フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2017-11
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メディアと性的マイノリティ02●三橋順子さん自己紹介~ヤマトタケルから、はるな愛まで。“女装”を抜きに日本文化は語れない



 2010年10月17日(日)に開催されたメディアと性的マイノリティについて考えるディスカッション。(主催:dislocate。会場:「3331 Arts Chiyoda」

 前回の伊藤悟さんの自己紹介に続きましては、三橋順子さん(女装家・性社会史研究者)とakaboshiの自己紹介です。

02●三橋順子さん~ヤマトタケルから、はるな愛まで
 
メディアと性的マイノリティ PLAYLIST
★訂正・・・映像中、akaboshiが発言しているブログ『フツーに生きてるGAYの日常』の開設年度は、1995年ではなく2005年です。

三橋順子

 皆さんこんにちは。三橋順子です。私は、普段はあまりそういう自己紹介はしないんですけども、今日はこういう場ですから。いちおう、Male to Female(MtF)のトランスジェンダーということになります。

 仕事というか、やっていることはジェンダー・セクシュアリティの社会史・文化史。社会文化的な歴史研究ということで、自分がトランスジェンダーですので、性別を越えて生きる、生きて来た人たちの歴史というのが一番メインの仕事で、一昨年、もう2年以上経つんですけども、やっと『女装と日本人』という凄くベタな題名なんですけども・・・本当は私は帯に「ヤマトタケルからはるな愛まで」と入れたかったんですけども、「“女装”を抜きに日本文化は語れない」という、講談社現代新書としては分厚いんですけども、やっと、一つの区切りとしてのまとめは出来ました。

 ただ、なにせこういう研究というのは、どなたもほとんどやってないことで、ほとんど手付かずの資料が山のようにある。まだとてもとてもこの本では書ききれなかった部分とか、この本を書いた時には気付いていなかったこととかがたくさんありまして、今も「出来るだけ早く2冊目を」と思ってやってるわけなんですけども。

 現実には大学で非常勤で何コマか、コマを持ちますと結構大変で、特に10月から山梨県の東部にある都留市というところにある都留文科大学という、これも不思議な大学でして、もともと「市立」なんですね、今は「何とか法人」になってますけど。私立の大学っていうと、大阪市立大学とか、横浜市立大学とか、そういう政令都市レベルの規模を持ってるところが市立大学を持つケースというのはよくあるんです。その後に、萩市立大学とか酒田市立なんとか短大とか、その手の地方中小都市レベルでの大学というのは結構つぶれているんですけども、都留文科大学というのは今年で創立50年を越える、非常に長い伝統を持っている大学で。人口5万を欠けた位の小さい市で、4000人規模の学生を持っているという不思議な大学でして。しかも全国から学生さんが来るんですよ。本当に全国から来る。

 で、なぜか2005年度からジェンダー・プログラムを作りまして、ジェンダーで一つのコースになってる大学っていうのは現在、御茶ノ水女子大学と和光大学ぐらいなんです。今、一橋大学は一生懸命やろうとしてるんですけどなかなか上手くいかない。でも都留大はもう、今年で5年目っていう。それもとっても不思議。でも誰も知らない。東京のジェンダー教育をしている先生が知らないっていう、そんな所に行き始めまして、250人のクラス2つ担当で、コメント票を読むのだけでも一日かかっちゃうんですけども、非常にいいリアクションが返ってきて。まあ今日お話するような中にも、ちょっとそういうところで学生からリアクションとしてもらったことを、後でお話しようと思ってます。

 メディアとの関係が今日のメインですから、私、思い出したんですけど正確に言うと、1995年の12月に・・・それまでもテレビにちょろっと出たり、『週刊実話』に実はインタビューが載ってます。『週刊実話』って御存知ですか?今でもあると思うんですけど、とてもマスメディアと言えないような怪しい週刊誌ですね。それにインタビューが載ったのが最初だったなぁ~と今、思い出したんですけども。だいたいだから96年の1月に、今は無くなっちゃった『イマーゴ(imago)』っていう心理学系学術雑誌に伏見憲明さんとの対談が載ったのが最初で、その後テレビの・・・私、どっちかというと自分が取材されるよりも、レクチャー・コーディネートみたいなことの方が多いんですけども、ずいぶん関わって来ました。

