父親が『ハッシュ!』を観たらしい。しかし・・・

「『ハッシュ!』という映画をみたよ。お父さんが図書館から借りてきた。お父さんは、気持ち悪い、わけ分からんと言って、居眠りしてた。私はずっとみた。お前の生活を想像してみたよ。」
★橋口亮輔『ハッシュ!』 [DVD]
・・・『ハッシュ!』が何を描いている映画なのか知らずに図書館で借りたんだろうかというツッコミをまず父親に入れたくなりますが・・・ということは、ビデオを見ながら気付いたんでしょうかねぇ「ゲイが当たり前の存在」として出てくる映画なのだということを。
そうだとしたらおもしろ~い!!混乱するんだろうねぇ~、そういう場合って(苦笑)。「気持ち悪い、わけ分からん」という反応に対して「カチン」と来ないわけではないけれど、そういう僕だって少なくとも7年前までは、そういう反応を(対外的には)していただろう人間ですから他人のことを責める資格などありません。
このメールから推測できることはいくつかありまして。まず、父親は息子がゲイだということを「微塵も想像したことがない」のかもしれないということ。
あるいは、「その事実を受け入れなければならないこと」を薄々感じつつも、感覚的な部分がそれを避けており、複雑な心理的反応を示している段階なのか。
それとも、筋金入りのノンケ男性至上主義者で、心の底から「気持ち悪い」と言っているのか。・・・この可能性、無きにしもあらず。放っておくと女性蔑視発言がポロっと出てくるような人でもありますから。戦中生まれなので世代的に「男」「女」を強固に分けて考える感覚の持ち主でもあるんですよ、うちの父親って。対照的に母親は「フェミ」っぽい思想の持ち主なので、よくぶつかり合ってます。(よく一緒に居るよなぁ、この二人と思うことも多々あります。爆)
更には、こんな可能性もあります。実は父は『ハッシュ!』を母親と一緒に見ることで、母から僕に関する何らかの発言を引き出そうとしたのかもしれないという可能性。だって、いくらなんでも図書館でビデオを借りる時に、ビデオのパッケージ位は見ていることでしょうからね。知ってる上で「知らないふり」をしていたという可能性も無きにしもあらずです。
この場合は、僕がゲイであるということを父は既に承知しており、先日、母と僕が二人で話していた内容もほぼ想像が付いており、「俺にも話せ」と、暗に母に対して要求して起こした行動なのかもしれない・・・。
深読みのしすぎだろうか。でも、その可能性も「ゼロ」では無いんだよなぁ・・・。よ・・・読めない。父親が読めないぃぃ~っ!(爆)。

今年、久々に正月1日の午後から実家に帰省するのですが、その時に鎌かけてみようかなぁ父親に。おそらく今なら家に『ハッシュ!』のビデオが転がってるんだろうから、「これな~に?どんな映画?」って父に対して聴いてみようかなぁと。僕に対してどう説明するのかによって、いろんなことが読み取れる可能性があって面白そう。
そんなことを企んでもみるのですが、まぁまずは母親に『ハッシュ!』を観て感じたことを聴いてみてからにしようかと思ってます。 →FC2 同性愛 Blog Ranking
★『映画監督・橋口亮輔 自主映画。』 [DVD]
★橋口亮輔『ハッシュ!』 [DVD]
スポンサーサイト
コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
トラックバック
この記事のトラックバックURL
⇒ http://akaboshi07.blog44.fc2.com/tb.php/1997-cbaec2b2
この記事へのトラックバック