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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2023-06
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木下恵介を辿る旅008●iPadが欲しくなる

 木下惠介監督のスゴさに気付いて以来、戦前~戦中・戦後にかけての日本映画を体系的に知り直してみたくなりまして、「いつか読むだろ」と思いつつ全く読んでいなかった佐藤忠男著『日本映画史ー増補版〈1〉1896‐1940』を今、電車での行き帰り等で読んでるのですが・・・これが400ページ以上あって重厚感のある本でして。

 長時間立ちっぱなしで読んでる時などは手首が痛くなってきますし、鞄の中でもかさばります。こういう時に、アメリカで発売されたという「iPad」で電子書籍として読めたらなぁと思ってしまうわけですね。

 あと、こういった歴史書などを読んでいると、自分の関心分野である「木下惠介」とか「セクマイ関連の記述」に出会った時には何かにメモしたくなるわけですが。たぶん電子書籍化されていたならば、いちいち自分で文字を打ち直さなくても該当箇所をコピーすれば済むわけですし、後から「あのトピックに関する記述をもう一度読みたい」と思いついた時にもページをペラペラめくって目を走らせて探す必要がなく、検索してしまえば済んじゃうわけですからね。きっとかなり便利なんだろうなぁと思うわけです。

 あと、どうやら電子書籍では映像を組み込むことも出来るなど、グラフィック表示が充実する可能性もあるとのことで、なおさら『日本映画史』などの「グラフィカルに見てみたいもの」には適しているわけでして。文字情報だけではなく映像や音楽情報も知ることが出来た方が、より利便性が増しますからね。映画関連本こそ電子書籍にはふさわしい。そんなことをつくづく思いながら、手首を痛めながらの読書をしている毎日です。

 それにしても、「知りたい情報」とか「テーマ」が明確になると、こんなにも歴史書から知識を得ることが楽しくなるとは・・・。今、学生時代の何倍もの知識吸収欲求にメラメラと燃えてるような気がします。自分の中に確固とした野太い「幹」が出来たという感じ。FC2 同性愛 Blog Ranking


木下惠介ニュース
『二十四の瞳』上映…4/8(木) 1:00pm、5/2(日) 10:30am@国立近代美術館フィルムセンター『映画の中の日本文学 Part3』
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コメント

この記事へのコメント

日本映画

下の「木下恵介監督のスレッド」に書き込ませてもらった、しろーです。
ここ数年、かつての日本映画を見たくて、時々、映画館に出かけています。
感想を書いておられる山本薩夫監督の傑作「真空地帯」も、先日、シネパトスで見ました。

シネパトスは地下鉄が通ると轟音が伝わる、「昭和のニオイ」がする映画館ですね。銀座という場所に、あの地下のあたりだけが、まるで博物館のように残っています。私は、シネパトスに行くと、筋向いの汚い食堂でアジフライを肴にビールを飲みます。映画を見て、ビールを飲んで、歌舞伎座で「900円の一幕見」をするのが、私の楽しみです・・・(笑)
その歌舞伎座も4月いっぱいで建て換わりますね。石原知事が「風呂屋みたいで恥ずかしい建物だ。パリの新オペラ座のように、もっと近代的なものにしたほうががいい」と言った歌舞伎座ですが、新しい歌舞伎座は、おそらく高層ビルの一部分になってしまうんでしょうね(明治座や新橋演舞場のように)。ああ、イヤだ。まぁ、年寄りの繰言ですが、それはともかく・・・・

かつての日本映画の底力は凄いのひとことですね。今の映画がすべてダメというわけではありませんが、テーマひとつとっても、「世界の中心で愛を叫ぶ」ような、まるで世界の中で「自分たちだけが最高」のような狭い世界を描いたものが多いです。狭い世界を描いても橋口亮輔監督作品や周防監督作品のように、普遍性を感じさせる作品もありますが。
私が個人的に好きな監督は、木下恵介、黒澤明、小津安二郎、成瀬巳喜男、川島雄三、山本薩夫、今村昇平、岡本喜八監督です。増村保造、大島渚、深作欣二、森谷司郎、熊井啓、市川昆、三隅研次、池弘一夫、斉藤寅次郎、沢島忠、小林正樹、小栗康平監督の作品は、感動した作品があります。評判は良いけど、あまり好きになれない監督もあります。篠田正浩、北野武、鈴木清順、吉田喜重、など(笑)
下で書いた「芸術派監督」ですが、特定の人ではなく、例えば大島渚監督の幾つかの作品や、晩年の鈴木清順監督作品などに感じる「観客のことなど知ったことか」といわんばかりの作品nことです。

とにかく、木下恵介監督はもっと評価されるべき監督です!!!
追伸
先日、「ハートロッカー」を見ました。傑作かもしれませんが、私は嫌いです!!

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