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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2023-06
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こそばゆそうな映画 『ナチュラル・ウーマン2010』

 ゴールデンウィークに遠出するのもいいですが、近場の映画館でセクマイ系な映画を観てドキドキするのも味なもの。5月1日(土)は「映画の日」で1000円で観られるということもありますし、今、東京の映画館のスクリーンで観ることが出来るセクマイ系映画のうち、僕がたぶん観に行くことになりそうなのは『ナチュラル・ウーマン2010』。

公式サイト

 松浦理恵子原作『ナチュラル・ウーマン』の映画化として同名の『ナチュラル・ウーマン』というのが16年前に嶋村かおり・緒川たまき主演で作られていたそうですが、そのリバイバル。男性が監督するのが定番になっているのでしょうか、今回は写真家の野村誠一氏の第一回監督作品なんだとか。「女性を美しく撮る」ことで評判の方らしいです。

 この映画に僕が興味を持っている理由は、こそばゆそうだからなんですね(爆)。同性愛に「美しさ」の意匠をまとわせ耽美的に描くというのは、つまりは異常視しているわけで基本的に「ヘテロ的な感性が捉えた同性愛」なわけです。小説や映画で昔から繰り返されているパターンではあるのですが、「そんなに特別視しないで、なんでもな~く描いてよ」と思う反面、「でも・・・耽美的で背徳感の漂う世界もエロティックだし、嫌いではない」と思う、もう一人の自分がいるものでして。

 そんな「もう一人の自分」は結構、「ヘテロ視点」が必死になってクリエイトする「同性愛というフィクション」の、創り込まれた世界を見て感じる「こそばゆさ」が、好きだったりするんですよ。いろいろ分析できるという意味でも興味深いですし。

 「ザ・同性愛モノですっ!」といった感じでリキみまくった宣伝写真からも、かなりこそばゆいものを感じます。公開直前には新聞の夕刊テレビ欄下の広告欄にババ~ンと大きく掲載されてました。ヘテロものの恋愛映画でも、ここまでキスをドアップに前面に押し出したものって、あまり見かけないわけですが・・・なぜか同性愛モノの映画では最近、よく見かける光景となっております(爆)。

 宣伝チラシをよく見ると、はるな愛さんや浅香唯さん、内田春菊さん、斉藤由貴さんらのコメントが載せられているのですが、山田まりやさんの以下のコメントは、すごくいいなぁと感じました。(以下抜粋)

「私の知ってるハズの私はまだ裸の心を知らないのかもしれない。別れを経験する度に新しい自分に出会えたなら、これからも傷つく事を恐れずに男女問わず人に恋焦がれたい。」

●映画『ナチュラル・ウーマン2010』予告編(30秒後に映像スタート)
 

 う~む。予告編では「まだ、誰も知らない、女の愛の秘密」とか言ってるよ。期待通りにこそばゆい~。だってさぁ・・・「まだ、誰も知らない」っていう「誰も」には、「それを知っている人たち(当事者)」のことは含まれてないんですよっ!。これってば完全にヘテロ男目線の言葉じゃねぇかっ!というツッコミを言いたくなる自分がいつつも、この仰々しい感じ、嫌いじゃないので自分が引き裂かれます(爆)。怒り心頭になるのか、それとも「耽美な美しさ」に酔えるのか。さてどっち!?FC2 同性愛 Blog Ranking
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