フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2017-05
« 12345678910111213141516171819202122232425262728293031 »

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

石原都知事の同性愛者差別発言を受けて28●男のペア 女のペア 同居生活★喜怒哀楽(文字起こし付き) #ishihara_kougi



 1月14日(金)開催「石原都知事の同性愛者差別発言、なにが問題か?」の映像公開第10弾。いよいよ最終回です。

 「男のペア 女のペア」同居生活★喜怒哀楽と題し、ゲイカップル、レズビアンカップルとしての同居生活で感じる喜怒哀楽を、それぞれの人生経験や仕事と絡めながら語り合うクロストーク。しあわせを感じる瞬間とは?不安を感じる瞬間とは?

 進行は歌川泰司さん(漫画作家)、ゲストは村上裕さん(ゲイの心理カウンセラー)、佑樹さん(村上さんと同居)、池田季美枝さん(日本キリスト教団「冨貴島教会」の牧師。レズビアン)、東小雪さん(元宝塚歌劇団花組に「あうら真輝」として在団。レズビアン)。

★文字起こし作業協力 Very Thanks!:石原都知事の同性愛者差別発言に抗議する有志の会メンバー

男のペア 女のペア 同居生活★喜怒哀楽1


男のペア 女のペア 同居生活★喜怒哀楽2


男のペア 女のペア 同居生活★喜怒哀楽3●石原都知事同性愛者差別抗議15


YOUTUBE「石原都知事の同性愛者差別発言、なにが問題か?」PLAYLIST

島田暁

 まず、ゲイカップルのトークゲストとして・・・ゲイ「カップル」になりました。告知では村上裕さんだけだったんですけれども、御都合がついたということで、パートナーの佑樹さんも来ていただきました。村上裕さんはゲイの心理カウンセラーとして活躍されております。ドリームズ・カム・トゥルーのニューアルバムのテレビCMにお2人でご出演なさるなど、最近活発に露出をなさっている方々です。

 続いてレズビアン・カップルのトークゲストは、池田季美枝さんと東小雪さんです。池田さんは日本キリスト教団「富貴島教会」の牧師です。そして東小雪さんは宝塚歌劇団の元花組の男役で、「あうら真輝」として活動されていました。それでは歌川さんにあとのトークをお任せしますので、よろしくお願いします。

歌川泰司

 はい、皆さんこんにちは。今日はようこそいらっしゃいました。じゃあ、一言ずつ簡単に自己紹介を。

村上裕

 会場の皆さんはじめまして。村上裕と申します。今はゲイのカウンセラーとしてお仕事をしています。意外だと思うんですけども、今、インターネットを調べたり、メディアを見たりしたときに、ゲイであることをオープンにして、かつ心理カウンセラーとして仕事をしている人が、本当にいないです。東京にもいなかったです。なので、他の都市にもいないと思います。

 でも、ゲイの方というのはとても苦しみやすくって、僕の周りにもやっぱり、悲しい亡くなり方をした方がたくさんいらっしゃいます。自分になにか出来ないかなと思ったときに、こういう仕事を選びました。今日は、石原都知事のあの発言がとても個人的に嫌だったので、来ました。よろしくお願いします。

佑樹

 はじめまして。佑樹と申します。今日は付き添いで来たつもりなので特になにも考えていないのですが、よろしくお願いします。

池田季美枝

 こんばんは。池田季美枝と申します。千葉の市川市の富貴島教会という小さな教会で牧師と、アルバイトもしているんですけども、牧師さんをやっております。教会の人たちには普通に、レズビアンであることをカミングアウトした上で招いてもらって牧師を始めて、2年前から隣りの東小雪さんと一緒に牧師館に暮らして、普通に教会に行くようになりました。

 最初に教会の人たちにカミングアウトした時は、まぁなんか、わかったようなわかってないようなという感じで、でもまあ、なんでもいいからちゃんと牧師としてやってくれればいいですというような言い方をされたんですけども。

 いざ2人で、カミングアウトをして、2人ともレズビアンカップルとして暮らすんですということで教会に行くと、「本当に相手は女の人だったんだ」ということで、「前に言いましたけど」みたいな、今さらカミングアウトもう一回やり直しみたいなことがあったりしました。でも、牧師として赴任して4年目になりまして、地域の牧師さんたちにもカミングアウトしてるんですけども、わりとみなさん普通に受け入れてくださっております。

