フツーに生きてるGAYの日常

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2017-10
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三島由紀夫とつきあってみる018●銀座シネパトスで『没後四十年 映画で辿る三島由紀夫』スタート



 本日より銀座シネパトスで『没後四十年 映画で辿る三島由紀夫』が始まりました。

公式HPインフォメーション

 同映画館は歌舞伎座の向かいの場末チックな地下街にありまして、昭和の香りがムンムンで三島映画祭にはこれ以上ないほどのロケーション(笑)。

 各上映の前には当時の予告編が流されていて、その「映画愛」に溢れる心配りがマニア心をくすぐります。今日は『黒蜥蜴』(京マチ子主演版←美輪明宏版もある)と『からっ風野郎』(本人主演映画)の予告編が、かなりボロボロのフィルムのままで流されていました。(それがまた味があるんですよ、ええ。)

 今日上映されていたのは西河克己監督『不道徳教育講座』(1959年)と鈴木秀夫監督『燈台』(1959年)。

 道徳教育を厳しくして締め付けすぎるから、皆が落ちこぼれて犯罪が増える。だったら逆に「正しい不道徳」として「正しい犯罪の犯し方」を厳しく教え込めば、皆が落ちこぼれて犯罪は減る。『不道徳教育講座』は、そういうメッセージの映画でした。つまり国家による教育統制を痛烈に批判しているのです。

 「正しさの押しつけ」は近道どころか、もしかしたら逆効果なのかもしれない。人間性や人の本性への深い洞察に裏打ちされて構築された三島ならではの物語世界でした。

 『燈台』は、父親の後妻を好きになってしまう息子と、その罪悪感に苛まれながらも義理の息子への思いを押しとどめていられない後妻の心の葛藤を描き出す一場面モノの台詞劇。「禁忌」とされているものに引きずり込まれる際の葛藤を描き出したら天下一品の、三島ならではの台詞世界が堪能できました。

 他にも、1960年代のゲイバー風俗がたっぷりと映しだされた『肉体の学校』や、兄と妹の近親相姦の葛藤を描く『音楽』など、見どころいっぱいの映画祭。人間の本性と理性の葛藤を剥き出しに描き出しながら、「死」に憧れることで「生」が逆照射される三島由紀夫の世界に、またどっぷりとハマって見ようと思います。あ~しあわせ。




『没後四十年 映画で辿る三島由紀夫』
公式HPインフォメーション

4/5-4/8 燈台、不道徳教育講座
4/9-4/12 お嬢さん、からっ風野郎
4/13-4/16 肉体の学校、獣の戯れ
4/17-4/20 永すぎた春、黒蜥蜴[主演:京マチ子]
4/21-4/24 潮騒(1964年)、愛の渇き
4/25-4/28 潮騒(1975年)、音楽
4/29-5/2  みやび/三島由紀夫、黒蜥蜴[主演:丸山明宏]

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