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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2023-06
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工藤静香 ●アルバム『月影』レビュー01

息がつけない緊張感。
はじめて聴いた6月1日。いろんな意味で緊張していた。

ここ数年の工藤静香の芸能活動は「歌手」ではなかった。
育児に追われる毎日だろうから無理もない。
しかしたまに見かけるCMやアニメのアフレコ出演などは正直ファンとして疑問符のつくものだった。
「それはあなたじゃなくてもいいんじゃないの?」
移り変わりの激しい人気稼業。個人事務所の経営を維持するためにもそうした活動は必要なのだろうが、それにしても・・・。そうした「ママさんタレント」としての活動は、いかにも木村拓哉氏の妻としてのイメージに即しているだけ。そこには本人の主体性が感じられない。

主体性のない工藤静香・・・。
ファンとしては見たくない姿だ。

かつてヒットチャートをにぎわせていた頃に、彼女はこうした発言をしている。
「この人気はいつまでも続くものじゃくそのうち終わる。
将来は小さな所でもいいからボーカリストとして歌い続けていられればいい。」
「歌がなければ工藤静香として出ている意味がない。」

若い頃から自分の立ち位置を冷静に分析し、核になるものをしっかりと見定めていた。
そして本当のファンは、彼女のそうした信念からくるエネルギーが歌声に込められているからこそ、支持していた。映画やドラマに出演しても、必ず「主題歌」や「挿入歌」のタイアップが付いていたから、多少は演技がまずくても見ていられたのだ。小室サウンド一色の頃にも時流に乗らず、不器用だけれどもその時々に自分の求めている「歌いたい歌を歌う」という主体性が、工藤静香の魅力だったはず。

独立心が強く人一倍プライドの高い彼女だから、事務所の経営のために頑張ってるのだろうと我慢して見ていられるのは、本当に彼女の根幹を理解しているごく一部のファンだけだろう。
やはり人は「表現されたもの」からしか物事を判断できない。CM商品のキャンペーンで作り笑いを浮かべている彼女の姿をみて、離れて行ったファンも少なくないのではないか。

しかし彼女は止まっていたわけではなかったようだ。

6月1日。
アルバムを恐る恐る聴いてみて、そのことが確認できた。
そこには人間として清も濁も合わせ飲み、
相変わらず「歌うこと」と格闘している彼女がいた。
僕の緊張は・・・解けた。


次からは曲を聴いて感じたことを書こうと思います。


「月影」
information

PONY CANYONサイトで試聴できます。
●「Fe-MAIL」にアルバムについてのインタビューあり。
・・・連載『工藤静香 SHE SEA SEE』Vol.1.2.3.4
Real Guideに動画インタビューあり。
音楽大好き!T2U音楽研究所に「月影」特集ページあり。
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コメント

この記事へのコメント

こんばんは。
「愛」ですね。(^^)
書かれてること、よくわかります。やっぱり俺も静香の「歌」の部分が一番好きなので。
もちろんTVに出る時はどんな番組でもチェックするし、アンパンマンも見るし、絵も買うし、トレジャーの指輪も買うし。
でも、それもこれも結局は歌の部分があって、そこに揺るぎ無い信頼があるからこそ、全てを受け入れることができるんですよね。
なんだろう。そこらへんの軽い知り合いよりも、俺は静香を信頼してますよ。
いつかのインタビューで「歌わないんなら芸能界にいる意味がない。」って言ってましたが、俺も「静香が歌うことを辞めたらファンでいる意味がない」と思います。
って、ちょっと恥かしくなってきました。(笑)
けど、マジで「月影」いいですよねー♪
これだから、ファンを辞めれないです。( ̄ー ̄)

どうも。
Blogj上では数少ない同志として(笑)これからもヨロシク。
僕はアンパンマンは・・・見てないなぁ。
トレジャーの指輪も高くて買えない(負けた・・・←競り合ってどうするっ!)
本当に、歌の活動こそ頑張ってほしいところです。
「月影」かなり聴いてるけどなかなか飽きません(嬉)。

今日はネカフェなんでじっくりみてます(笑)
僕としては「工藤静香」っていう一人の人間が歌で自分の人生に夢や希望、生きてゆく力を与えてくれた事、その上で尊敬できる部分をたくさん
持ってるからここまでついてきて、工藤さんがどうゆう人なのかってゆうのも自分なりにわかってるから・・・(自分がこうであって欲しいと勝手に思ってるだけかも知れませんが笑)確かに最近の活動は歌手活動に専念してないけど、やっぱあの性格ですから子供ができてしまって結婚し、妻として、母として、家事、子育てもおろそかにしたくないんでしょうね。結構工藤さんって古風なとこあるじゃないですかぁ?そこが僕的には好きな部分ではあるんですけどね~☆でもそうなるとライブとかしてくれる確率がかなり低くなるからほんと辛い事なんですけどね~(涙)広島はディナーショーとか来てくれないんですよね~・・・。せめてライブハウス・ツアーぐらいしてくれないっすかね~

●僕も、最初はアイドルとしての彼女が好きなところから入ったんだけど
アルバムの中の曲や雑誌でのインタビュー記事などから、
かなり攻撃的な性格で実験的精神を持っているということを知ったので
ずっと飽きずに「歌手・工藤静香」のファンで居続けて来ました。
全盛期が過ぎてからも試行錯誤して売れない曲連発してたけど(笑)
そういう失敗も含めて、
その時々の自分に正直に振る舞っているところが、いいと思う。
私生活の面などにはあまり関心はないな~。そういう面ではマニアではないのかも。

I'm Happy!!

サーフィンしていて辿り着きました。静香さんと同じ年の女です。いつからか彼女のCDを買ってまで聴かなくなっていました。多分彼女が本当の幸せをつかんだ姿に本当に安心したから・・・のような気がします。でもここに来て、明日買いに行こうと思いました。素敵なコメントが溢れていました^^ありがとう。

●okoさん。

はじめまして。静香さんと同い年なんですか。
「月影」は店頭でもまだたまに見かけますのでぜひ。
同世代だからこそ心揺さぶられる曲が多いように思います。
また遊びに来てください。静香さんについて語りましょう
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