 ですが、私の周りの人達のような考え方を持っているクリスチャンばかりではないということも、よく知っているつもりです。レズビアンやゲイであることをカミングアウトしている牧師さんというのは、私以外にも他に何人もいらっしゃいますけども、「このクリスチャン困ったな・・・」というようなことがありましたら、御連絡いただければな、というふうに思っております。

 私も、石原都知事のあの発言は、なんかもう、なんて言うんですかね、腹を立てるのも腹が立つみたいな気持ちでおります。今日、皆さんと色々な出会い、いろんな話が出来るのを楽しみにして来ました。よろしくお願いします。

東小雪

 皆さんはじめまして。東小雪と申します。よろしくお願いします。私は石川県金沢市の出身で、高校卒業後に宝塚音楽学校というところに入り、2年間勉強をしておりました。その後宝塚歌劇団というところに入団しまして、花組に配属されて男役として2年間ほど舞台に立っておりました。

 その後東京に来たり、父が病気で実家に帰ったりしたんですけれども、2009年ですか。季美枝さんと一緒に市川市に住むようになりました。今は同じ教会にカミングアウトして、2人で暮らして2人で通っています。私たちは両親にもカミングアウトして受け入れてもらってるかなと思います。

 去年の9月にTwitter上で芸名を、「私はあうら真輝で、男役でした。私はレズビアンで、今、女性のパートナーがいます」ということをカミングアウトしました。私にとってもとても・・・レズビアンですということよりも、芸名を明らかにすることの方が勇気が要ったんですけれども、悩んでらっしゃる方や、少しでも・・・なんて言ったらいいんだろ、悩んでらっしゃる方の自己肯定感に少しでも繋がることが出来たらなと思って、今日はいろんな話をさせていただきたいな、聞きたいなと思って参りました。どうぞよろしくお願いします。

歌川泰司

 なんかあの、元宝塚ジェンヌのことを「MJ」って言うんだって?じゃあ今日は「MJ」って言っていいの?

東小雪

 「MJ」っていうのは「元」のMに「ジェンヌ」のJ。

歌川泰司

 元ジェンヌ?(笑)

東小雪

 でも、あんまり「公の」ということではなくて、暗黙の了解というか、女子高生とかにKYとか流行る前から、劇団の中では「MJ来てるよ」とか、「あの人MJだからちゃんと挨拶してね」とか。

歌川泰司

 なんか二丁目でMJって言うと「みにくい女子」とかになりそうなんですけど。そんなことはないんだね。

東小雪

 ないんです。元ジェンヌでMJです。

歌川泰司

 あのね。今日、来てる人全員が聞きたいと思うんで最初に聞いちゃうんだけど、ジェンヌ同士で出来ちゃったりするの?

東小雪

 カミングアウトしてからそれはものすごく聞かれるんですけれども。

歌川泰司

 聞かれるでしょ。

東小雪

 はい。ちょっと考えて欲しいんですけれども。未婚の女性ばかりの歌劇団で、花・月・星・宙・雪と5組ありまして、専科さんという方もいらっしゃるんですけども、それぞれ一組80人以上の方が、組子さんでいらっしゃいます。それだけで400人以上いるわけですよね。で、音楽学校の生徒が4~50人で2年間ですから、やっぱり100人くらいいるんですね。それだけ大きな共同体の中に、セクシュアル・マイノリティがいない、全員へテロということの方が不自然なんじゃないかしらというふうに私は思います。これでお答えにはなっていますでしょうか。

歌川泰司

 なるほどね。大奥の女中もほぼ100人いたんですよ。はい、ありがとうございます。まぁ素晴らしいお答えで。あの・・・あれですかね。同居って、2組ともしてるわけじゃない?。でも、同居ってわりと、同性カップルにとっては、すごいハードルの高いことだったりして。僕なんかは付き合ってすぐ同居しちゃうんですけど。だって面倒くさいじゃない?わざわざ外に出てデートしたりねぇ。デートの企画を立てるだけで面倒くさいわみたいな。そう思っちゃうから、とりあえず家にいれば、否が応でも毎日会うから、便利だから、みたいな感じなんだけど。同居をされることになったきっかけというのは、それぞれどんな感じだったんですかね。

村上裕

 同居のきっかけ。知り合った当時・・・そうですね、僕たち同居しはじめて7年経つんですけども。

歌川泰司

 そんな暮らしてんの?

