フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2017-06
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グレン・フィカーラ、ジョン・レクア『フィリップ、きみを愛してる!』●MOVIEレビュー

 フィリップ、きみを愛してる僕を愛してる!

 宣伝イメージ写真が、ジム・キャリーとユアン・マクレガーによる「男同士のキス」だからといって、安易にゲイのラブロマンスを期待して観に行くと大火傷!これは怖い。非常に怖~いホラー映画をコメディタッチに無理やりしましたって感じの映画です。

 世間ではなにかと「生きる意味」だとか「自分らしさ」とか、自己啓発本を筆頭に自らの「アイデンティティ」を確固たるものにして有意義に生きるべきだと喧伝して儲けている輩がおりますが。それらの強迫観念に苛まれると、きっとこの映画の主人公のようなモンスターになってしまうんだろうなぁと思わされました。くわばらくわばら。

 要するに主人公は「フィリップを愛している自分」でいることを最も愛したんだと思います。つまり、自分の精神が安定しさせすれば、相手は誰でも良かった。そういう意味では、「アイデンティティ」を固着させなければ精神の安定を保てない人間というものの弱さや滑稽さを痛烈に批判し、笑い飛ばしている映画でもあります。人間って一皮剥けば「エゴ」の塊ですから、それがグロテスクに露出するとこういうことになるわけで。

 ただ、惜しむらくはジム・キャリーがやたらにハイテンションでエキセントリックに演じてしまったもんだから、主人公がどこか「人間離れ」して感じられてしまうこと。本来なら、その辺にフツーに居そうな人が、フツーのテンションで結果的にこのような振る舞いをしてしまっている姿を描き出した方が、もっと怖くなるんじゃないかと思うんです。実際、そうだったからこそ騙される人がいっぱい居たわけでしょ?  

 稀代の詐欺師であり、実在の人物だという主人公が巻き起こした波乱万丈を全て映画に取り込むことが優先されてしまい、人間としての「日常」が描き切れていないところが残念な映画ではありました。FC2 同性愛 Blog Ranking
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