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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2020-07
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「yes」創刊の波紋002●「yes」に見る従来のゲイ向け雑誌とのちがい

「ゲイはフツーのことである」という前提

 前回も紹介した雑誌「yes」 ですが、さっそく読んでみました。そしてこのゲイ雑誌は販売方法だけではなく記事の書き方も「フツー」なんだということに気がつきました。

 基本的なコンセプトとして記事の書き手が、ゲイを「フツーのこと」と捉えて書いていることが伝わって来るのです。だから読者としても「自分はフツーなんだ」という感覚で読むことができるのです。必要以上に自分の特殊性を意識しないで済むから精神的に楽なのです。

 従来のゲイ雑誌は、買うときもコソコソする必要がありましたが内容も「エロネタ」や「ゲイであることの悩み」「ゲイ・コミュニティーの紹介」など、ゲイであることの特殊性を読者に意識させることによって成り立っていたと思います。これは大きな違いです。

一般企業が広告を出稿した理由

 違いは広告にも表われています。この雑誌には、いわゆる「ゲイ・コミュニティー」でおなじみのゲイ向け商法で稼いでいる企業は広告を出していません。その代わり、社会でよく目にする一般企業が広告を出稿しているのです。

●掲載順に紹介すると・・・
MTV、東芝EMI、ワーナー・ミュージック・ジャパン、Levi’s、Bunkamuraル・シネマ、ユニバーサル・ミュージック、TOWER RECORDS、森美術館、アミューズメントソフトエンタテインメント、TASCHEN japan、TENDO PLY、新宿武蔵野館、CIBONE、Gay Games Chicago。
●他に、記事とのタイアップ(提携)掲載として・・・
TIPNESS、ブルーベル・ボーテ(香水)、イヴ・サンローラン・パルファン、ケンゾーパルファム、クリニーク・ラボラトリーズ、アサヒビール他。

 ファッション業界や音楽業界、ゲイ向け映画をこれから上映する映画館などから幅広く広告を集めていることがわかります。

 従来のゲイ雑誌には、こうした一般企業の広告はほぼ、ありませんでした。一般企業のイメージ戦略としては、ゲイ雑誌への広告出稿は敬遠されていたのではないかと思われます。なぜならそれらの雑誌はゲイ向けの出版社やビデオメーカー、ゲイ向け性風俗店の広告で占められているため、若い男の裸体中心の、見た目もどぎつく刺激的な広告が中心なのです。中には広告が雑誌の半分ほどを占めているものもあります。しかもそのほとんどが「性風俗」絡み。ゲイ以外の人の目に触れることをまったく想定していないことがわかります。
 限られた人たちが隠れてコソコソ読む雑誌に広告を掲載しても、一般企業としては限定された広告効果しか見込めません。これでは敬遠するでしょう。

ルックスからでもいいから入って来いっ!

 しかしこの 「yes」 は一般書店やレコード店の店頭の目立つところで販売されるので、不特定多数の人が手にとり中味を見るでしょう。ゲイではないけど内容に興味を持って買う人も少なからず出てくると思います。あからさまなポルノや性描写がないため、読者層を限定しません。でも内容は明らかに「ゲイ向け」であり、「ゲイについて」書かれている記事が大半なのです。

 そんな「グレーゾーン」に食い込むことに挑戦している姿勢に、僕は可能性を感じます。ゲイであることを「かっこいいこと」「先進的なこと」というイメージで描いている編集方針も、ちょっと気恥ずかしいながらも嬉しいものです。実際、そういう「ルックス的なこと」からゲイに興味を持つ人も少なくないでしょう。表層的な入り方かもしれませんが、出会わないよりはマシです。
 「エロ」で好奇のイメージを増強して敬遠されるよりも100倍マシだし健康的な出会い方ではないでしょうか。

次回は、記事に寄せられたコメントへの返答も兼ね、この雑誌についてまだまだこだわってみようと思います。FC2 同性愛Blog Ranking


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コメント

この記事へのコメント

そうですね~、あんまり『おまえらの頭の中、やることしか考えてないのかえ?』みたいな雑誌よりはマシですね。未読ですが、抵抗がなさそう。
一般の雑誌も概して『表層的』だから、しょうがないかなと。あまり“GAY”を流行アイテムにしないでいただければ幸甚です。

「yes」の表紙になっているトニー・ヤン主演の台湾映画、「僕の恋、彼の秘密」を観ました。とても気持ちのいい映画だったので知り合いに話したら、避けられるようになりました。
初めは驚き、次に「話題を間違えたかな」と思い・・・そして今、「あんな人、別に口をきかなくてもいいや」と思っています。あんなに頭の固い人だったなんて。

ところで、ゲイが認められてきている割には、ビアンはそうではありませんね!やはり、日本の土壌はこんな所なのかな~と思うんです。
ドイツかベルギーで、最近友人が見た光景は、2人の男が養子の赤ん坊をベビーカーに入れて、お散歩している物で、友人はとても感心していました。子育にまでチャレンジする心意気がうれしいと思います。
日本でも、こんな光景を見てみたい物です。
「YES」も、そんな布石と成れればと思います。

ゲイが認知されているとすれば、女性の存在が大きいと思います。今の日本では、流行とか社会的認知というのは、女性を無視してできないと思いますから。テレビなどを見ているとそう思います。
ビアンの場合も、結局は女性からの興味の対象になりにくいんだと考えます。

