石原都知事の発言を受けて03●社民党・福島みずほさんが反論

法務省が全国に呼びかけ、東京都も行っていた人権週間の期間中に繰り返された石原慎太郎都知事の「同性愛者差別発言」に対し、12月15日に福島みずほさんが反論しました。以下、ニュースリリースが送られてきましたので掲載します。
▼社民党・福島みずほ党首が石原発言に反論。
社民党の福島みずほ党首は、15日の定例記者会見で、ゲイ・レズビアンのブログやツイッターで問題になっている石原発言に言及した。
これは「東京都青少年健全育成条例」の改正案に関し、石原慎太郎知事が「子供だけじゃなくて、テレビなんかにも同性愛者が平気で出るでしょ。日本は野放図になり過ぎている。使命感を持ってやります」と述べたことや、その後も、同性愛者について「どこかやっぱり足りない感じがする。遺伝とかのせいでしょう。マイノリティーで
気の毒ですよ」「ゲイのパレードを見ましたけど、見てて本当に気の毒だと思った。男のペア、女のペアあるけど、どこかやっぱり足りない感じがする」と述べたことに関するもの。
福島党首は会見の中で、「東京都青少年健全育成条例の改正は表現の自由から問題がある」としたうえで、「社民党は、同性愛の人たちや性同一性障害の人たちの問題に取り組んできた。知事の発言に当事者のみなさんがたいへん怒り失望しており、この声は私のもとに伝わっている。『足りない』という発言は問題だ。同性愛者は足りな
いのではない。異性愛者と同性愛者が社会にいて、足りている、足りていない、という問題ではない。同性愛者は十全(じゅうぜん)に生きている」と話した。
また「私もゲイパレードや様々な活動に参加してきた。石原知事が人権週間にこうした同性愛のみなさんへの配慮に欠けた発言をするのは極めて問題だ。もし、思春期の悩んでいる子供が「足りない」と言われたら大変ショックを受けるのではないか。石原知事の発言は人権に対する配慮に全く欠けている。極めて問題であり強く抗議する」とも述べた。 福島さんに続いて、たくさんの政治家がこのような声を上げるのを望みます。私人が私的な場所で述べたのではなく、公人が公的な場所でメディアに報じられるのを意識しながら発した言葉です。その重要性・問題性に、より多くの人が気付いて声を上げて然るべきことだと思います。→FC2 同性愛 Blog Ranking

『しみじみと歩いてる』上映会
1月10日(祝)13:00上映(トーク付き1200円)
会場:パフスペース
監督:島田暁/2010年制作 77分
制作:akaboshi企画
『関西レインボーパレード』で出会ったレズビアン、ゲイ、MtFトランスジェンダー、FtMトランスジェンダーそれぞれの日常生活、それぞれの違い、家族へのカミングアウト、仕事場や人間関係における葛藤や喜びを描いたドキュメンタリー。ゲイである監督の視点からまとめました。上映後には1年ぶりに大阪から綾さんが上京して「Ronとakaboshiの直撃トーク005」を開催します。お楽しみに!
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