パフ★シネマ●『ココデナイドコカ』中川あゆみ監督×リョウさん×島田暁トーク04●「当事者のみに『カミングアウトしろ!しろ!しろ!』と強いるのは酷」「周囲が気付くべき問題」

前回に引き続き、「ゲイの弟を映画に撮った姉」である映像作家の中川あゆみさん、そして主人公のリョウさんをお迎えし、撮影時をふり返るトークをご紹介。
ココデナイドコカ上映後トーク05●学校で教えていればだいぶ変わるのに
ココデナイドコカTALK06●当事者だけに「カミングアウトしろ!」は酷
ココデナイドコカ上映後トーク07●セクマイ=特異なテーマと思われがち
■ココデナイドコカ 上映後トーク PLAYLIST
後半の質疑応答、だんだん話が深まっていく中で、監督の中川あゆみさんがおっしゃっていた次の言葉が印象的でした。
「周囲が気付くべき問題」
「なぜ学校教育で教えないのか。気付いた時に悩まないようにすることこそが大事」
「当事者のみに『カミングアウトしろ!しろ!しろ!』って強いるのは、すごく酷な話」
弟がゲイであることに悩みメンタル面の健康に支障を来たしていたことをきっかけにして、映画を作り始めた中川さん。その視点から気付かれた素朴な疑問や素直な思いに、たくさん触れられるトークでした。
『ココデナイドコカ』は、セクシュアル・マイノリティとその周囲の人々との「関係」を考えるための、たくさんの言葉を誘発させてくれる優れたドキュメンタリー映画です。今後、上映の機会がありますときにはぜひ、御覧になってください。ある程度「ズシーン」と重く響き渡るものがあるかもしれませんが、心を深く刺激されてこそ、語り得るものがあると思うのです。そういうことから逃げずに考えて行きたい人に、本気でオススメの映画です。→FC2 同性愛 Blog Ranking
映画『ココデナイドコカ』予告編
中川あゆみさんによるデモ撮影動画
石原都知事の差別発言にNo!@新宿 2011.4.16.
『ココデナイドコカ』上映後トーク各記事へのリンク
01●ゲイの弟を映画で撮った姉の思い
02●同性愛は「精神異常・変態性欲」?
03●映画が母へのカミングアウト!?/同性愛とGIDの区別がつかない「世間」
04●「当事者のみに『カミングアウトしろ!しろ!しろ!』と強いるのは酷」「周囲が気付くべき問題」

→コンペティション部門公開審査会映像
映画『しみじみと歩いてる』上映会
5月27日(金)19:30(当日券のみ1200円)
会場:なかのZERO視聴覚ホール
監督:島田暁/2010年制作 77分■制作:akaboshi企画
2006年10月から、大阪の御堂筋を性的マイノリティとその友人たちが歩く『関西レインボーパレード』に通いながら出会ったレズビアン、ゲイ、MtFトランスジェンダー、FtMトランスジェンダーそれぞれの日常生活、それぞれの違い、家族へのカミングアウト、仕事場や人間関係における葛藤、苦しみ、そして喜びを描いたドキュメンタリー。ゲイである監督の視点からまとめました。
★第6回青森インターナショナルLGBTフィルムフェスティバルでの上映も決まりました。(7月3日です。)
★『しみじみと歩いてる』を、あなたの街で上映してみませんか?上映についてのお問い合わせは、akaboshi07@gmail.comまで。
★上映に関する最新情報は、当ブログ内「『しみじみと歩いてる』撮影&上映日記」をご覧ください。
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