フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2017-06
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akaboshiコラム038●じゃあお前も、私に傷付けられてた?

 このひとつ前の記事に書いた内容と同じことをほぼそのまま、夕食を食べた後に母と二人きりになった時に喋ってしまいました(笑)。

 そしたら母に言われました。「じゃあお前も、私に傷つけられてた?」と。

 その時に、ふと気付きました。僕は・・・母からはあまり傷付けられていなかったのではないかと。だから、自分がゲイであると気付いてからも、根本の部分では疎外感を感じずに済んでいたのではないかと。

 うちの母は若い頃、つまり僕が幼い頃に共働きをしながら「0歳児保育」の実現を、行政に対して働き掛けて実現させた人でした。だから僕は、その町の「0歳児保育第一号」として0歳の時から保育に出され、モデルケースのように扱われました。(もちろん自分の記憶にはほとんど残っていませんがね。) しかも他の園児たちが15時で帰るところを僕だけは、母が仕事を終えて迎えに来る18時頃まで保育園に残り、保育士さんたちが反省会をやっている場で一人で遊んでいたりしたのです。母が保育園に掛け合って、実現させていたことでした。

 つまり母は「女性も男性と対等に働ける環境を築く」ために、つまり自分のような共働き家庭の母親の待遇改善のために奮闘していました。その根底には、「男性と女性が性別によって待遇差を設けられるのはおかしい」という思想があったわけです。

 一方、父親は母よりも8歳年上であり、バリバリの戦中派。「男尊女卑」的な価値観を色濃く内面に抱えている世代です。子どもを叱るときにもよく「男なのに泣くな!」だの「女の癖に生意気な!」と、口癖のように発言する人でした。

 しかしそこで母はすかさず「なんてこというの!男でも泣いていいじゃない」とか「女が生意気で何が悪いの!」と、反発するタイプの人でした。父と母がそうやって言い合っている姿を見ていると、子ども心に考えますよね。「父と母、どちらの言っていることに共感できるのか」を。 僕は圧倒的に、母の言っていることの方が正しく思えたし格好いいと思えた。それは姉も同じだったようで、姉と僕は精神的には「母の持っている思想・信条」に共感しながら育ちました。

 それから30年以上の月日が経った今でも、父と母は同じように「男女観」についての言い争いをしています。よくよく考えると、そこまで思想が擦れ違っている二人がよくもまあ、夫婦で居続けられたなぁと思うのですが・・・この二人の場合は「思想」よりも、もっと深い部分で繋がりあっているのでしょう。表面上は言い争ってはいるものの、実はとても楽しそうなのです。人と人との結ばれ合いというのは、理論や理屈では語りきれない面白さがあるなぁと、両親を見ていて感じます。

 母が植え付けてくれた「男・女のフィルターで人を選別して見ない」という価値観は、今の僕の選んでいる活動に多大なる影響を与えていることを感じます。そして、自分がゲイだと気付いた時にも「ゲイ=女らしく見られる可能性」に対しては、なんとも思わずに済みました。 そのことに関しては今更ながら、ものすごく感謝しています。

 「男」「女」という性別二元論に関しては、父という「反面教師」と母という「リスペクト教師」を僕は持っているわけで、両者が揃っているからこそ学ばせてもらっていることの多さに気付かされた、家族旅行のひとときでした。FC2 同性愛 Blog Ranking



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コメント

この記事へのコメント

はじめまして。
AKABOSHIさんのお母さん、すごく素敵な人だなあと思いました。
(ほぼ、それだけを言いたいためにコメントしましたw)
一見相容れなさそうな考え方のご両親が、そこまで長く関わってこれたのもすごいなあと思います。何だかうまく言えません。(小学生のような感想ですみません)。
「男でも泣いていいじゃない」って、いいですね。
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