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2023-11
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akaboshiコラム051●石原都知事「津波をうまく利用して我欲をうまく洗い流す必要がある。積年たまった日本人の心の垢を。これはやっぱり天罰だと思う」と発言 #ishihara_kougi

 当ブログでは、管理人が代表を務めていることから「石原都知事の同性愛者差別発言に抗議する有志の会」の活動を掲載してきましたが、3月11日(土)に大震災が発生し、翌日に予定していたデモは延期になっていることは既にお知らせしております。

 未曾有の大惨事を受けて被災地では多くの方々が救助を待ち、避難所等で大変な思いを強いられ、家族や友人・知人との連絡が取れない方々がたくさんいる状況が刻々と報じられ続けているこの最中、3月14日(月)18時より石原都知事は都庁で「都知事選出馬会見」を行いました。

 会見には上田埼玉県知事、松沢神奈川県知事も同席し、既に都知事選出馬を表明していた松沢氏が、石原都知事の出馬と大震災を受けて出馬を断念することが発表されました。

 その後、幹事社としてこの会見をセッティングした共同通信の記者が石原都知事に質問をした際に、驚くべき発言をしていたことがわかりましたので紹介させていただきます。その場面はニコニコ動画の録画で観られるのですが、該当部分を抜粋して文字起こしをし、紹介させていただきます。

YouTubeにも該当箇所が載ってました。「石原都知事 天罰発言」

共同通信・藤井記者(幹事社)

 「最後に石原知事にお伺いします。知事は今日の蓮舫 大臣との会談の後で『日本人の我欲』についてお話されて、『津波をうまく利用して我欲をうまく洗い流す必要がある。積年たまった日本人の心の垢を。これはやっぱり天罰だと思う。』とおっしゃいましたけれども、これは意味がどうあれですね、被災された方々にとっては非常に不謹慎な発言だったのではないかと思うのですが、撤回されるお考えはありませんでしょうか。」

石原都知事

 「いえいえ。あの時申し上げたじゃないですか。『被災された方々には非常に耳障りな言葉に聴こえるかもしれませんが』って言ったんじゃないですか私。言葉を添えてますよ。」

共同通信・藤井記者

 「わかりました。」

石原都知事

 「君、人の言葉を聴き取って正確に聴き取って正確に報道してもらいたいね。」

共同通信記者

「・・・各社さんお願いします。」

 共同通信の記者、せっかく発言の撤回を求めたのに、石原都知事の言い訳にもなんにもなってない理由を持ち出されて、なぜ「わかりました」と引き下がっているのか?迫力に押されたのでしょうか?。ジャーナリズムとして権力に対等に対峙できていない都庁記者クラブの腰抜けな実態が改めて浮き彫りになるかのような映像です。

 石原都知事が「言葉を添えながら」自論を強固なものにするべく問題発言や差別発言を繰り返すことはこれまでにもよく行われており、『週刊ポスト2月25日号』でも「差別でいうわけではないが」と言葉を添えつつ差別発言を行っています。つまり彼の常套手段だと言えるでしょう。

 ちなみに、共同通信記者がこの質問をすることになる発端は、数時間前に行われた蓮舫節電啓発担当相から節電への協力要請を東京都内で受けた後、記者団に語った発言にあるようです。

発言を報じているマスメディア
「大震災は天罰」「津波で我欲洗い落とせ」石原都知事(朝日新聞)
東日本大震災:石原知事「津波は天罰」(毎日新聞)
大震災は「天罰」と石原知事 「津波で我欲洗い落とせ」(47ニュース:ソースは共同通信)

 今のところ報じているのはこの2社のみですが、記者団の目の前での発言なのだとしたら、他のメディア関係者も聞いていたはず。それなのに報じているのは朝日・毎日・共同のみというのが、同性愛者差別発言の時とほぼ同じようなパターンですね・・・。

 僕はこの発言を知り、石原慎太郎という人は次期都知事として不適格であるというだけではなく、現役都知事としても不適格。今が非常事態でなければ早急に「現役都知事としてのリコール運動」を起こしたいと思うほど、同性愛者差別発言で既に超えていた「沸点」を、さらに超える心理状態になりました。

 ものには限度と言うものがあります。自説・持論のみを絶対視し、なにが起ころうとそれを「強化」することを最優先にし、利用する。「我欲」に走っているのは石原都知事本人ではないでしょうか。そんな調整能力のない人にこれ以上、大事な首都の政治を任せてはいられません。今回、改めて強くそう思いました。FC2 同性愛 Blog Ranking



座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル奨励賞ありがとうございます。

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監督:島田暁/2010年制作 77分■制作:akaboshi企画

 2006年10月から、大阪の御堂筋を性的マイノリティとその友人たちが歩く『関西レインボーパレード』に通いながら出会ったレズビアン、ゲイ、MtFトランスジェンダー、FtMトランスジェンダーそれぞれの日常生活、それぞれの違い、家族へのカミングアウト、仕事場や人間関係における葛藤、苦しみ、そして喜びを描いたドキュメンタリー。ゲイである監督の視点からまとめました。
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コメント

この記事へのコメント

 お久しぶりです。
 この暴言は,僕もネットの記事で追っていましたが,その後,読売,産経も報道しましたね。時間差が気になりますが・・・
 撤回についても,とりあえず各社報道しています。

 抗議を受けて「さすがにマズイ」と思っての撤回であって,反省しての撤回ではないと思われますが・・・
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