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フツーに生きてるGAYの日常

やわらかくありたいなぁ。

2023-10
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「yes」創刊の波紋001●フツーの感覚で買えるGAY雑誌の衝撃

 今日、仕事帰りに某大手書店をぶらぶらしていたら、ちょっと衝撃を受ける出来事がありました。なんとフツーの男性誌売り場に堂々とGAY向け雑誌が並べられていたのです。

 それは (株)NMNLが発行する「yes」 という雑誌です。(この会社はタワーレコードを経営しているらしいです。)
この会社がゲイ向けの新雑誌を創刊するというニュースは既に知っていたのですが、まさか一般の書店の目立つ場所に堂々と、一般雑誌と肩を並べて売られているとは思わなかったので、おもわず驚いて買っちゃいました(笑)。

 今まではゲイ向け雑誌を買いたい時には、新宿二丁目などの限られた場所にある「ゲイ向けの」ショップか、大手書店の片隅にひっそりと並べられているものをコソコソと買うのが常識でした。そうした雑誌はきまって表紙からしてゲイ・モード全開(笑)。男性ヌードのイラストや肌を露出気味の美男子がエロさを競って、いかにもゲイ向けの雑誌であることを前面に押し出したデザインが主流であり・・・レジへ持っていく時には「一大決心」を要していました。

 しかしこの雑誌は表紙に「ゲイ」という言葉が一言もないし、デザインも「おしゃれな男性誌」というイメージを踏襲しているので、買う時に周囲の目を全く気にせずに買うことが出来ました。これは画期的。はじめての経験です。

 この雑誌に記事を執筆している北丸雄二さんのブログ 「隔数日刊 | Daily Bullshit」
『LGBT雑誌「yes」創刊へ』という記事によると、表紙に「ゲイ」という文字がないのは
「一介の配本業者であるはずの東販、日販の強圧的な編集権介入的指導」
があったためみたいですが、一般書店で買う者の気持ちとしては、かえってその方がありがたかったというのが正直な気持ちです。
(☆だからといって編集権介入的指導を支持するわけではありませんよ。)

 僕はべつに自分がゲイであることを卑下しているわけではありませんが、やはり日常の中ではまだまだ「隠れて生きている」という感覚を拭い去る事が出来ないのが実際のところです。だからこそ「フツーの書店でフツーの感覚で恥ずかしがらずにゲイ雑誌が買えてしまう」という、こんなささやかなことでも、ちょっと嬉しさを感じてしまったりするのです。なんだか情けないことでもありますが、この雑誌が結果的にそんな新しい体験をもたらしてくれたことは事実です。

 今回の発行は「Samurai magazine」(発売元・インフォレスト)の増刊号という体裁であり、定期刊行化が決定されたわけではないようですが、次号の発売は3月だと予告されています。今回の売れ行き次第なのでしょうね。

 もしこの雑誌がビジネスとして成功して定着すれば、今までの「エロ中心」の閉じたゲイ雑誌業界に地殻変動が起きるのではないかという期待も抱かせてくれます。なにしろこの雑誌、エロネタがありません。しかも広告を出稿しているのが「ゲイ業界」の企業ではなく一般企業。この国の現状としては、なかなかのチャレンジです。

 中味はまだちゃんと読んでないのですが、ページをめくってみた印象としては「フツーのサブカルチャー情報誌」という感じ。周囲の目を気にして「隠す」必要を感じなくてもページがめくれるという開放感を味合わせてくれます。ゲイについて書かれているのに堂々と見ることが出来る感覚って、今までなかっただけにちょっと新鮮。

 中味の感想は また後日FC2 同性愛Blog Ranking


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コメント

この記事へのコメント

見た目はほんとにおしゃれな男性雑誌ですネ。
うちの近所も売ってるかしら?
表紙の男の子かっこいいし興味ありますー!感想聞きたいデス。
楽しみにしてマス!

