フツーに生きてるGAYの日常

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2017-10
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石原都知事の発言を受けて05●「都民の声」は無化される?



 12月3日と7日の石原都知事の「同性愛者差別発言」を受けて有志が緊急に呼びかけ13日(月)に開催された第1回会合には43人が集まり、上川あやさんを交えて「なにが出来るのか」のアイデアを出し合いました。

 当日の模様を録画しましたので、公開可能な場面のみですが御紹介します。ぜひ、この問題に関心のある方々での情報共有に御活用ください。

 まずは、会合を呼びかけたakaboshiから、毎日新聞で石原都知事発言を報じて再質問を行った真野記者と電話で話してわかった情報や、東京都人権週間イベントでの都職員との会話を報告。そしてRonさんから、東京法務局とのやりとりなどが語られました。

01●「都民の声」は無化される?
 
石原都知事の同性愛者差別発言を受けて PLAYLIST

akaboshi

 今日の集まりは石原都知事の報道された発言を受けて、何が出来るかということで。表立って動き出す団体というのが把握できなかったので、Ronさんと「何か起きないと、明らかにこれはおかしいよねぇ」ということで、パフスペースがたまたま空いているということで緊急に始めました。全然これは組織とかそういうことではなくて、有志で集まりたい人が集まって、どういうふうにこれからやって行こうかという、それ自体を今日、話し合うという場になると思います。

 簡単に「報道された経緯」について説明させていただきます。僕は報道した記者に話を聞いたりしたので、その話も含めて共有したいんですけれども。

 石原都知事がまず、一連の同性愛者への蔑視発言をしたのは最近ですね、12月の3日に、毎日新聞が報じたところによりますと、都青少年健全育成条例を改正して欲しいという要望書をPTA団体が提出した席で、マスメディアがそれを取材しているところで「子供だけじゃなくて、テレビなんかにも同性愛者が平気で出るでしょ。日本は野放図になりすぎている。使命感を持ってやります」というふうに発言しました。

 この日、都庁の記者クラブに属している大手メディアは皆、これを取材していたのですけれども、この発言を報じたのは翌日の12月4日付けの毎日新聞(東京都内版)だけでした。これはインターネットにも掲載された記事でしたので、東京都内だけではなく全国からインターネットで検索でき、Googleニュースの「同性愛検索」等で見つける人が多くなり、ネット上で騒ぎが起きたというか、当然、騒がれて然るべきだと思います。

 それから4日後の12月7日に次の発言を石原都知事がして、それに関してはそのまた翌日に載ったわけですが。新聞記事からだと「どういう状況だったのか」がわかりにくかったので、毎日新聞の真野記者に電話して聞いたところによると、真野さんが単独で取材に行って(都知事が)応えていたのかと思っていたらそうではなくて、また都庁の記者クラブの各マスメディアがいる目の前での発言。質問したのは真野さんなんです。最初の記事を書いたということもあり、「同性愛者に関する発言の真意を問い質す」みたいな感じで質問をしたみたいなんですね。「問題になってきている」という感じでたぶん言ったんだと思うんですけど。

 そうすると(同性愛者について)「どこかやっぱり足りない感じがする。遺伝とかのせいでしょう。マイノリティーで気の毒ですよ」。あと、ゲイパレードを海外で見た経験として、「ゲイのパレードを見ましたけど、見てて本当に気の毒だと思った。男のペア、女のペアあるけど、どこかやっぱり足りない感じがする」というふうに、真野さんだけではなく各社の都庁記者クラブに詰めている記者達の目の前で、これを言いました。

 これは、毎日新聞だけが報じていたのではなく、インターネットに載っていたのが毎日新聞だけなんですけれども、他に朝日新聞と東京新聞が、この日の発言を報じています。朝日新聞に関しては東京都内版で紙媒体だけにしか載っていないんですけれども載せました。東京新聞も、この日の発言を載せているのですが、東京新聞は「テレビニ同性愛者が平気で出ている。日本は野放図~」発言を8日の時点で載せたので、(3日の発言か7日の発言か)どっちのことを取材して載せたのか、わからないんですが、東京新聞も8日の時点で紙媒体の『こちら特報部』という特集コーナーで、都条例のことを扱っている記事のいちばん最後の方に、「都知事がこういう発言をした」というふうに報じました。

