以下続く)




 龍二さんは親にはクローゼットであるということで、「籍を入れるしんどさのほうを感じる」とのこと。養子縁組を誘ってきた彼に対しては「それで今より関係は良くなる?」と尋ねたのですが、明確な答えが返ってこなかったのでそのままにしているそうです。

 18歳の時に自分がゲイだと気付いたという龍二さんは、「同性愛に走る勇気はなく」、18歳で彼女と「出来ちゃった結婚」をして婿養子に。しかし就職後、単身赴任で育児ができなくなり彼女とすれ違いの生活の中、転勤先で同性と付き合い始めます。しばらく浮気は許されていたけれども最終的に離婚。そうした経験もあって「戸籍の関係からはずっと逃げてきた」そうです。(詳しくは紙面を御覧ください。)

 このコラムでは、インタビューによって当事者の生活感情を表現しているわけですが、その生き方に「こうであるべき」という正解を示してはいません。そこが独特の読後感を醸し出しており、さまざまに思考を巡らすことが出来る記事になっていると感じました。
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当ブログ発!ドキュメンタリー映画 『しみじみと歩いてる』

 2006年10月から、大阪の御堂筋を性的マイノリティとその友人たちが歩く『関西レインボーパレード』に通いながら出会ったレズビアン、ゲイ、MtFトランスジェンダー、FtMトランスジェンダーそれぞれの日常生活、それぞれの違い、家族へのカミングアウト、仕事場や人間関係における葛藤、苦しみ、そして喜びを描いたドキュメンタリー。ゲイである監督の視点からまとめました。

座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバルにて奨励賞を受賞しました。→コンペティション部門公開審査会映像

■今後の上映予定
7月3日 第6回青森インターナショナルLGBTフィルムフェスティバル
9月22日 PARC自由学校・社会を知る学校「抵抗」の文化―近未来のためのアクティヴィズム

★『しみじみと歩いてる』を、あなたの街で上映してみませんか?上映についてのお問い合わせは、akaboshi07@gmail.comまで。
★上映に関する最新情報は、当ブログ内「『しみじみと歩いてる』撮影&上映日記」をご覧ください。
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