村上裕

 うん。そうです。

歌川泰司

 ほんとぉ。若いのに。

村上裕

 そうですね。

歌川泰司

 ほぼじゃあお互い青春を捧げあっちゃってるじゃない。


村上裕

 そうだね・・・。

歌川泰司

 そんな、しみじみしないように。噛み締めないように。

村上裕

 あの、当時彼が僕にとても好意を持ってくれていたんですけれども、その当時僕は千葉県に住んでいて、彼が岡山県に住んでいたんですね。

歌川泰司

 遠距離だったんだ。

村上裕

 で、僕はあんまり会ったことの無い人とは恋愛関係を結べなかったので、そんなに好意を持ってくれてるんだったら、ちょっと会いに来てよと。そしたら来てくれて。で、そこで僕が彼に一目惚れをして、そっからずっと一緒に暮らしてます。

歌川泰司

 「ぼっけぇ好きだぁ~」みたいになったの?

佑樹

 え~・・・たぶん。

歌川泰司

 あ、そう。じゃあもう、「なんでもいいから一緒に居たい!」みたいになったんだ。

佑樹

 ・・・ではないです。(笑)。すいませんね。経済的な理由の方が・・・大きかったんですけど。

歌川泰司

 それはね、あるよね。支えあうということが一緒に同居すると出来るしね。

村上裕

 あとは、遠かったので。ちょうど僕たちお互いに大学生だったので、彼が来た時にはちょうど冬休みだったんですよね。一ヶ月間の猶予期間というか時間があったので、で、一緒に過ごせるかというのを確かめてみようかということで、僕が住んでいたアパートに彼が住み始めて。そしたら、無理だと思ってたんですけど、実際には居心地がよくなってしまって。で、そっから本当に・・・。

歌川泰司

 どぉいうところがよかったの~?

佑樹

 え?僕ですか?・・・いや、こっちに振ってくださいよ。

歌川泰司

 いやいや、両方で答えなさいよそんなの。まあ7年前で思い出せないかもしれないけど。

佑樹

 忘れました。

歌川泰司

 あぁ、忘れたの。

村上裕

 ・・・そうなんだ。

歌川泰司

 ごめんなさい、ごめんなさい。おうちでそこらへんはゆっくり。じゃあ、こちらのお2人は、どういうきっかけで一緒に暮らそうということになったんですかね。


池田季美枝

 私たちが出会った時というのは、ちょうど、小雪さんが東京に出てこようかなということを考えていた時期だったんですね。金沢から。それで、東京で一人暮らしをするのにもそれなりにお金が要るということで、私が牧師館に住んでいたので、2人以上暮らせる位のスペースがあったので、どうせ付き合ってお互いの家を行き来することになって家賃が二重発生するのはもったいないよということになりまして、一緒に暮らすことになったかな、というふうに思うんですけども。

歌川泰司

 一緒に暮らそうというのは、どっちから言ったの?なんか、付き合い出してからは早かったんだって?同居までが。出会ってから同居までが何日だって言ってたっけ。

東小雪

 すごく早かったので、あんまり突っ込まないでください。

歌川泰司

 会って電撃結婚のように。

東小雪

 すごく早かったですね。

歌川泰司

 あぁ本当、へぇ~。どっちから一緒に住もうと言ったの?

東小雪

 一緒に住もうと言ってくれたのは季美枝さんなんですけども。

歌川泰司

 そうなんだ。じゃあ、佑樹君は、一緒に2人で暮らし始めようと気持ちが切り替わる前は、男同士で同居するということは、どう思ってたんですかね。

佑樹

 ・・・いや、特になにも。

歌川泰司

 ・・・村上君はどう思ってたかなぁ?

