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フツーに生きてるGAYの日常

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2023-10
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セクマイ系★紙媒体掲載チェック055●「メディアと性的マイノリティ」の三橋順子さんが『週刊金曜日』誌上対談に登場!

 当ブログで連載中の「メディアと性的マイノリティ」にご出演いただいた三橋順子さんが、現在発売中の『週刊金曜日』1月14日号に登場。弁護士の日隈一雄さんととの対談が4ページにわたって掲載されているわけですが、その中で「性的マイノリティとメディアの関係」についても、たくさん発言なさっています。

『週刊金曜日 2011年 1/14号』 [雑誌]

 三橋さんが出演しているのは巻頭特集。インターネットの隆盛によりメディア状況はどのように変わり行くのか、どのように付き合っていけばいいのかを様々な視点から分析・考察する『煮詰まるマスコミ 見えない社会 ウエブ時代のメディアリテラシー』の中にある『政権交代でも帰られなかったメディア 世論をミスリードする報道』というタイトルの対談です。

 YouTubeでのトークでも言及されている「2010年の東京プライドパレードをマスメディアが報道しなかったこと」「24時間テレビで、はるな愛さんが走っている最中にTOKIOの国分太一氏と山口達也氏が、昔ゲイ役で出演したドラマのVTRを見ながら、まるで芸暦の汚点のように話していたこと」などなど、具体例と共に言及し、対談の端緒を切っています。特に、僕が印象深かった三橋さんの発言箇所は以下の通り。

三橋 「私は、存在しないことにされるのは、とりあげられて差別されるよりももっと根深い差別だと思います。それとショックだったのが、若い当事者がそのことをあまり疑問に思ってないことです。」

日隈 「あきらめているんですか。」

三橋 「若い人にとって公的なメディアの比重がそれだけ低いというのもあるけど、ある種あきらめているのかな。別に実害はないし、という感じ。実害はあるんですけどね。たとえば一時期、性同一性障がいだけが注目されて報道されましたが、それ以外の性別を超えて生きる人たちの報道はこの10年ほとんどされませんでした。セクシュアルマイノリティも極めて多様ですから、一つのところにだけスポットが強くあたると他は真っ黒になってしまう。性同一性障がいにスポットが集中したことと同性愛者の動向が報道されないことは、裏表の現象だと思います。」

『週刊金曜日 2011年 1/14号』 [雑誌]

 これ以外にも、鋭いメディア考察が満載でいろいろと考える契機を与えてくれる好企画です。週刊金曜日1月14日号は書店で手に取れなくなってもAmazonから購入することが出来ます。このブログでメディア分析に興味をもたれた方は、ぜひ、読んでみてください。そして、さらに細かく「性的マイノリティとメディア」に特化したトークを御覧になりたい方は・・・

★YouTubeのPLAYLIST「メディアと性的マイノリティ」をぜひご覧ください。
★文字に起こしたテキスト付きの記事は、こちらのカテゴリーからさかのぼってご覧ください。
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当ブログ発のドキュメンタリー映画
『しみじみと歩いてる』

3月に東京で上映会を開催します。
3月21日(祝)13:20/15:20
(2回上映入替制/1200円)
会場:なかのZERO視聴覚ホール
監督:島田暁/2010年制作 77分
■制作:akaboshi企画

 2006年10月から、大阪の御堂筋を性的マイノリティとその友人たちが歩く『関西レインボーパレード』に通いながら出会ったレズビアン、ゲイ、MtFトランスジェンダー、FtMトランスジェンダーそれぞれの日常生活、それぞれの違い、家族へのカミングアウト、仕事場や人間関係における葛藤、苦しみ、そして喜びを描いたドキュメンタリー。ゲイである監督の視点からまとめました。
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