 ただあの・・・これはまた後で言った方がいいのかな?そこにいろいろ紆余曲折があるということを今日は後でお話いたします。よろしくお願いいたします。

akaboshi

 ありがとうございます。『女装と日本人』を僕も読ませていただいたんですけれども、日本の歴史を、いわゆる「男」「女」のあわいに居る人たちの歴史ってなかなか書かれていないんですけれども、そこを丁寧に資料にあたって掘り起こされ、なおかつ御自身の個人史もそこに加えて書かれていてすごく・・・

三橋順子

 個人史入れたくなかったんですけどね。編集者が「入れろ」っていうから嫌々入れたっていう。

akaboshi

 すごく面白い本ですので皆さんぜひ、お読みください。

 そして、司会を担当させていただきます私akaboshiの紹介を簡単にさせていただくんですけれども。2005年から個人ブログで『フツーに生きてるGAYの日常』というタイトルのブログを始めまして、翌年からYouTubeに、日本のセクシュアル・マイノリティ関連の映像を、シンポジウムですとか自分がインタビューした映像等を載せ始め、現在YouTube映像は1400個ほど載ってます。最近になりまして、そういう形でセクシュアル・マイノリティのことを撮影していた中から関西レインボーパレードに関して取材していた映像を一つの長編の映画にまとめて、それが『しみじみと歩いてる』というタイトルなんですけれども、9月から上映が始まって、今後、映画祭等に応募して、なるべく上映の機会をたくさん設けようと思っています。

 今回お二人をこのようにゲストにお迎えする際、以前YouTubeにお二人がそれぞれ日本のマスメディアに関しての批評をなさっているものが載っていたりですとか、お二人とも最近、この1,2年に限っても、『週刊金曜日』ですとか例えば『BIG ISSUE』等の場で性的マイノリティとテレビとの関係等について、週刊誌等について鋭い発言をなさっていたので今回、ゲストにお呼びしたらとても面白くなるのではないかと主催者側に提案させていただきました。




三橋順子さん関連書籍

『女装と日本人 (講談社現代新書)』
『性の用語集 (講談社現代新書)』
『性的なことば (講談社現代新書 2034)』
『性欲の文化史 1 (講談社選書メチエ)』
美輪明宏という生き方 (寺子屋ブックス)
『トランスジェンダリズム宣言―性別の自己決定権と多様な性の肯定』
『戦後日本女装・同性愛研究 (中央大学社会科学研究所研究叢書)』

三橋順子さんプロフィール

 1955年、埼玉県秩父市に生まれる。性社会・文化史研究者。多摩大学・都留文科大学非常勤講師、早稲田大学ジェンダー研究所客員研究員、国際日本文化研究センター共同研究員。専門はジェンダー/セクシュアリティの歴史、とりわけ性別越境(トランスジェンダー)の社会・文化史。著書に『女装と日本人』(講談社現代新書 2008年)、共著に『性の用語集』(講談社現代新書 2004年)、『戦後日本女装・同性愛研究』(中央大学出版部 2006年)、『性的なことば』(講談社現代新書 2010年)。主な論文に「往還するジェンダーと身体-トランスジェンダーの経験-」(講座・身体をめぐるレッスン第1巻『夢見る身体Fantasy』 岩波書店 2006年)など。

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ゲイ・カップルをゲストに迎えて
『しみじみと歩いてる』第2回東京上映会


11月23日(祝)14:00上映(トーク付き1300円)
会場:なかのZERO視聴覚ホール
監督:島田暁/2010年制作 77分
制作:akaboshi企画

 『関西レインボーパレード』で出会ったレズビアン、ゲイ、MtFトランスジェンダー、FtMトランスジェンダーそれぞれの日常生活、それぞれの違い、家族へのカミングアウト、仕事場や人間関係における葛藤や喜びを描いたドキュメンタリー。ゲイである監督の視点からまとめました。今回は映画に出演している九州のゲイ・カップルをゲストに向かえて「地方に暮らすセクシュアルマイノリティとして思うこと」を上映後にトーク。ぜひお越しください!上映会の詳細はこちら。
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