村上裕

 これ、真面目なところですよね。同居っていうのは違う人間と暮らしていくことだと思ってたので、自分は耐えられないんじゃないかと思ってたんですよね。自分の部屋だったりスペースがないと、息が詰まって苦しくなって、別れることになるんじゃないかと思ってたんですよ。なので、できるとは思わなかったですね。同居っていうのが。

歌川泰司

 まぁやっぱりねぇ。一人でいたい時に誰かいたらウザいからねぇ。こちらの方はどうでしょうか。「一緒に暮らそう」みたいな。出会ってすぐ、デキちゃったらしいから。出会う前は、女の人同士で一緒に住むということに関しては、どんな考えだったんですかね。

池田季美枝

 ・・・一回失敗してます(笑)。

歌川泰司

 あらそうなの?そうなんだ。じゃあ「今度こそチクショー!」みたいな感じだったの?

池田季美枝

 えぇっと。チクショーという感じはなかったんですけど。でもやっぱり、一緒に居られたらいいなというところで。長い時間一緒に居られたらいいなというところで一緒に暮らし始めました。

東小雪

 レズビアンカップルにもいろんな方がいらっしゃると思うんですけど、私たちは基本的に寂しがりやさんなので、一人で居たい時に誰かがいてウザいということは、少ないかなと思います。自分のスペース絶対欲しいという方もいらっしゃるとは思うけど、私たちはわりと、一人で居ると寂しいから誰か居たほうがいいというところもあったかなと。

歌川泰司

 ウチなんかね、まぁウチの話するけどさ。なんか食べてると「なに食べてるの?」って来るわけ。なんか読んでると「なに読んでるの?」って来るわけさ。「うるさ~い!」みたいになるんだけど(笑)。「少しは放っとけ!」みたいになるんだけど。じゃあ、お互いお家の中で、個人の領域があるみたいなことは無いんだ。

村上裕

 僕たちの場合は、今は一戸建てに住んでるので、それぞれの部屋があって、会いたくなったらお互いの部屋に行くっていう。

歌川泰司

 でもこう・・・「コンコン」ってやった時に「今ダメ!」とか言われちゃったりする時もあるの?

佑樹

 ・・・まあね。

歌川泰司

 静かにぼそぼそ、「今開けるとダメだから」みたいな。

村上裕

 まあ、ありますね、いろいろ。

歌川泰司

 でもお互い顔を合わせる共有のスペースみたいなところで、毎日顔を合わせて、みたいな感じだったりするんだ。
 
佑樹

 いや、そういう感じではなく、一戸建ての3階建てなので、マンションみたいに部屋が分かれてるわけじゃないんですよ。だから僕が1階に行こうと思ったら必ず2階を通らなきゃいけないので、その時にいれば顔を合わせるだろうし。

歌川泰司

 その時になんか声をかけたりするの?

村上裕

 そうですね。なんだかんだ顔を合わせるんで。

歌川泰司

 「おはよう、今日もかわいいよ」とか?

村上裕

 あ、寝る時は一緒なので。

歌川泰司

 あそっか。どうも失礼しました~!

村上裕

 いえいえ。

歌川泰司

 あの、いや、宝塚の、タカラジェンヌと言えば、まああの、一般ノンケ的には、「タカラジェンヌをお嫁さんにさえすれば間違いが無い」って言われていて、(東さんうっと笑う)いや結構ねそういう事言う人いるのよ。こう、「暗がりで目をつぶってひとり引きぬいたとしても絶対外れないって」このほら、宝塚音楽学校の、まあ本科良くあるじゃないですか、そこで掃除の仕方からね歯の磨き方、挨拶の仕方・・・。

東小雪

(笑)歯の磨き方は習わないですよ。

歌川泰司


 ああそう、ああそうなの、じゃあ時代が全然違うのね。松あきらは習ったって言ってたよ

東小雪

 歯の磨き方ですか?」

歌川泰司

 そうそう、だから、徹底的に仕込まれて、ものすごいいい奥さんキャラに、こう、というか、ポテンシャルを培うみたいな、そういう風に噂をきくんですけど、そういうの聞いたときになるほどなとか思ったりする?

