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フツーに生きてるGAYの日常

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2023-12
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テレビの中の性的マイノリティ11●ドラマ「ラスト・フレンズ」のミスリード



 2008年に放送され高視聴率を記録したフジテレビ系連続ドラマ『ラスト・フレンズ』は、「主人公の設定がレズビアンだと視聴率がとれない」という理由で性同一性障害に。視聴率を取るために意図的なミスリードが行われました。三橋順子さんのお話しをお聴きください。

11●「ラスト・フレンズ」のミスリード
 
テレビの中の性的マイノリティ PLAYLIST
■主催:セクシュアルマイノリティと人権を考える会 さらだ ■講師:三橋順子さん

 三橋さんの話では、本来レズビアンのアイデンティティを持っていいはずの人が、『ラストフレンズ』の影響で性同一性障害だと思い込む比率が増えているとのこと。僕の周囲でも「あのドラマの影響で若者にFtMトランスジェンダーが増えている」という話は、しょっちゅう聞きますから、実際その通りなんだと思います。(統計的なデータでも実証されているようです。)

 放送当時、僕もリアルタイムで『ラスト・フレンズ』を観ていました。途中までは上野樹里演じる岸本瑠可が「女性が好き」であることに焦点が当てられ、「もしかしてレズビアン?」と思っていたのですが、途中から「性同一性障害だ」という描き方に変わって行ったような気がしました。つまり、「瑠可はレズビアンなのか性同一性障害なのか」という疑問を抱かせることで視聴者を繋ぎ止め続けたという側面もあるのです。

 脚本家の浅野妙子さんは、「レズビアンではなく性同一性障害として描く選択をした」ことについて、インタビューで告白しています。つまり脚本家やプロデューサーが自覚的に行った、視聴率を稼ぐための戦略だったわけですね。

 「マジョリティにいかに受け入れられやすく作るか」を優先すると、そういう選択になるのでしょう。こうして、マジョリティが旧来持っている価値観が更に補強されて行くわけです。ただこの場合、医療に関わることですから笑い話として看過できない問題ではないでしょうか。

 三橋順子さんの講演は今回で終了。次回は質疑応答を御紹介します。FC2 同性愛 Blog Ranking
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