へえええ
ホントに表紙は全然ゲイっぽくないですね…
一度だけゲイ雑誌は読んだことがありますが、
あれはエロエロばかりで、
なんか性欲の倒錯みたいな印象を受けましたが、
そういうのはなく、ゲイのことについて書かれている雑誌とは…
かなり読んでみたくなりました。明日買ってみます!
ゲイやレズビアンの人たちは子供が居ないことが多くて、
消費に積極的なところがあるそうですね
これから日本でも、企業がその市場を獲得しようと
いろいろやりはるのでしょうか…良い傾向ですよね

いい企画ですね。 
私はいわゆる、やおい小説が好きで(今はBLって言ってますけど)、やっぱり表紙とか、中の絵とかスゴくて買うときに躊躇するときがあります!
別に悪いことしているわけじゃないのに、周りの目が気になったり・・・。
ゲイ雑誌って見たことありませんが、この雑誌なら普通に店頭にあっても手に取り易いし、買い易そうですね。 内容も楽しみにしてます(笑)

いいですねぇ~、自分も近くの本屋をいろいろ漁ってみたいと思います~
でも、ノンケの人が思わずゲイ雑誌だと分かってなくて、それを立ち読みして顔を赤らめてる姿を想像すると面白いですよね(爆)
そういう意味ではノンケの人がかわいそうですね(笑)
朗報ありがとうございますた~

お久しぶりです。時間のあるうちに訪問再開してます。来年になると試験までは忙しくなりそうなので。
それにしても・・・ごく普通の雑誌に見えてしまいます。これなら一般の人も買いやすい?ちょっと見てみたい気もしますが・・・表紙だけで中身は全開!!なんですか?

まだ、読んでないのですが、盛り上がるといいですね。

へぇ~、こうゆう雑誌が一般の書店に置かれているんですね。
ちょっと帰りにでものぞいてみようかな。

どうもです!
普通の雑誌ですよね!
心置きなく、今日買います!
普通の新宿ルミネの本屋で!

●ゆいさん。はじめまして。
近所では売ってましたか?
・・・それにしても、ゆいさんのブログ、はじけてますね~(笑)。

●highlightくん。
ゲイ雑誌を読んだのが「一度だけ」ってのが驚きっ!(笑)。
買うときはかなり勇気必要ですよね。表紙からしてエロエロだから。

●yoriさん。
やおいのことを、今では「BL」って言うんですね~。
僕が中学生の時に流行してて、その当時は男女関係なく読んでましたよ。
かなりエロい描写もありますよね(笑)。
もちろん学校の先生にはバレないようにこっそりと。

●hat-oくん。
この雑誌なら、中学生である hat-oくんにもオススメ。
ちなみに、ゲイじゃない人(ノンケ)が立ち読みしても、あまり抵抗無く
中には買う人もいそうな雰囲気の雑誌です。そこがよい。

● モッさん 忙しいのにありがとう・・・って、僕もかなり忙しかったので
返事遅くなってしまいました。
表紙だけおとなしくて中味は全開!!っていうのも、ありそうでないですねそういえば。
その場合、袋とじにして売れば一般書店でも置けるかも(笑)。

●日刊ゲイ新聞さん。
そうですね。盛り上げるのはわれわれなのかもしれません。

● wika さん。情報ありがとうございます。
中国の国内では同性愛を扱った映画は上映できないのですか。
なるほど。
「楊祐寧」さんが新人賞を受賞した「十七歳の天空」も台湾映画なんですね。
中国の同性愛者にとっては、ストレスの溜まる環境ですね・・・。

● cafenoirさん。
大手書店にしかないのかもしれませんので、お気をつけください。

●LARKさん。
新宿ルミネには、ありました?

ありましたよ!
普通の雑誌のコーナー上段に平で並べてあって・・・。
逆に気づきませんでした・・・。
そういえば、この雑誌、特別版で定期刊行ではないようなのが残念ですね!

● LARK さん。
新宿ルミネではそういう扱いでしたか。
目立ちすぎて逆に気付かなかったわけですね(笑)。
まだ定期化が決定していないということは、今回と次回の売り上げ次第という
ことなのでしょうね。積極的に応援したいと僕は思っています。

お久しぶりです・・・と覚えていらっしゃるかしらん? こちらは相変わらず彼と付き合ってます(?)山あり、谷ありですけどね。
「YES」気になる本ですね。大手でしか買えないとのことで、この辺の田舎じゃ無理かな・・・と思い、amazonで検索してみたら、amazonでも買うことができるようでした。買ってみようかなぁ。

● yoyoさん。おひさしぶりです。
「yes」 はamazonでも買えるんですね。
ネットのおかげで地方も都会も、買い物する時の差がなくなりましたよね。
ぜひ見てみてください。
創刊号ならではの、作った人たちの勢いが感じられる内容ですよ。

TBさせていただきまーす

どこにしようか迷ったんですが(^_^;)

●chobiさん。

TBとリンク、ありがとうございます。記事がいっぱいあってすみませ~ん(笑)。
この記事、今の視点から読み返してみると
当時の嬉しさと興奮ぶりが蘇ってきますね~(笑)。
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