池田季美枝

 え~っと、(歌川:言わないほうが良かったかな?(苦笑)お願い、というのが上手かなって思うことはある
なんていうか、嫌味なく廻りの人にお願いするとか言えるよな、上手だよなて事はある

東小雪

 それいい事じゃないよね?」

歌川泰司

 男役だから?そんな事はない?。はい、それじゃああの、いろいろ(池田・東カップルに向けて)今同居2年目?(もうすぐ3年目。という声が)そしてこちらは7年目?だと、ある程度3年目に一個ハードルがあるようなイメージがあるじゃないですか。まあやっぱ一年目は仲良しで過ごせるんだけど、二年目ぐらいになって、三年目ぐらいに入ると、今度ルール作り戦争みたいなのとか起こる訳じゃないですか。

 「これは絶対こうして」「あたしはこれじゃないと我慢が出来ない」のとか「いやそんなうるさい事言われたって俺も我慢が出来ない!」みたいなお互い自分のルールの押し通しと交渉が起こってくるんだけど、割とエピソード的にこれは忘れられないなというのががあれば。喧嘩について

佑樹

 えーっとですね、付き合い始めの時は、僕が彼の家に転がり込んできたんですけど。大体二日にいっぺんくらいに彼が泣きまして

歌川泰司

 付き合い始めの頃に?なんでそんなに泣かしてたの?

村上裕

 すごく忘れっぽいので、例えばこういう事をしないで欲しい、と伝えた時に、数時間後には忘れてるんですよ。
ぼろっとしてなんでやった、って言ったのに約束を破られたのが悲しかったり辛くて良く泣いてましたね。悔しくて。

歌川泰司

 (ジェスチャーをまじえて)こうぐっとエプロンで涙を吹いている時に彼はどんなリアクションな訳?

村上裕

 困ったようにみてましたね。

歌川泰司

 で、泣いて訴えたらその後は徐々に改善してきたわけ?

佑樹

 徐々に。

歌川泰司

 なんでこれは先に言ってるのこればっかりは?言われちゃう前に言わなかった?(笑)

村上裕

 そうですね、そこで覚えてくれる事もあれば覚えてくれないものもあって、結局この人を自分の思い通りに変える事は出来ないんだなって気付いたので。

歌川泰司

 あ~、大事な概念ですねそれは。思い通りには出来ない。うーんなるほど。まあそれは大事な発見でしたね。思い通りにならないことに自分がどれだけアジャスト出来るのかって考えますよね。

村上裕

 妥協点などは、ええ。

歌川泰司

 こちら喧嘩については。まだ二年目だとそんなに大きなものはきてないかな?

東小雪

 去年の今頃に、大げんかをしまして。テレビがまだ地デジ化してなくてですね、私はどうせするなら早くしたくて。TV欲しかったんです。

歌川泰司

 はいごちそうさまでしたー(笑)

東小雪

 それでもう大げんかを。

歌川泰司

 まだ喋ってるわ(笑)地デジについて喧嘩したわけね、どうして地デジについて早く反応したくなかったの?

池田季美枝

 えっ、自分がそんなにTVみないから。

東小雪

 私がTVを観るから。

歌川泰司

 じゃあどっちが勝利したの?。

(東さんが手を挙げる)

歌川泰司

 なんだかんだ言ってこっち(池田)が握ってるって感じ?

池田季美枝

 そうですね。

歌川泰司

 その時に結構ぐさっと来る会話とかあったの?大げんかというからには。

池田季美枝

 TV観ないのが私の大きな原因だったかもしれないけど、それから始まって、牧師の家庭は貧乏でいいのよとか自分の価値観の正当化とかがあったかもしれない。

歌川泰司

 すごい、大人!うちなら絶対変えるときは変えるし、変えさせないときは絶対変えさせてもらえない。仲直りする時の仕方とか、パターンとかありますか?。

村上裕

 パターンというか、仲直りするときは必ず手をつないで話をします。絶対怒ってる時はお互いを傷つけようとして話してしまうので、本当は言いたく無いことだったりとか、どうしても怒りのあまり傷つける言葉を言いやすくなってしまうんですよね。

 そうすると、傷つけあうだけの喧嘩になってしまうのがすごくイヤで、手をつないで話していると、もちろん気分は高ぶっていますけど、どことなく気持ちがほぐれるので、傷つけあうだけじゃなくて実のある話ができるような気がして、喧嘩している最中は嫌々ながらでも、手をつないで話します。

歌川泰司

 大事。いやうちもだいたいね、一緒寝をするんですけど、それで解消する事って多いんですよね。
そういった記号っていうのはちょっとおかしいかもしれないけど、一種の意識って必要って事ですよね。こちらはどうですかね?一回ぶつかっちゃったときに関係性を修復する為にこんな事してますとかしてもらってますって事ありますか?

