akaboshiコラム034●悦び

大島渚「愛と希望の街」「太陽の墓場」「日本の夜と霧」「天草四朗時貞」「小さな冒険旅行」「ユンボギの日記」「白昼の通り魔」「日本春歌考」「絞死刑」「悦楽」「新宿泥棒日記」「帰ってきたヨッパライ」「少年」「東京戦争戦後秘話」「戦場のメリークリスマス」「御法度」。ロードショー物では「アバター」「今度は愛妻家」「キャピタリズム」「かいじゅうたちのいるところ」。写真美術館に「木村伊兵衛とアンリ・カルティエ・ブレッソン」を観に行ったりもした。
僕はこういうとき、衝動に忠実に従うことにしている。そのような衝動が強く湧く気持ちというものは、もう二度と訪れるものではないだろうと思うから。そして、強い欲求に従った行動というものは必ず、長期的に見て自分の人生において「ターニングポイント」になっていると思うから。

大島渚も木村伊兵衛も人間というものを原初的で無垢な眼差しで見つめ、露わにすることに悦びを見出し、圧倒的に魅力的だった。他の作家との決定的な違いは、そこにある。つまり、彼らが追い求めたものは自身の「喜び」ではなく、他者と裸で付き合うことによって得られる人間としての「悦び」だったのだ。→FC2 同性愛 Blog Ranking
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