僕も買って読みました!!
裏表紙もマドンナの広告でなんの気後れも無く変えました
中身も、ほんまにフツーですね
最後の風俗に3000万を使った男の人の話がちょっと違和感あったけど笑)
印象的だったのは、外国ではゲイに対してのイメージが
格好良いものに変わってきているということです
カミングアウトしてる人も多いのかな
日本もどんどん変われーっと…
買ってよかった
次号が楽しみだなあ

ゲイの話をして嫌な顔をするのは、たいてい男性ですね。センスのいい女性ほど、ゲイに違和感を感じていないようです。

↑私の事かしら(^^♪
男性よりも女性の方が、柔軟性があって、形式という無意味な形を気にしていないのでしょうね。
「ゲイ」「ビアン」と言う言葉が死語になる日が、来る事を願います。
恋愛に性別が必要なのは、子孫繁栄の事だけだと思うし、
好きと言う感情に、性別は関係ないので、恋愛は自由に楽しめばよいのですよ。自分の人生ですからね!

ご無沙汰してます。『yes』、初めて知りました。ゲイ雑誌があることにも、普通に販売されてる事にも正直ビックリしました。世間では『ゲイ』とかを偏見の目で見ているのだと思っていたので;是非今度読みたいと思います。ほんの少しかもしれないけど『ゲイ』の人たちの気持ちを理解出来る気がするので・・・。
それから誕生日の話読みました♪ステキな誕生日を送れてよかったですね。恋愛小説でも読んでいるかのようにニヤニヤしながら読んでしまいました^^;私もとても幸せな気持ちにさせていただいちゃいました♪これからもお幸せに。。。♪

●cafenoirさん。
一般の雑誌も、タイアップ記事だらけで内容が薄く「表層化」してますが
それが世間でいうところの一般的な雑誌です。
この雑誌も、内容的には一般的な雑誌と同じくタイアップだらけですが
そのタイアップ自体が「ゲイ向け」ということで、
明らかに現在の日本では新しい試みです。
まずはこうした「市場」を開拓し成長させることから、
「ゲイ」という存在の一般化が始まるのではないかと思います。

●MYPさん。
「僕の恋、彼の秘密」、絶対に見に行きますっ!
なんで、女性であるMYPさんが話したのに嫌悪感を持つんでしょうね。
(その人は・・・男性ですね?)
男性特有の「ホモフォビア」でしょうかね。MYPさんには関係のないことなのに。

●seaさん。
「yes」には、ビアン向けの記事もほんの少し載ってます。
それにしても、絶対数から言っても女性の同性愛者って
少ないように感じられますね。実際はどうなのかわかりませんが。
なにか理由があるのでしょうか。
(誰か研究してそうですね、その辺のところ。)

●cafenoirさん。
なるほど。一理あると思いますが・・・
女性の同性愛者と男性の同性愛者の絶対数のことについては、
気になる問題ですね。
僕はまだ知らないです。女性の同性愛者の方とお話したこともありませんし。

●highlightくん。
おおっ!買いましたかっ!
京都ではどういう規模の書店で売ってました?
しかし、内容を見るにつけ、こと「ゲイ」の浸透度に関しては
アメリカやイギリスなどの現状が羨ましく思えますよね。
「ゲイ」という存在が「稼げる未開拓市場」だという認識が
一般企業に浸透したことで、どんどん動きが加速しているようですね。

●MYPさん。
鋭いですね。
僕の少ない経験や人間観察の中でも、たしかに女性の方が
嫌悪感を表す割合は少ないと思います。

●seaさん。
「男」と「女」という区別が肉体的にあるのは事実なので
「ゲイ」「ビアン」と言う言葉が死語になる日が来る事は無いのではないかと思います。
区別されてもいいんです。(実際に「違い」はあるわけですから。)
特別な存在なんだという「差別」さえしなければ。

●ihananomamaさん。おひさしぶりです!。
そっか~。
一般的な普通の感覚では「ゲイ雑誌」というものがあること自体
知らない人が多いんですね。そのことに改めて気付かされました。
それはすなわち、コソコソせずに、ゲイではない人と一緒に読める雑誌が
今までなかったということですよね。
この雑誌なら、とりあえずは安心して「どうぞお読みください」と
薦めることが出来ます。
そういう配慮や試みが、今まで「ゲイ」の側にも足りなかったのではないかと
この雑誌の出現によって気付かされた次第です。

こんな雑誌ができたんですね!斬新な切り口。
一般の人にもゲイの人にも受け入れられるゲイ的内容なんでしょうか?
(まるで、このブログのようだ)
続報楽しみにしてます。

●incoさん。
ゲイではない人が読んでも「入って行けるように」作られていると思いますよ。
他者のことを考えたゲイ雑誌だと思います。

えへへ買いました
ちなみに僕は京都ではなく今はまだ兵庫人なのですが、笑)
宝塚のブックファーストにフツーに置いてました
規模は…うーん並のコンビニ2コ半位でありましょうか
ほんと、アメリカやイギリスなどの現状が羨ましいですね笑)
日本の企業も早く稼げる未開拓市場に気づいて欲しい!!
応援するから

●highlightくん。
ごめん、まだ兵庫の人なんだね(笑)。全国でちゃんと売られているようで良かった。
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