初上映終了しました。ありがとうございました。

第15回shintoku空想の森映画祭セクシャルマイノリティDAYでの『しみじみと歩いてる』上映体験は、「あれは現実だったのか?」と思うくらいに、映画創りを志して以降ずっと夢見ていたことが現実になったと感じた時間でした。
真剣に映画を見てくださる方々の前で、こちらも真剣勝負のものを提示する。そして上映後、真剣に意見を言ってきてくださり、達成と限界の両方を確認しながら「次」が見えてくる。至福の時でした。
伝わることと伝わらないこと。理解できることと出来ないこと。賛同できることと出来ないこと。曖昧さも許容しながらそれらを面倒くさがらずに表現し、反応を得ることでまた問い直す。そして自分も周囲もまた一つ「やわらかさ」を獲得していく。その過程を楽しみながら映画を創り、生きていきたいと心から感じることが出来ました。
映画祭の様子など詳しいことはまた改めて。まずは、セクシャルマイノリティDAY開催のために周囲にカミングアウトした上で尽力されたmamuさん、ありがとうございました。あなたが辛抱強く後押しし続けてくれなかったら、この一歩は踏み出せなかったと思います。この御恩は今後生きている限り映画を創り続けることで返して行きます。
また、shintoku空想の森映画祭を愛し、「場」を作り出してくださった方々。何から何まで本当にお世話になりました。「コミュニティ」の本来のあり方を学ばせていただきましたし、人が生きて行くうえで何を大切にするべきなのか、そのヒントがたくさん転がっているように感じられました。ありがとうございました。
そして、遠路はるばる足を運んでいただき観てくださった皆さん。本当に本当に嬉しかったです!ありがとうございました。
★『しみじみと歩いてる』は10月11日(月・祝)に大阪で開催される「トランスカフェAYAオープニングイベント」でも上映があります。詳しくは関西レインボーパレード2010ホームページ関連イベントをご覧ください。→FC2 同性愛 Blog Ranking
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コメント
この記事へのコメント
お疲れ様でした。
十勝新得(とかち・しんとく)の空のもとで初上映、いかがでしたか?大変だったことだろうと思います。札幌から特急で行ける範囲ではあったのですが、仕事日程もあって再会を果たせず残念です。
相方の強硬な反対でここ数年連続でレインボーマーチにも参加せず、静かな週末を過ごしてました。(相方が行きたくない事情があるのと、僕にも行かないちょっとした理由があるので)
LGBT当事者として、老いや加齢とどう向き合うか-なんのお手本もないまま、40代に突入する自分の中では、不安も期待もごった煮です。akaboshiさんの前述した「地方の論理と都会の論理」は、これからの日本社会であらゆる対立、それも世代間より深刻なそれのキーワードになるのでしょうね。この辺は自分のブログでも少し取り組んでみようかなと思います。
まずは何より、おかえりなさい。
相方の強硬な反対でここ数年連続でレインボーマーチにも参加せず、静かな週末を過ごしてました。(相方が行きたくない事情があるのと、僕にも行かないちょっとした理由があるので)
LGBT当事者として、老いや加齢とどう向き合うか-なんのお手本もないまま、40代に突入する自分の中では、不安も期待もごった煮です。akaboshiさんの前述した「地方の論理と都会の論理」は、これからの日本社会であらゆる対立、それも世代間より深刻なそれのキーワードになるのでしょうね。この辺は自分のブログでも少し取り組んでみようかなと思います。
まずは何より、おかえりなさい。
ハツジョウエイ、おめでとうございます!
東京での上映はいつになるのかな。楽しみにしてます。
東京での上映はいつになるのかな。楽しみにしてます。
優れたドキュメンタリー監督の門出に拍手!
akaboshiさん。
遠方まで強行軍をしてくださり、またこのようにお疲れの所ブログを書いて
くださり、ありがとうございました。
このエントリを読み返すたびに、涙が止まりません。
それは、セクシュアルマイノリティである前に
一人の優れたドキュメンタリー監督を世に出せたこと
それが、私の暮らす十勝からであったこと
そして、当事者がピアな立場で伝えることが出来たこと
カムアウトする前よりもした後の方が幸せであること
そのほかもろもろ。。。。。。。。言葉では言い尽くせません。
地方と都会の論理・時間軸の違い、の中で「shintoku空想の森映画祭」は
15回目を大成功で終えました。
都会に目を向けたがる若者、田舎では生きてゆけないLGBT,
そんな複雑な中で、実行委員の中核をなすのは「移住者かつクリエイター」です。
北海道が好きで、十勝が好きで、自分らしくどうにか生きてゆこう(貧乏だけど)
そう思うなかで皆が力を自由に出し合って時にぶつかりあいながら
泥臭く14回続いてきて、今回初めて年少者であり女性であり
セクシュアルマイノリティである私が一日自由にやらせてもらえました。
皆が「良い」と思う価値を掘り起こして伝えてゆけば何も関係ない
そういうことが今回身に染みてわかりました。
本当に、昨年からakaboshiさんに狙いを定めておいてよかったです。
本当に、十勝に居てよかったです。
本当に本当に、ありがとうございました。
遠方まで強行軍をしてくださり、またこのようにお疲れの所ブログを書いて
くださり、ありがとうございました。
このエントリを読み返すたびに、涙が止まりません。
それは、セクシュアルマイノリティである前に
一人の優れたドキュメンタリー監督を世に出せたこと
それが、私の暮らす十勝からであったこと
そして、当事者がピアな立場で伝えることが出来たこと
カムアウトする前よりもした後の方が幸せであること
そのほかもろもろ。。。。。。。。言葉では言い尽くせません。
地方と都会の論理・時間軸の違い、の中で「shintoku空想の森映画祭」は
15回目を大成功で終えました。
都会に目を向けたがる若者、田舎では生きてゆけないLGBT,
そんな複雑な中で、実行委員の中核をなすのは「移住者かつクリエイター」です。
北海道が好きで、十勝が好きで、自分らしくどうにか生きてゆこう(貧乏だけど)
そう思うなかで皆が力を自由に出し合って時にぶつかりあいながら
泥臭く14回続いてきて、今回初めて年少者であり女性であり
セクシュアルマイノリティである私が一日自由にやらせてもらえました。
皆が「良い」と思う価値を掘り起こして伝えてゆけば何も関係ない
そういうことが今回身に染みてわかりました。
本当に、昨年からakaboshiさんに狙いを定めておいてよかったです。
本当に、十勝に居てよかったです。
本当に本当に、ありがとうございました。
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