 結果的に、インターネットには毎日新聞しか載せていないので、(この問題に関心を持っている)ほぼ大多数の人はこの毎日新聞の報じているものしか目にしていないというような。紙媒体が弱くなってきているという現状が見えているんですけれども。

Ron

 この件に関して私がやったことというのは、まず東京法務局に電話をかけました。それは人権相談という形で「石原都知事がこういう発言をしたんですけれども、いったいどういうふうな行動を取ればいいでしょうか」という質問として電話をかけました。その時に、東京都の『都民の声』のホームぺージとFAX番号と、あとは、この話を法務省の人権擁護局の方に上げてくれるという話をされたんですけれども。それを信じてたんですけれども、この2~3日後のTwitterで、どうも法務省の人権擁護局の主任さんに会ったという人から「そういう話は全然上がって来てません」っていうのをツイートで読んで、全然話が通じてなかったんだ・・・というショックを受けたのと。

 あと、『都民の声』も、akaboshiさんが東京都の方に聞いたんですよね。それで「あんまり効果がない」みたいな感じだったので。

akaboshi

それを説明すると、東京都の人権週間というのが12月4日~10日まで行われていて、この石原都知事の発言はほぼ、その期間内に行われたという・・・それもまた大問題なんですけれども。そのことが疑問だったので、人権週間のイベント(12月9日)に、たまたま仕事が空いていた時間だったので北区の「北とぴあ」というところでやっているイベントに行きました。

 映画の上映と一緒に、猿回し師の次郎さんの奥さん(栗原美和子氏・フジテレビプロデューサー)が、被差別部落出身者であることのカミングアウトを旦那がすることについての話をして、とても感動的なことだったんですけれども、そこで都庁の人権週間の担当責任者の人がロビーに居たので話すことができたんですけれども。

 「都民の声」というのは都庁の場合は「返信の義務は無い」というふうにおっしゃっていました。で、上川さんから、割と行政というのは声を届けると、しかもちゃんと「返信をください」と求めると、返信の義務があるというふうに聞いていたので、都はどうなんだろうと確認したら「ない」と。で、たくさん寄せられれば寄せられるほどたぶん、対応する事務能力が追いつかなくなってしまうだろうから無視される可能性が高いんだろうなと、話しながら感じました。

 しかも今、都条例(反対)の活動をやってる人たちもみんな「都民の声に寄せてください」とTwitterでバーと広がっているので、両方が今、一斉に行っているところなので「また来たわ、また来たわ」と流されてるんだろうと。せっかく私たちが真面目に、真剣な思いを込めて書いた、魂を込めた言葉がたぶん無化されているという現実を知りました。

Ron

 なんか、電話をかけたっていう人から聞いたんだけど、すごい弱々しい声で「ゲイの方ですか」って聞かれて(笑)、あんまり対応が芳しくないような感じだったとか。いろいろ電話かけたっていう人から聞いてます。

akaboshi

 あと僕、都の職員と喋っていて思ったのが、そういうふうにはっきりと言っていたわけではなく話していて僕が感じたことなんですけれども、チラッとその都の職員の人が「・・・とは言っても石原都知事って皆さんがお選びになった方ですよね」みたいなことを言ったんですよ(笑)。しかも、これも言いましたね。「私たち都の職員というのは官僚みたいなもので」と言ったんですね。

 だから、よく世で言われてるように、大臣が突然来て、官僚たちはそれをしょうがないから相手しているみたいなことがよく言われるじゃないですか。まったく同じ意識で都知事というのを見ていて、都知事がああいう発言をしても、しかも人権週間中に言っても「まぁ、都知事だからねぇ」と、かなり他者化してる。切り離して考えちゃってるっていう。

