パフ★シネマ031●子どもを預かる。

前回の上映の時もそうだったのですが、こうして貴重なテープをお借りする時には、まるで作家が育てた「お子さん」を預かるような心境になり、気持ちが引き締まります。たった40分の映像を生み出すのに、どれだけ足を使ってどれだけ現実と格闘し、どれだけ見返して悩んだのか。その時間の堆積や「思い」の集積を、こうしてお預かりするわけです。
10年前の山上さんが、イトー・ターリさんにカメラを向けて記録する日々の中で何を得ようとしていたのか。そこに「わかりやすい答え」なんてものは決して出るものではないけれど、今でも山上さんが自身のテーマを見失わずに表現し続けているという足跡そのものが、一つの応えなのでしょう。
9日(土)のパフ★シネマの上映の後、パフスペースでは新年会が開かれるのですが、山上さんはいらしてくださるそうです。再び『ディア ターリ』を観ることで、今度は何を思い、何を山上さんやターリさんと語りたくなるのか。今から楽しみです。→FC2 同性愛 Blog Ranking
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