池田季美枝

 なんとなく出来上がっちゃったルールとしてはどちらかがごめんねと言ったらいいよ、と言う。そんなのがなんとなく出来上がってます。

東小雪

 ごめんねって言われたらムカっとしててもとりあえずイイよ、と言ってあげるとかものすごく怒らせてしまった時はお茶を淹れてあげるとかそういうのがあると思います。

歌川泰司

 なるほど。じゃあですね、そろそろ時間が近づいてきているので、それぞれに、同居して良かったなというか、
この人と同居して良かったなというのをお話しいただけたらと。

村上裕

 この人だったら一生一緒に生きてゆけると思いました。僕を看取ってくれるか、僕が看取るか、そういう風に生きてゆける人だと思いました。

歌川泰司

 結構彼には、感謝の気持ちも大きい?

村上裕

 意識していつも、好きだよ・愛しているよという言葉を言いたくなったときに我慢しないで言っています。

佑樹

 喧嘩した時仲直りする時に必ず改善点を見つけてくれるんですよ。同じ事を失敗してしまう事もあるんですけど、実のない喧嘩に終わるというのが一回も無かったですね。

歌川泰司

 彼(村上さん)がわりと先回りして改善点を示しているから、自分もいつまでもガチガチにならないでちょっとゆるっとなって修復出来たみたいな場面も多かった?

佑樹

 結局改善点は二人で探っていかないといけないんだけど。

歌川泰司

 そこにはうんとコミュニケーションを取って、まあ、7年一緒にいると、積み重ねてきてるものもあるから相手の押しちゃいけないボタンもわかるしね。おんなじ事を言うにしても、こういう言い方だとこいつ聞かないからこう言おうみたいな事もわかってきて、そういう事ができている感じがするから修復するにしても二人の言葉をきくとそういう事がわりと出来てきてるんだな、って感じなんですけど。そういう感じですかね?」

佑樹

 はい、そうですね。

歌川泰司

 なるほど。ありがとうございました。じゃあ、こちら二年目のカップルなんですが。

池田季美枝

 千葉でIDAHOの呼びかけ人として二人でやってるんですけど、彼女は舞台に立った事もあるので、とても滑舌が良くて読むのも上手で、前に出て一緒に活動してくれたりですとか、カミングアウトの度合いが似ている所ですかね。両親にもカミングアウトして、一緒に話せる所とか良かったなって思います。

東小雪

 私はカミングアウトして生きる事もそうじゃないことも尊重されるべきだと思うんですけど、私が私らしく生きる為にカミングアウトしたいと思う方なんですね、彼女はそれを支えてくれるし、尊重できる関係なのがいいなと思います。

歌川泰司

 同居してそれぞれとってもいいものを心に育てたんだなって感じがするんですけどね。

佑樹

 うんうん。

歌川泰司

 今日きていらしゃる皆さんの中にはノンケの皆さんもいらっしゃると思うんですけどね、足りないと思います?この話に。どこが違うんでしょうね。私、違う所があったら教えて欲しいんですけど、確かに制度上今やっぱり結婚出来ないし、お互い同居している人同士という立ち位置に立たざるを得ないですけど、中で育てているものは制度で結ばれたものの他に大事なものはちゃんと育てていると思うんですよね。

 えっと、なので、石原都知事の今回の発言もありましたけど、私としてはちょっとびっくりしたという感じなんですけども、じゃあ一人ずつ今回の発言についてあんまり時間は無いのですが思うところを一人ずつ言ってみてください。

村上裕

 最初はハードルが高いですね。えっと、自己紹介の時に少しお話したんですけども、石原都知事の発言がすごく嫌だったというのは、遺伝子的になにかが足りないと言ったことが・・・、僕は家族がとても大好きで、感謝もしているし、愛しているし。そんな、自分が大好きな家族をバカにされた気がしました。

 遺伝子上がどうとかではなくて、自分をこの世に生んでくれて、そういったことにとても感謝していて、大好きな人を、自分だけではなく、そんな風に自分が大事だと思っている人も全て否定された気がして、それがとても悲しかったし嫌でした。

佑樹

 とりあえずTwitterで知ったんですけども。「キタァー!!」と思って、RTしときました。

歌川泰司

「キタァー!!」のあのマークも付いてたわけ?

