セクマイ系★紙媒体掲載チェック052●Tokyo graffiti#073 「ふたり暮らし」特集にレズビアン&ゲイカップルも掲載

●『Tokyo graffiti #73』
「相思相愛レズビアンカップルat浦安」として紹介されている2人は、24歳のフリーターの方と、24歳のアパレル職の方で交際暦2年、同棲暦1年6ヶ月。インタビューでは「ふたりで暮らす上で一番大事なこと」「相手に約束していること」など、どのカップルにも共通した10個の質問が投げかけられているわけですが、僕が印象に残ったのは「将来結婚を考えている?」という質問への回答。
フリーターの方は「日本でできるなら、今すぐにでもしたいねって話しています。もう少し日本が、同性愛に理解があればいいなと思います。せめてパートナー制度とか・・・」と回答。アパレル勤務の方は、「もちろん!!国が認めてくれたら今すぐにでも。女の子同士でも結婚できる制度を導入してほしい。家族になって、残せるものを増やしたいから」と答えています。
「フリーSEX主義のゲイカップルat中野」として紹介されているのは、28歳の心理カウンセラーと29歳のフリーターの方で、交際暦7年、同棲暦7年。こちらで印象に残ったのは「ふたりで暮らしてわかった素敵なこと」への回答。
心理カウンセラーの方は「誰かと一緒に生きていくことの幸せや安心感が、自分に自身を持たせてくれたこと。この人は自分を見捨てないだろうっていう信頼関係を築けたのは、本当に嬉しいことです」と回答。フリーターの方は「家に帰ったら出迎えてくれる人がいて『ただいま』『おかえり』の挨拶があること。些細な幸せが増えていくって素敵だなぁって思う。あと、どちらかが先に起きるので、寝坊や遅刻が減りました」と答えています。
これらの質問は、他に15組掲載されているヘテロ・セクシュアルのカップルにも全く同じ文言で問いかけられており、結果的にそれぞれの暮らしぶりや感じ方、考え方の違いが浮かび上がることにも繋がっています。
この雑誌の特集にはこれまでにも#067「愛情表現のカタチ」にレズビアン&ゲイカップルが登場したり、#061「恋愛は自由!」にゲイ&レズビアン&トランス含むカップルが登場するなど、セクシュアル・マイノリティが何度も、ヘテロ・セクシュアルカップルの中に混ざる形で掲載されています。
ある意味、これって「至極当然あたりまえのこと」ではあるわけですが、その「当たり前のこと」が商業原理その他諸々の事情によってなかなか「当たり前」になっていないのが日本のメディア状況でもあるわけでして、こうしたことが「珍しいこと」だと感じないようになって欲しいものだと、この雑誌での掲載を見る度に思うのでした。Tokyo graffitiさん、これからも現実に即した当たり前の編集方針を貫き、バイセクシュアルやトランスジェンダー、その他いろんな「性と生のあり方」で暮らしている人を登場させてくださいね!→FC2 同性愛 Blog Ranking
●『Tokyo graffiti #61』 恋愛は自由!
●『Tokyo graffiti #67』 愛情表現のカタチ
●『Tokyo graffiti #73』 ふたり暮らし
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