akaboshiコラム050●見えない人の思いが見えないままに消えていってしまっている時代を過去形に。 #ishihara_kougi

中部地方に住んでいる60歳代のゲイの方で、ネットとかは見ない方らしいのですが、愛読している雑誌にデモのことが載っていて、感激してかけてきてくださったようです。涙ぐみながら「ありがとう」と言われてしまい、話しながらジーンときてしまいました。
カンパの協力をしたいから電話をかけてきてくださったとのことなので口座を教えました。非通知でかけてきたので、かなりクローゼット率が高い方であり、なおかつ地方の山間部在住者ということで周囲にあまり当事者がいない環境で暮らしている方なのだと思われます。そういう方の思いにも支えられる場になるんだなぁと感じました。
日本の性的マイノリティの生活感覚を都会の論理だけで判断してはいけないと改めて思いました。まだまだいろんな段階の中で暮らしている人がいて、隠しているからこそ(隠さざるを得ないからこそ)そういう人の真意は見えなくなってしまっている。
見えない人の思いが見えないままに消えていってしまっているのが日本の性的マイノリティのこれまでの歴史の、大部分を占めてきた実態だと思います。そんなのいいかげん終わらせて行きたいですね。→FC2 同性愛 Blog Ranking

『しみじみと歩いてる』
★3月に東京で自主上映会を開催します。
3月21日(祝)13:20/15:20(2回上映入替制/1200円)
会場:なかのZERO視聴覚ホール
監督:島田暁/2010年制作 77分■制作:akaboshi企画
2006年10月から、大阪の御堂筋を性的マイノリティとその友人たちが歩く『関西レインボーパレード』に通いながら出会ったレズビアン、ゲイ、MtFトランスジェンダー、FtMトランスジェンダーそれぞれの日常生活、それぞれの違い、家族へのカミングアウト、仕事場や人間関係における葛藤、苦しみ、そして喜びを描いたドキュメンタリー。ゲイである監督の視点からまとめました。
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