佑樹

 あ、それはちょっと憶えてないですけど。たぶん石原都知事のあの発言っていうのは、あの位の年代の男性の基本的なというか、総合的な意見だと思うんですよね。あの位の年代の人はみんなそう思っているんじゃないかと僕は思っているんですけども。まあ、それ位です。

歌川泰司

 まあね、とか言って。そうですね。あの年代の男の人は、そういう人が多いっていうのは僕もわかってるんだけど、まぁ、あの年代のオッサンとしてあそこで発言しちゃいけなかったね。・・・うん。たしかに僕もそう思いました。はい。じゃあお願いします。

池田季美枝

 今回、同性カップルとして生きて行く上で良かったと思うことと悪かったと思うことを考えていて改めて気付いたことだったんですけれども、東さんと暮らしてっていうことはもちろんあるんですけれども、同性カップルとして生きて行く上で良かったことというのは、恐らく異性愛カップルとして生きて行くことと変わらないと思うんですよね。

 でも、それに対して、同性愛カップルとして生きる上で「あれ?」と思うことというのは、異性愛カップルに比べるといろいろあるんですよね。そのことに改めて気付かされました。だから今回の石原さんの発言にしても「足りない」ということでしたけれども、やっぱり、その、足りない部分・・・ローンや財産を共有名義に出来ないということとか、同性パートナーを法的な相続人に出来ないということとか、パートナーの生命保険の受け取り手になれない、出来たとしても限られた、大手の会社には無理だとか、そういう足りないこととかに改めて気付かされて。だから皆さんもそう思ってらっしゃると思いますけど「お前が足りないんじゃよ」というね。「お前がちゃんとやることやってねえんじゃねえか、それを人のせいにするんじゃねぇ」とか。そういうふうなことを思いました。

歌川泰司

 たくましい!こっちが男役なんじゃねえの?

池田季美枝

 すいません。

歌川泰司

 ありがとうございました。じゃあ最後、小雪さん。

東小雪

 私はこの発言はすごく、多くのマイノリティの人たちを、マジョリティの家族の方とかを含めて本当に多くの方を傷付けたと思うんですけども、私も、とても傷ついている一人で、今日こうしてたくさんの、第一部も含めて沢山の人のお話を伺えて、仲間がいる、同じように傷ついたと思っている人がいることを、皆さんと改めて考えることが出来て本当によかったと思ってるし、これからも何らかの形で声を上げ続けて行くべきだなと改めて思いました。

歌川泰司

 まあ、これからこの手のアゲインスト、これからもあるかもしれないけれども、二人で築き上げて来たものっていうのはやっぱり、そういったものに対しても強くなれる、一つの宝物なんじゃないかなと思うんで、これから11年から20年、20年から30年、うちのおバカちゃんを育てて行かなければいけないかなと思ってますんで、お互い頑張りましょう。今日はどうもありがとうございました。FC2 同性愛 Blog Ranking



座・高円寺ドキュメンタリーフェスティバル奨励賞ありがとうございます。

『しみじみと歩いてる』
 
★3月に東京で自主上映会を開催します。

3月21日(祝)13:20/15:20(2回上映入替制/1200円)
会場:なかのZERO視聴覚ホール
監督:島田暁/2010年制作 77分■制作:akaboshi企画

 2006年10月から、大阪の御堂筋を性的マイノリティとその友人たちが歩く『関西レインボーパレード』に通いながら出会ったレズビアン、ゲイ、MtFトランスジェンダー、FtMトランスジェンダーそれぞれの日常生活、それぞれの違い、家族へのカミングアウト、仕事場や人間関係における葛藤、苦しみ、そして喜びを描いたドキュメンタリー。ゲイである監督の視点からまとめました。
スポンサーサイト

コメント

この記事へのコメント
コメントを投稿する
管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL

⇒ http://akaboshi07.blog44.fc2.com/tb.php/2408-e33dba4f

この記事へのトラックバック

HOME |

無料ホームページ ブログ(blog)

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。