 でもそういう内部事情というのはうちらには全然関係ないじゃないですか。両方とも「都」なんですから。しかも「都の顔」として石原都知事って居るわけですから。「すっごい矛盾した正反対のメッセージが同時に発せられているというのを、どう考えてるんですか?」というのを声を荒げて言ってしまったんですけれども。「私たちは粛々と、決まったことをやるだけですから」的な発言を、ニコニコされながら言われてしまいました。びっくりしました(苦笑)。

 要するに「石原都知事」という立場があって、そのヒエラルキーの下から「なんとかしてください」というふうに行政の人たちを動かすことは難しい、あるいは、ほぼ絶望的と見た方が。なにも効果がなく流されるだろうということがわかったというか。Ronさんが法務局に言ったのは、石原都知事よりも少し「上」なんじゃないかという?

Ron

 まぁそうですね。東京法務局の人が、「法務省の人権擁護局に上げて、石原都知事の発言の内容を精査して本当に差別発言があったというふうに見做したら、それは人権擁護局が石原都知事に対して注意するということは出来ますよ」というふうにおっしゃったので。正直そこまでは無理だろうなとは思ったんですけれども、そういうふうに言われたので、そういう方法もあるんじゃないかとは思ったんですけど・・・あんまり伝わってないということがわかったので、それもちょっと・・・。

akaboshi

 完全に「石原都知事というキャラクター」というふうに引き離されて考えられている部分というのがあると思って。たぶんこの同性愛者蔑視発言に関しても、当事者間でも「まぁ、あの人だからああいうふうに言うのはしょうがないよ」的な反応というのも実際に起きているし。それはそういう反応はあるんだろうなとは思うけれども。僕は個人的に、結果的にあの発言が出て、しかも報じられてメディアに載ってネット上にも乗っかっていて、かなり大問題になって知られている以上、やっぱりそれに関して、その言葉の向けられた先であると感じている人たちで、「ちょっと黙っていられない」という人たちが「何か行動を起こした」ということを結果的に残さないと・・・。「これを見過ごした」という歴史を残すことが、僕としては我慢がならないと思い、そこでRonさんと意志が統一できたので。

 Twitterとか見てても「(抗議する)団体はないのか」みたいな声をよく聞いたので。そんなに詳しくは無いですけれども、ある程度「活動界隈」のことを知っているところから見ると、今の現代の日本って、90年代とちょっと違って、ストレートに「活動」とか「抗議」をする活動団体というのが、実際問題無いということが、このことで見えたという。育っていないという言い方はわからないけれども、90年代はかなりバリバリやっていたところはあったのに、今はちょっと、そこの連携は難しいし、大きな動きを動かすところがないということがわかりました。

Ron

 ぜんぜん聴こえてこないですからね。


 

 さて次回は上川あやさんのお話です。たくさんの知識や実践的な方法を語ってくださったので、タメになる話が満載です。FC2 同性愛 Blog Ranking


シリーズ記事へのリンク

05●「都民の声」は無化される?
07●東京都の公聴システムの実態~基準がなく巧妙に無視されやすい「都民の声」
08●怒りをぶちまけずに浪花節での請願・陳情。誰でもどこからでも出来る方法とは?
09●議員を「使う」ために考えること
10●さまざまな方法で見解を問う


当ブログ発!ドキュメンタリー映画
『しみじみと歩いてる』上映会


1月10日(祝)13:00
パフ★シネマにて上映(トーク付き1200円)
会場:パフスペース
監督:島田暁/2010年制作 77分
制作:akaboshi企画

 『関西レインボーパレード』で出会ったレズビアン、ゲイ、MtFトランスジェンダー、FtMトランスジェンダーそれぞれの日常生活、それぞれの違い、家族へのカミングアウト、仕事場や人間関係における葛藤や喜びを描いたドキュメンタリー。ゲイである監督の視点からまとめました。上映後には1年ぶりに大阪から綾さんが上京して「Ronとakaboshiの直撃トーク005」を開催します。お楽しみに!
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